ライオネル #152

1910年代から20年代後半までは、鉄道模型・玩具の世界は「Sシリーズ」の時代であった、と言っても過言でないほどこのデザインは多用された。前から見ても横からみても凸型に見える、今日的な見方をすればゲテモノともとれる、キカイそのものの武骨なデザインが、当時の人が見れば、来るべき電気万能の時代を予感させる、未来的なスタイルに写ったのかも知れない。(わが国でも関電機や朝日屋が類似の電関を発売している。)当時は自動逆転器が開発されていなかったので、手動逆転スイッチが標準装備だったが、本製品はアウトフィット(トレインセット)向けの略式な製品で、一方にしか進まない。

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