「ED16」も立川機関区に全機いたので「EF57」と同様、地元のくるまという感じが強いカマでした。青梅線の奥多摩より南武線を経由して浜川崎などの工業地帯まで顔を出していたのですから、なかなか守備範囲が広く古典機の中では長生きしてくれたおかげで撮影することが出来ました。私はいけませんでしたが、深夜の奥多摩駅での3〜4台並びが有名で、撮った人の写真を見ながら「車があればと・・・」ため息をついたものです。4号機が最後まで窓枠原型で、スノープロー付きのカマが確か14号機だったでしょうか。「ED16」も中央本線での初の客車索引というふれ込みの日本テレビのキャンペーン列車と国鉄のさよなら列車で引退し、なかなか華々しく散っていきました。上の桜の撮影名所は今も健在で、今年はこの青梅線の貨物が無くなるということで、「EF64」の貨物との組み合わせを撮るためにものすごい人出であったそうです。