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- 車体の下にこの程度の高さが必要です
- 交換作業は前輪の後から車体下に潜り込んでの作業となりますので、車体全体をジャッキアップした方が便利です。
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- 作業の前にオイルフィラー・キャップを外し、エンジン下部のオイルパンのドレイン・プラグ(赤矢印)を外してオイルを完全に抜いておきます。
- ドレイン・プラグは21mmのメガネレンチで外すことが出来ます。ネジ頭が薄く舐め易いので、しっかり嵌めてハンマーで叩き一気に緩めると楽です。
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- オイルフィルター(青)は、外したら青矢印のルートで取出すことが出来ますが、排気管取りつけ具合により出ない場合があります。
- この時は排気管支持ステー(B)のボルト(赤矢印)を取外して、排気管を左(黄矢印方向)にずらします。Cのステ-支持ゴムが切れていてそのまま動く場合も多いです。
- 思いきって排気管支持ステー自体を外すほうがあとの作業が格段に楽なのでお薦めします。
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- 支持ゴムは古い車ではエンジン振動でほとんど切れています。(左写真)
- 新西武で対策部品が安価で用意されてます。(右写真)
品番 4079 品名 マフラー・インシュレーター
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- 支持ゴムは写真の様にサブフレームに付いていますが、切れた場合は上左写真の左の様になり、六角のフランジが薄いのでレンチ類では外せません。マイナスドライバの先で縁を緩む方向に叩いて外します。
- 支持ゴムが切れていない場合には上部のナットを緩めるだけで、U溝により排気管支持ステーは簡単に外れます。
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- オイルフィルターは排気管支持ステーを外すとこの様に簡単にアクセス出来、取出しスペースも充分となります。
- 排気管が冷えていない場合には火傷をする場合もありますので、走行直後にリフトで作業する時は注意が必要です。
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- オイルフィルターを緩めるには一般のフィルターレンチでも支障ありませんが作業しにくい場所なので、写真の様なソケットレンチに装着可能なフリーサイズの専用工具があると便利です。
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- オイルフィルターをレンチで少し緩めますが、オイルが漏れず且つオイルフィルターが手で回せるところで一旦止めるのがコツです。
- オイルフィルターの下のフレキシブル排気管の上にはオイルが多少漏れても良いようにウェースを敷いておきます。
作業終了後、このウェースを置き忘れると火災の原因となりますので注意して下さい。
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- オイルフィルターが緩んだら、外す時にオイルが漏れるので、りんごの袋かけの要領で根元のオイルフィルター・ハウジングまで覆うようにポリエチ袋を被せます。袋は柔らかいほうが上手くいきます。
- 袋ごとオイルフィルタを回して外しますが、オイルフィルターがハウジングから外れる時はオイルがこぼれない様に慎重にまわします。
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- フィルターが外れたら袋の先をしぼめる様にしますが、写真の量の結構なオイルが出るのとフィルターもオイルで重いので、袋が破れないように注意して下さい。
- 注意しながらサブフレームの隙間から袋ごとフィルターを引き出します。
- 排気管支持ステーと支持ゴムをつけたまま作業をすると、袋を引掛けて破る場合があるので注意して下さい。
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- フィルターを外した後のハウジングですが、結構汚れていますので綺麗にします。
- フィルターを取出す際、注意してもこの程度は回りにオイルが付着してしまいますが、後でひどく臭ったり白煙を上げるようなことはありません。
- 新品のフィルターのゴムシール部とネジ部にオイルを塗り再装着しますが、工具は使わず手で力一杯締付るだけにします。
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- 排気管支持ステーは支持ゴムが切れると右写真の様に変形してしまいます。
左写真の様に正規の形状に直します。
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- 支持ゴムをサブフレームに固定してから排気管支持ステーを仮止めし、排気管に排気管支持ステーをボルトで固定した後で、位置を調整して本締めします。
- オイルパンにドレインプラグを再装着しますが、プラグの銅ワッシャ−は新品にするか、古いものを台所のレンジで焼きなまして再使用します。
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