Fの足跡69(Chap2501~2550)


 
Chap2550(烈風烈火編351):Vinyl Umbrella
2022/3/21 51347歩(累計46308018歩)
  篠川橋を渡って、愛媛県へ。高知県を歩き抜けるのに、13日かかった。徳島県が8日だから、高知県の方がだいぶ長い。愛媛県も細長県だから、長い旅路になりそうだな。
  今日の宿は、針木ふれあい広場の東屋ベンチ。夜から雨が降り始め、微妙に雨粒が吹き込んだので、ビニール傘でガードした。この傘は、歩いているときに通行人から「これから雨降るけん、これ使うて」とお接待されたもの。「荷物が増える~。要らね~」と思いつつ、わざわざ車を止めて身を乗り出して差し出されたので、断りきれずにもらっておいた。予想外の形で、役に立ったよ。
 
Chap2549(烈風烈火編350):Entertaining
2022/3/20 41452歩(累計46256671歩)
  宿毛市街の先は、一本松まで宿泊施設がない。かといって、スマホの充電をしなければならないから、2日連続での野宿は厳しい。というわけで、今日はわりと楽な行程。久々の札所を打ったら、あとは地元のおばちゃんたちと立ち話をする余裕がある。本当は毎日このくらいで止めた方が楽しめるんだけど、それだと日数がかかりすぎる。難しいところだ。
  地元の人々と話していると、頻繁にお接待を受ける。道の駅すくもでは手作りの巾着袋を、旅館に向かう途中で立ち寄った個人経営の食料品店では大きな文旦をいただいた。固い皮に、包丁まで入れてくれた。ありがたや、ありがたや。
 
Chap2548(烈風烈火編349):Unwritten Rules
2022/3/19 59270歩(累計46215219歩)
  38番金剛福寺から39番延光寺までがまた長く、約70kmある。今日も、札所なしだ。38番→39番のルートは、大月回りと三原回りのふたつがある。三原回りの方が短いのだが、大月回りルートには未踏の道の駅が2つあることから、こちらを選択。竜串の奇岩を眺めて心を躍らせつつ、のんびりと。予想以上に歩数が多くなり、終盤はちょっと疲れたけど。
  大月回りを選択した場合、途中の月山神社を参拝するのが不文律になっているそうで、それもこなした。途中にはあまり整備がよくない山道が待ち受けていたが、地元の小学生たちに励まされ、どうにかクリア。こういうのも、結構力になる。
 
Chap2547(烈風烈火編348):No Scuffing
2022/3/17 44599歩(累計46155949歩)
  四国最南端の足摺岬に到達。そしてそのすぐ近くにある金剛福寺が、久々の札所。土佐清水市街にあるホテルに連泊して、余計な荷物をホテルに置いての歩行なので、今日は軽快だ。弘法大師が足を摺りながらようやくたどり着いたという逸話から命名された、足摺岬。しかし、私にとってはいとも簡単にたどり着ける楽な道のりだった。もちろん、突端の灯台まで行ってきたよ。
  さて、明日は大雨の予報だ。ホテルの連泊をもう一日伸ばして、明日は一歩も動かないことにしてしまおうかな。ヘタに雨の中を歩くと、後始末が大変なのでね。
 
Chap2546(烈風烈火編347):Through The Beach
2022/3/16 54007歩(累計46111350歩)
  今日は、四万十川を渡って、さらに海岸の砂浜歩行コースがある日。なかなか印象深い遍路道だった。特に大岐の浜の砂浜歩行コースは、1200kmに及ぶ遍路道中ここだけ。靴に砂が入るのも構わず、めいっぱい楽しんだ。砂浜にはいくつもの足跡が刻まれていたが、この日ここを通った歩き遍路は2人だけだね。他の足跡は、サーファーだ。なぜ分かるのか。それは、歩き遍路の足跡には靴跡だけでなく金剛杖を突いた跡もあるから。
  砂浜を歩き終えた先には、ちょっとした崖登りが待っていた。変化に富んでいて、ぜひ歩きたい楽しい遍路道だ。
 
Chap2545(烈風烈火編346):Hunger
2022/3/15 51350歩(累計46057343歩)
  朝一番で37番岩本寺を打ったら、その先は約80kmにわたって札所なし。最長の札所なし区間に突入する。多くの遍路はこういうのを嫌がるが、私はほかにも巡るものがいろいろあるので、結構楽しい。地元の人々や他の遍路との交流も結構あったことだし、退屈することなく歩き通せた。
  僻地を歩くときには、食事の確保も大変だ。道の駅「なぶら土佐佐賀」が休館日だったこともあり、極度の空腹を抱えての歩行になった。有井川駅近くで見つけたたこ焼き店が、女神のようにさえ思えた。食べるのに夢中になるあまり、半分食べ進めるまで写真を撮り忘れたことに気づかなかった。
 
Chap2544(烈風烈火編345):Crossing The Pass
2022/3/14 50290歩(累計46005993歩)
  高知県内は、比較的平坦な遍路道(それでも毎日ちょっとした山登りはあるが)。そんな中、今日は高知県西部の最大難所・七子峠を越えた。難所といっても、標高差は200mほど。数字の上では大したことないのだが、終盤の階段がどえらい急で、一気に足を消耗してしまう。前回までと違って今回は野宿道具一式を背負っているから、なおのこときつく感じた。こんなことで、この先の山エリアは大丈夫だろうか。それでも、てっぺんからの眺望に、疲れが吹き飛んだ。
  おまけ写真。遍路道は、不案内な箇所も多い。ある程度はしょうがないとしても、こういうのはやめてほしい。
 
Chap2543(烈風烈火編344):Goat
2022/3/13 63071歩(累計45955703歩)
  34番札所・種間寺の最寄バス停、春野公民館前から歩き遍路の再開。初日からいきなり60000歩超えというハードな行程になった。もう少し手前の遍路小屋で野宿するつもりだったのだが、先客がいて通過せざるを得ず、夜な夜な桜川団地公園まで足を延ばした。遍路道には東屋ベンチがたくさんあるけれど、野宿での利用者も多い。こういう事態も想定しておかなければならない。候補地は複数考えておかないと。
  写真を2枚。その1:高知市西部から土佐市あたりでは、家畜としてヤギを飼育している家が多いようだ。種間寺付近でも、塚地峠付近でも見かけた。
 
Chap2542:Re:System Update
2022/3/10 12346歩(累計45892632歩)
  確定申告書類を提出しに板橋税務署へ行き、そのまま漫歩。これで、ひとまず東京でやらなければならないことには区切りがついた。では、明日から四国行きかな。1日休んでからにする手もあるけれど、勢いがあるうちに行っておかないと億劫になってしまいそうな気がする。
  そうそう、スマホのカメラアプリは、どうにか復旧できた。システム更新を手動でやり直してみたら、復活した。どうも、自動更新が何らかの障害に阻まれて未完了のまま止まっていたようだ。すべてのアプリの正常動作を確認したわけではないけど、頻繁に使うものは大丈夫。ひと安心だ。
 
Chap2541:System Update
2022/3/9 17008歩(累計45880286歩)
  歩いている途中で「箱根山通り」という道を通り、「東京にも箱根があるのかぁ」と思って写真を撮った。しかし、その後でスマホのシステム更新が強制的に実行された結果、今日撮ったぶんの写真データが開けなくなってしまった。だから、今日は写真ナシで。
  というかそれ以前に、カメラアプリが起動しなくなった。いやぁ、これはまずいぞ。歩き遍路は荷物軽量化の狙いからカメラは持参せずスマホ写真だけで対応することとしている。カメラアプリが使えないと一大事だ。今日明日中には、なんとか復旧させないと。余計な雑務が増えたなぁ。
 
Chap2540:Insistently
2022/3/7 13802歩(累計45863278歩)
  未食駅そばを食べ潰す……つもりではなかったのだが、新宿駅で偶然未食駅そばを見つけた。当然、見つけたからには喜んで実食。そのついでにちょっと見て回ったら、新宿駅内外の駅そば情勢が結構劇的に変化していて、確認のために駅構内や周辺をあっちに行ったりこっちに行ったり。その結果、ルートのわりには歩数がだいぶ多めになった。ストレートに歩けば、12000歩くらいのコースだからね。ま、多いぶんにはいいか。
  今日の写真。別に間違っていはいないんだけど、皆まで書くとちょっとくどい(新宿区下落合2丁目)。
 
Chap2539:Mosaic Photograph
2022/3/5 13206歩(累計45849476歩)
  細かい仕事をひとつと、確定申告。これだけ終えたら、すぐにまた四国へ発つ。次回はなるべく長い日程を割きたいので、1日でも早く出発したい。今日は、次回旅で必要になるものの買い出しに出かけた。これでだいたい揃ったはずなんだけど、いざ準備を始めるとまた足りないものに気づくものなんだよなぁ。そうそう、青春18きっぷも買っておかないと。
  写真を1枚。ずいぶん汚い写真だなと思ったら、小さい写真をドット絵のように貼った、いわばモザイク写真だった(新桜台駅付近)。これはなかなかインパクトあるなぁ。少なくとも、一瞬は見入ってしまう。
 
Chap2538:Floatee
2022/3/4 21356歩(累計45836270歩)
  未食駅そば食べ潰しで、八潮へ。昨年に一度トライしたものの、コロナ臨休で食べられず。今回もマンボウ期間中だから怪しいと思っていたのだが、首尾よく実食成功。緊急事態宣言とマンボウとでは、飲食店の日中対応がだいぶ違う。ここで差をつける意味もよく分からないんだけど。
  今日の写真。八潮駅の手前で、「うまい棒」でお馴染みのやおきん八潮営業本部(工場)を発見。10円菓子(ほかにもいろいろ作っているだろうけど)で、よくもまぁこれほど立派な工場が建ったものだ。というか、40年間値上げせず10円で売り続けているってのもすごい。
 
Chap2537:Lump On My Eyes
2022/3/3 17622歩(累計45814914歩)
  確定申告絡みの用事で板橋税務署へ行き、そのまま歩いた。目下、特に急ぎの仕事は抱えていない状態なので、確定申告さえなければもうちょっと四国の歩き遍路を続けていられたんだがなぁ。毎年のことながら、目の上のたんこぶだ。やればいくらかでも還付があるから渋々やるけれども、面倒なことこの上ない。どうにかならんものか。誰か代わりにやってくれないかな。
  写真を1枚。千石駅付近のたこ焼き店。この立地で、どうやってドライブスルーしろというのだろうか。まさか、自転車とか言わないだろうな。
 
Chap2536(烈風烈火編343):Ferryboat
2022/2/27 39003歩(累計45797292歩)
  今夜の夜行バスで東京に帰るので、あまり高知駅から離れたくない。なので、時間的にはまだ少し余裕があったのだけれど、春野公民館前までで止めておいた。
  今日も、小山を2つ登った。32番の禅師峰寺では、遍路道が2本に分かれていて、どうも私はマイナーな方を進んでしまった様子。結果、荒れ放題の山道を登る羽目に。ここで時間をとられたせいで、1時間に1本しかない県営渡船を1本遅らせることになった。痛いタイムロスだ。
  その県営渡船は、無料で乗れる。真四角な形の小船での、5分ほどの船旅。良い気分転換になる。
 
Chap2535(烈風烈火編342):Beyond Expectations
2022/2/26 47223歩(累計45758289歩)
  今日は平坦な道ばかりかな~と油断していたら、28番大日寺もちょっとした小山の上だった。なんだかんだで、毎日山登りが発生するなぁ。ちょっと計算外だった部分だ。平地歩行には耐性がある私だが、山歩きはそんなにしょっちゅうやっていないので、あまり得意ではない。前腿が筋肉痛になって、足が上がらなくなってしまう。それでも、どうにか高知市まで到達できた。これで、1/3くらいか。
  今日の写真。30番善楽寺では、参拝記念を兼ねてポケットティッシュのお接待をいただいた。こういうちょっとしたことが、結構嬉しかったりする。
 
Chap2534(烈風烈火編341):Pit Viper
2022/2/25 46704歩(累計45711066歩)
  27番札所の神峯寺は、“まったて”と呼ばれる難所。400m少々の山登りなのだが、クロスカントリーの山道と舗装道路の急坂の繰り返しで、特に舗装道路の方がきつい。ここで足を消耗しすぎると、後の行程がガクッとペースダウンしてしまう。山道では、マムシに注意。でも、この手の立札はもう見飽きた。遍路道では、野生動物には常に注意が必要だから。
  おまけ写真。道の駅大山で、大山ナスバーガーをいただく。ご当地バーガーも、見かけたらもれなく食べている。これも、いつか一冊にまとめたいな。次作以降の企画も視野に入れつつの歩き遍路なのだ。
 
Chap2533(烈風烈火編340):Temptation
2022/2/24 53525歩(累計45664362歩)
  室戸岬を回って、半島の西海岸へ。こちら側は比較的開けていて、人口も多い。室戸岬灯台から眺める太平洋も、心なしか明るいように感じた。食料品店や飲食店、そして札所も頻繁にあるし、なんだか安心。1日で2~3か所くらい札所を回るのがちょうどいいね。逆に、私を誘惑する施設が多くなってくるから、しょっちゅうピットインしてペースが乱れそうで怖い。まだまだ旅は序盤戦だから、あまりゆっくりしている場合ではないのだ。
  おまけ写真。遍路道にある公衆トイレは、ピクトグラムも遍路仕様(羽根岬付近)。
 
Chap2532(烈風烈火編339):Food Shortage
2022/2/23 53982歩(累計45610837歩)
  甲浦から先は、鉄道が走っていない区間。各駅探訪がなくなるぶん、さすがに少々退屈になる。道の駅もないし、そもそも大きな集落がない。ホテル明星を予約した際にも、「食料は佐喜浜で買わないと、その先にはもう何も店がないよ」と言われた。夜と翌朝のぶんの食糧を抱えて約20km歩くのは、いっそうしんどい。
  今日も、写真を2枚。その1:東日本大震災以降に建てられたものであろう、津波避難タワー(甲浦駅付近)。集落ごとに、この手のタワーがある。その2:全国各地にある夫婦岩だが、室戸の夫婦岩はちょっと細身。一般的には、もっとずんぐりしているものが多いように思う。
 
Chap2531(烈風烈火編338):Be Vigilant
2022/2/22 47539歩(累計45556855歩)
  23番薬王寺から24番最御崎寺までは、約75kmも空いている。まるまる2日間、札所なしで歩くのみ。ここが、焼山寺に次ぐ挫折ポイントと言われる。しかし私の場合には、札所だけでなく鉄道駅や道の駅、うどん屋などいろいろ巡っているので、飽きることはない。“難所”を、難なく通過だ。
  写真を2枚。その1:鬼ヶ岩屋付近では、野生のサルをたびたび目撃。ただ、警戒心が強くすぐ逃げてしまうから、写真はうまく撮れなかった。その2:野宿派遍路泣かせの貼り紙(牟岐駅付近)。街なかにある休憩所には、たいていこの種の貼り紙が出ている。泊まるなら、街はずれで。
 
Chap2530(烈風烈火編337):Off Road
2022/2/21 39474歩(累計45509316歩)
  今日からしばらくは、海沿いの道を歩く。それなのに、なんだかんだで毎日山登りがある。海岸近くとはいえ、街と街の間には峠がある(写真は木岐・日和佐間の山座峠)し、札所の多くは山の上や中腹にある。平地の遍路道でも、古道が残っている区間は悪路が多い。オフロードが苦手な人は、歩き遍路には向かないな。クロスカントリーが好きな人の方が向いていそうだ。
  おまけ写真。日和佐は、ウミガメの産卵地であると同時に、夏場にはアブラガニが大量発生することでも有名、群れが道路を横断する様は、クリスマス島のようなのだそうだ。
 
Chap2529(烈風烈火編336):Lingering Snow
2022/2/20 49007歩(累計45469842歩)
  雪が溶けるのを待って、改めて山登りステージにチャレンジ……のはずだったのに、結局山頂付近は今日も雪だった。それでも、積もるほどの降り方ではなかったし、残雪もわずかだったので、歩くのに支障をきたすほどではなかった。下るときに転ぶこともなかった。鶴林寺・太龍寺と山の上にある札所を続けて訪問し、これでいったん山ステージは終了。この先は、少し楽な遍路道になる……だろう。
  おまけ写真。太龍寺には、珍しく名入りのおみくじがあったので、引いてみた。でも、結果は。相変わらず大吉も凶も引けない、つまらない男だ。
 
Chap2528:Idling
2022/2/18 10366歩(累計45420835歩)
  明日から今月いっぱいまで、やや長めの取材旅行。旅先では、ひたすら歩き続けるような形になる。1日あたり4~50000歩くらいになるだろう。そのための足慣らしとして、とりあえず10000歩を。本当はもうちょっとアイドリングをしてからスタートしたいところだが、歩き始めが18時になってしまったので致し方ない。天気予報も怪しかったし、歩けただけでもよかったほうだと考えよう。
  夜間漫歩でこれといった写真がないので、板橋本町「そば谷」で食べたむじなそばでも。改めて、たぬきそばの最強っぷりを確認できた一杯だった。
 
Chap2527:Insignificant
2022/2/16 18775歩(累計45410469歩)
  小雨がそぼ降るなか、傘もささずに3時間の夜間漫歩。はぁ、何をやっているんだろうね。こうでもしないと漫歩時間を確保できないのが現状ではあるのだけれど、時々ものすごくバカバカしいことをやっているような気分に苛まれる。それも、今週まで。来週から、正確には今週末から、ようやく身も心も解放される。たっぷり歩けるようになるぞぉ。
  今日の写真。赤羽駅東口のイルミネーション。一昨年には毎晩見ていたはずなのに、「こんなに賑やかだったっけ?」と思ってしまった。コロナまん防のせいで街のネオンが控えめだったから、ことさら目立っていたのかもしれない。
 
Chap2526:Policy Change
2022/2/12 21341歩(累計45391694歩)
  本当は横浜方面へ行きたかったのだけれど、家を出るのが昼過ぎになり、心当たりのある未食駅そばの営業時間に間に合うかどうか微妙になってしまったので、方針転換。亀有の未食駅そばはチェーン店で夜までやっているから、こちらへ。ランチタイムしか営業しない店は、なかなか訪問できない。既食店の再リサーチもなかなか進まない。
  今日の写真。一瞬、「肩こり完了しました!」と読んで、「よかったね」と思ってしまった(綾瀬駅付近)。ワクチンは3回目接種が始まっているけど、まだ1回目を打っていない人はこの先見捨てられてしまうんだろうか?
 
Chap2525:Snowpack
2022/2/11 14574歩(累計45370353歩)
  なにはともあれ、雪がたいしたことなくてよかった。昨日の昼間は結構強く降っていたので心配していたのだけれど、朝からの降りはじめで、しかも最初は雨だったこともあって、あまり積もらなかった。今日の午後には、街なかにはほとんど残っていなかった。道路の隅に集めた雪が少々残っていたのと、公園(写真は東武練馬駅付近)などあまり人が入らない場所にうっすらと残っていた程度だ。
  日曜から月曜にかけて、また天気予報に雪マークが出ている。こちらも、電車が遅れない(せめて、止まらない)レベルで済んでくれることを祈りたい。
 
Chap2524:Black Magic
2022/2/6 17322歩(累計45355779歩)
  大方の予想どおり仕事がなかなか片付かず、自宅を出るのが14時になってしまった。20000歩も、未食駅そば食べ潰しも、諦めた。自宅発の漫歩で、小ぢんまりと。それでも、歩けただけよかった。今週の平日は、たぶん1回も歩けないと思うのでね。次は、週末の三連休まで我慢だ。
  今日の写真。一瞬、黒魔術か何かの儀式かと思い、ゾッとした(豊島区池袋4丁目)。要は、スズメだかオナガだか分からないけど、鳥の餌なのね。木の枝に刺しているのは、なるべく自然に近い状態で食べさせようという配慮か。心優しい人なのかもしれない。
 
Chap2523:Hindrance
2022/2/5 21624歩(累計45338457歩)
  どうにか20000歩を確保できた。また急な仕事が割って入って、明日は歩数を伸ばせなくなってしまったので、今日は少しムキにになって。まぁ、仕事があるのはありがたい話なのだけれど、夜にメールで「明日の朝までに」とかいう依頼が入るのは、心臓によくない。フリーで生きていくためには、こういうのも拾わないといけないんだけど。
  写真を1枚。めじろ台駅前のバス停。一般と学生とで、待機列が別れている。こういう整列乗車はあまり見ないような気がするのだが、よくあるのかな。学生が邪魔者扱いされているみたいで、なんだかかわいそう。
 
Chap2522:Propping
2022/2/3 15506歩(累計45316833歩)
  急な仕事が割って入った関係で、歩き始めが14時過ぎになってしまった。こうなると、もうあまり歩数を稼ぐ気になれない。陽が短い冬場は、なおさらだ。しょうがない、20000歩超えは日曜までお預けだ。未食駅そばを1軒食べ潰せただけでも、良しとしよう。
  今日の写真。道路を隔てて東西に分断された夢の島公園をつなぐ、かもめ橋。下から見ると、桁に太い鎖が結ばれていた。これって、万が一地震などで桁が外れたときに道路まで落ちないための支えなのだろうか。なんだか、空恐ろしい話のような気がする。
 
Chap2521:Keep On Disciplining
2022/2/1 30635歩(累計45301327歩)
  コロナの状況にもよるが、今月後半に四国遍路の続きをやりたいと考えている。だから、なるべく足を鈍らせたくない。今月前半はどうしても漫歩の頻度が落ちてしまうので、歩ける日には歩数を多めに。今日はちょっとやりすぎた観があるけれど、次回も20000歩くらいは歩きたいな。
  写真を1枚。江戸川区役所って、すごく不便な場所にある。どの駅からも遠く、20分歩いた先にある最寄駅は、葛飾区にある新小岩。葛西あたりの住民は、不便に感じないものなのかな。というか、この辺りを南北に走る都営地下鉄を新設してもいいような気がする。
 
Chap2520:Natural Healing
2022/1/29 19733歩(累計45270692歩)
  3回目の、痔瘻の診察。実は一昨日頃には患部を手で触っても傷口が分からないくらいまで回復していた。だから、ちょっと期待を込めての再診だった。そして、医師から「もう手術は必要ない。診察も今日で終わり」とのお墨付きをいただけた。なんと、自然治癒しないと言われている痔瘻が、自然治癒してしまったのだった。やったぁ、手術費用として捻出しておいた5万円が、浮いた。駅そば100杯、食べようっと。
  写真を1枚。丸の内の行幸地下道は、目下コロナワクチン接種会場となっているため、通行不可。これが地味に不便で、手痛い。他に場所はなかったのかな。
 
Chap2519:Within Expectation
2022/1/26 13408歩(累計45250959歩)
  今日は比較的余力があったので、17:30から漫歩スタート。でもまぁ、このくらいの歩数がせいぜい。ふぅ、覚悟していたとおりに忙しくなり、肉体的にも精神的にも辛い時期に突入している。事前に心の準備をする時間があっただけでも、よかった方かな。明日・明後日は、たぶん歩けない。次に歩けるのは、週末になりそうだ。
  夜間漫歩だけど、写真を1枚確保できた。高田馬場駅近くにある、東京富士大学。その正門前に、富士山をかたどったイルミネーションが施されていた。ちょっと、低いな。ハワイのキラウェア火山みたいな形だ。
 
Chap2518:Sunday Scaries
2022/1/23 23154歩(累計45237551歩)
  ちょっと大げさな言い方になるけど、今日でいったん歩き納め。明日からしばらくの間、あまり歩けなくなる。なので、今日のうちに歩き溜めということで20000歩を超えておいた。特に忙しくなるというか体力を大きく消耗するのが、明日からの一週間。あぁ、憂鬱だなぁ。明日なんてやって来なければいいのに。漫歩終盤には、サザエさん症候群のようになってしまったよ。
  今日の写真。豊島という町名は、豊島区ではなく北区にある。なんでこういうややこしいことになってしまうのか。頼むからやめてほしい。
 
Chap2517:K To C
2022/1/22 25720歩(累計45214397歩)
  今日も25000歩を超えたか~。四国の歩き遍路を始めてから、どうにも“歩き欲”が止まらない。10000歩じゃ、満足できなくなっている。時間さえ許せば、どこまででも歩けそうなムードだ。体調良好、気力充分。というか、早く歩き遍路の続きをやりに行きたいなぁ。2月中旬まではちょっと忙しいんだけど、ひと区切りついたら即行こうかな。
  写真を1枚。KをCに変えるだけで、なんだかそれっぽく感じるから不思議(武蔵新田駅付近)。私はこういう言語センスが好きなのだが、作品内で使うとすぐに編集者の赤字が入ってしまう。いいじゃん、言葉作ったって。
 
Chap2516:Numbed
2022/1/21 13998歩(累計45188677歩)
  仕事で出かけていた関係で、池袋からの歩き始めが16時。歩くか、今日のところは諦めるか。悩ましいところだ。それでも、来週以降はもっと条件が悪くなるから、やっぱり歩くことに。日中はそれなりに陽だまりが暖かったけれど、陽が沈んで空が暗くなるにつれて北風が強くなり、手がかじかむほどの寒さに。私はいったい何をやっているんだろうね。
  ほぼ夜間漫歩ということで、これといった写真がない。途中で食べた板橋本町「そば谷」のコロッケそばでも。この店では、コロッケを2種類(野菜・カレー)用意。今日は、カレーコロッケで。手がかじかむと、そばを食べるのもひと苦労だ。
 
Chap2515:Jamias Vu
2022/1/20 25348歩(累計45174679歩)
  昨日は急遽自宅でやらなければならない作業が発生したので、残念ながら歩けなかった。代わりに今日、25000超えで。来週から我慢の日が続くので、今週はガンガン歩きたい。日曜まで、毎日漫歩したいくらいだ。天気が良ければ、あながちできなくもなさそう。
  今日の写真。学生時代に車でよく通った、多摩大橋。はて、この橋にこんなアーチが架かっていただろうか。それも、片側車線だけ。近くで見たところ、そんなに新しそうではないのだけれど、ちょっと記憶にない。既視感(デジャヴ)とはよく言うけれど、これはその逆。いわば未視感(ジャメヴ)だ。
 
Chap2514:Double Gate
2022/1/18 27220歩(累計45149331歩)
  今日も、歩数が予測よりも多めに出た。ただ、昨日とは違い、理由がわりとはっきりしている。最後の最後で、東京駅構内をかなりウロウロしたからだ。別に迷子になっていたわけではなく、ちょっと仕事上の都合でリサーチが必要だったもので。わざわざ入場券を買って、新幹線改札内までウロついていた。東京駅の新幹線は、東海道方面と東北方面とで別改札になっている。会社が違う(東海道:JR東海、東北:JR東日本)からかな。これがなにげに不便。
  写真を1枚。「安全」だけ黒字なのが気になる(目黒区緑が丘3丁目)。強調したいのなら、普通は赤・黒が逆でしょ。
 
Chap2513:Sore Muscle
2022/1/17 23021歩(累計45122111歩)
  来週からしばらくの間、スケジュール的にあまり歩けなくなる。だから、今週のうちに歩けるだけ歩いておきたい。天気が崩れなければ、今日から3日連続で20000歩超えにしようかな。できるだけ未食駅そばを食べ潰せるルートを歩くのだが、今日に関しては当てが外れた。それにしても、予想していたよりも歩数が多く出た。20000歩を少し超えるくらいに設定したつもりなのだが。四国遍路の筋肉痛がまだ少し残っているためか、歩幅が少し狭くなっていたかもしれない。
  写真を1枚。コロナ禍では、飲める店を探すのもひと苦労(御茶ノ水駅付近)。オミクロン、いい加減にしてくれよ。  
 
Chap2512(烈風烈火編335):Ancient Road
2022/1/15 30505歩(累計45099090歩)
  20番と21番も、山の上。一昨日の雪がまだ残っているだろうと考え、その手前で止めることに。というか、昨日の行程を17番までにした時点で、距離的に考えても今日の山越えは無理。午後イチで19番立江寺を打ったら、列車で徳島市内に戻って、夜行バスの時間までネットカフェでひと眠りだ。
  18番恩山寺は、源義経ゆかりの寺。周辺の遍路道は、「義経グリーンロード」と一部重なり、古道が復元されている。竹林を抜ける途中ですぐ目の前を野生のイノシシが横切り、ドキッとした。幸いにも、こちらには向かってこなかった。古道が復元されている区間では、こういった危険もある。
 
Chap2511(烈風烈火編334):Soft Water
2022/1/14 35587歩(累計45068585歩)
  昨日の雪中登山の影響で、バリバリ筋肉痛。今日は、少し楽な行程にしよう。13番から17番までは距離的に近く、18番が少し離れる。健脚な人は18番まで一気に回るそうだが、私は17番で止める。徳島市内で止め、ネットカフェに宿泊することで宿泊費を安くあげるという狙いもあり。
  今日の写真は、17番井戸寺の手水舎。これでもかとばかりに柄杓がたくさん並んでいる。こうなると、どれを使えばよいのかが分からない。まぁ、どれを使ってもよいのだろうけど。徳島県内ではどの寺もそうだが、手水舎の水がやわらかくて気持ちいい。少し触れただけで分かる、軟水だ。
 
Chap2510(烈風烈火編333):On The Snow
2022/1/13 48376歩(累計45032998歩)
  やって来ました、四国遍路最初の挫折ポイント。12番札所の焼山寺巡拝のための山越えルートだ。しかも、こんな日に限って、大雪に見舞われる。藤井寺から焼山寺まで、4時間~4時間半と見積もっていたが、足元がおぼつかなかったためか5時間を要した。そして、2回転んだ。
  焼山寺の納経所では、「今日歩いて登ってきたのはあなただけ」と言われた。確かに、途中まであった雪上の足跡は、柳水庵の先辺りで途絶えていた(いったん車道に出るところでタクシーを呼んだのだろう)。それでも、私は頑として歩く。そして、境内で踏みしだく新雪に、達成感を覚えるのだ。
 
Chap2509(烈風烈火編332):Sandbank
2022/1/12 38294歩(累計44984622歩)
  12番札所が、山の上。その手前で2日目を終え、3日目に山に入るのがセオリーなのだそうだ。セオリーに縛られるつもりはないが、やっぱり山の手前で2日目の行程を終えることにした。ただ、宿に着くのが早すぎてチェックインできない時間帯だったので、山裾の11番藤井寺まで打っておく。2kmか3kmくらい戻る形になって非効率だけど、しょうがない。
  途中で通るのが、日本一大きな川の中洲・善入寺島。2本の潜水橋で吉野川を渡る、遍路序盤のハイライトだ。渡り終えた先には、野宿OKで水道設備付きの遍路小屋もある。春になったら、こういうところで夜を明かすのも悪くないな。
 
Chap2508(烈風烈火編331):Worship
2022/1/11 30065歩(累計44946328歩)
  遂に始まった、第12弾単行本の取材。同時に始まるのが、四国88カ所霊場巡拝。つまり、歩き遍路。今回の企画は、まずは遍路を完結させないと話にならない。これまでに手掛けたどの単行本よりも過酷で、時間がかかる取材。だいたい1日4~5万歩を目安にしているが、納経所の開設時間や、山越えとの兼ね合いもあり、初日はこんなもんで。
  意外と時間を食うのが、各霊場での参拝。ちゃんと気持ちを入れて行うと、1か所につき30分くらいかかる。今日は6カ所回ったから、参拝だけで3時間。焦れるなぁ。それでも、生まれて初めていただいたご朱印には、格別な感慨が湧く。
 
Chap2507(烈風烈火編330):Pulled By a Cow
2022/1/8 10883歩(累計44916263歩)
  長野駅から目的地の権堂駅まで、往復してもせいぜい5000歩。だから、今日は漫歩を成立させるつもりはなかった。しかし、その前に長野駅構内の8軒の駅そばのリサーチをして回っただけで1500歩に達して、少し欲が出た。時間には余裕があることだし、善光寺まで足を延ばして10000歩に乗せてしまおう。それでもまだ歩数が足りないと見るや、長野駅周辺でちょいと遠回りをして強引に漫歩成立。
  善光寺の仲見世通りでは、長野名物のおやきを買い食い。土曜とあって人出も多かったし、先日の東伏見稲荷よりも初詣っぽい雰囲気を楽しめたのだった。
 
Chap2506:Low Pressure
2022/1/6 12677歩(累計44905380歩)
  予報では、関東平野部の雪は房総方面でちらつく程度。しかし、ふたを開けてみれば埼玉でも大雪だった。関東の雪は、予想が難しい。それはよく分かるのだが、ここまで大きく外れると「わざと外してないか?」と思いたくなる。
  漫歩の序盤、大宮駅付近では、自転車などにうっすらと積もる程度。マッキーの「北風」を口ずさみながら「本当に自転車が凍えてるよ」と楽観ムードだったのだが、浦和駅あたりまで到達する頃には車道にも積もりはじめた。関東に降る雪にしては、水分が少なく、踏みしだくと「キュッ」と音がする雪。こりゃ、明日の朝が大変だなぁ。
 
Chap2505:Duplication
2022/1/5 23431歩(累計44892703歩)
  来週に必要になるものを買い揃えるために、ロヂャース戸田店へ。本当は昨年のうちに済ませておきたかった買い物だが、行けなかったのだからしょうがない。靴下とトレーナーを買い、安く出ていたスニーカーもついでに買っておいた。これで、自宅には未使用のスニーカーが2足。無駄に思えるかもしれないが、おそらく2足とも今年中には履き潰すことになる。そのくらい、消耗が激しいのだ。
  写真を1枚。こういう書き方だと、ムキになってバットを使いたがる輩が出てくる(志村三丁目駅付近)。「ルールを守ってくれてありがとう」的な書き方の方が、効果は高いそうだ。
 
Chap2504:Small Blessing
2022/1/4 21390歩(累計44869272歩)
  行きも帰りも、練馬高野台まで。意図的にそうしたわけではないが、時間との兼ね合いでたまたまそうなった。実家でひたすらダラダラ過ごしたので、ここから少し気を引き締めないと。途中、東伏見稲荷神社に立ち寄り、初詣を済ませる。4日ともなれば結構空いているかなと期待していたのだが、コロナ分散の結果なのか、結構混んでいた。まぁ、ある程度は賑わっていた方が、初詣らしくていいと言えばいい。
  おみくじは、恒例の小吉。たぶん10年以上にわたって、吉・小吉・末吉しか出ていないと思う。いっそ凶の方が話のネタになってくれてありがたいんだけどな。
 
Chap2503:Welcome 2022
2022/1/1 11533歩(累計44847882歩)
  ここ数年、帰省は年が明けてからになっている。元旦に届いた年賀状を取り込んでから帰ろうという考えだ。何年か前に、届いた年賀状がポストから盗まれる(たぶん。単なる不着事故の可能性もある)という事案が2年連続で発生して、それ以来とりあえず元旦のぶんだけでも確認してから帰ることにしているわけだ。帰ってきたときにポストの中が空だったら……と思うと、年内には出られないのだ。
  正月とは無関係の写真を1枚。ラーメンの時点ですでに信じられないのに、鍋物セットの自販機まで出ていた(富士見台駅付近)。3500円の鍋物セットを、自販機で買うかぁ?
 
Chap2502:Good-Bye 2021
2021/12/30 18043歩(累計44836349歩)
  明日は歩かない前提で、2021年を締めくくる漫歩を。今年は結構忙しかったし、なにかと苦しい局面も多かった。それなのに、あまり実入りは多くなかった。それもこれも、コロナのせいなのかなぁ。去年に比べればコロナの影響はだいぶ小さかったはずだが、ここぞという乾坤一擲の勝負をちょいちょい邪魔された。来年は、もう少し良くなるだろうか。
  年末らしい写真を2枚。その1:江戸川橋の立ちそば「山吹」は、暖簾を出しているのに本日休業。これがこの店の年越しスタイルか。その2:靖国神社では、初詣客の受け入れ準備が着々と進められていた。
 
Chap2501:Hey!
2021/12/28 27628歩(累計44818306歩)
  2021年も、残すところあと4日。もうやり残したことはない……と言いたいところだが、ひとつだけあった。それは、お尻のトラブルのせいで長らく達成できていなかった、25000歩超え。年内に1回、やっておこう。というわけで、今日は仕事を放り出して、昼前から漫歩開始。こんなに早くから歩き始めても、25000歩に達する頃にはもう空が暗くなり始めていた。冬場は歩数を伸ばしにくいねぇ。
  写真を1枚。伊藤園といえば、「おーい、お茶」(江東区大島6丁目)。というか、これ以外の商品のイメージがまったく湧かない。あと、何があったっけ?
 


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