「EF15」といえば「EF57」なき後を継ぐデッキ付き機関車でしたが、当時はわんさかといましたし、貨物用でデッキも短いので、遠く「EF57」の魅力には及びませんでした。しかしなじみの点では一番思い出深く、年を追うごとに廃車が進み、思いのほか早く引退の時期が迫ってきました。[高二]に残った165・200号機の2両が吾妻線用に残されましたが、嬉しいことにここには団体が入るとこの旧型電機が索引してくれるのでありました。特にこのシナサロの入線は2往復実現したのですが、1日は雪景色の中を、もう1日は晴天下のもとをと、我々を狂喜させてくれたのであります。その後[高二]ではこの2両の「EF15」の重連でさよなら列車を運転し、関東から「EF15」は姿を消していったのでありました。今でも[高二]の片隅に「EF15」の姿が見られますが、いつかまた復活してほしいものです。