最近でこそ減ったが、かっては小学生の生活圏(遊びのテリトリー)に「お地蔵さん」は必ずいましたので、最も身近な仏さまです。道端やお寺などです。
「六地蔵」と言う地名が全国にあります。人間は亡くなると極楽や地獄に逝くと言います。先ず、地獄にいって生前の罪を償ってから極楽に向かいます。地獄の入り口では、あの怖い閻魔大王が、罪の深さを判断して、刑場を指定します。その刑場が六つ(六道)あり、夫々の刑場には、説法・救済してくれるお地蔵さまや観音さまがおります。墓地や火葬場の近くに六地蔵があった意味がなんとなくわかりせんか。
像容は左手は宝珠を持つことが多いが、右手は錫杖、経巻、経箱、施無畏の印など六地蔵ごとに違います。五七日を司る仏さまです。 |