7.北方領土問題に対する、ソ連・ロシアの説明 (ロシアの主張)
7.1
クナシリ島ユジノクリリスク(旧、古釜布)郷土史博物館の、日本語パンフレットの説明
北方四島にはロシア人が居住している。日本の領土要求は、彼らにとっては、安住の地からの追い出しに他ならない。このため、千島列島を含むサハリン州では、日本の領土要求に対する反発が強い。これは、クナシリ島に置かれた日本語パンフレット。ロシア中央で作られたものではない。
7.2
サハリン州発行の、日本語パンフレット
北方四島はロシア連邦・サハリン州に所属している。
2006年6月、サハリン州政府は、小冊子「露日関係におけるクリル列島」(ロシア語版)を100部発行し、日本と関係が有る企業や民間団体に配布した。2007年6月、増補改訂版をロシア語で500部発行した。同時に、日本語版200部も発行した(表紙込み23ページ)。
7.3
代表的な返還不要論
7.4
ソ連側から見た、北方領土問題の分析
![]() |
サハリン州の旗 北方領土はサハリン州に含まれます |
日本政府の「北方領土」返還要求は四島返還論です。さらに、北方領土問題を解決して平和条約を締結し、それ以後は領土要求をしないことを主張しています。ソ連・ロシアから見た場合、最も譲歩しても「四島返還」で良いわけです。このため、四島返還を超えた返還論を主張する人は、おそらく存在しません。
多くのロシア人は、日本との領土問題の存在を知らないし、関心ありません。
詳しい北方領土問題の話の先頭ページへ 北方領土問題の先頭ページへ