Bの轍47(宗谷岬→天塩→名寄→紋別→北見→弟子屈→根室→納沙布岬)

 
2022/10/15 納沙布岬から0.1660km 根室まで24.8340km
北海道根室市
納沙布地区周辺
  10月の納沙布は、「涼しい」を通り越して、寒い。何しろ真夏でも朝夕にはストーブを焚くような地域だから、秋にもなれば東京の人間にとっては真冬のような寒さだ。より北に位置する稚内や網走より、こちらの方がだいぶ寒い。冬になれば稚内の方が寒いだろうけど、夏から秋にかけてはおそらく日本一寒いのが根室なのではないだろうか。晴れていれば北方領土の歯舞諸島が望める場所だけれど、ここは霧に包まれていることが多い。この霧が、夏や秋に気温を下げる要因なのだろうな。
  さて、ここのところだいぶペースが落ちてしまっていることだし、あまりのんびりせずに歩き出そうかな。ここからは、ひたすら東を目指す旅路だ。
 
2022/10/11 根室から16.2506km 納沙布岬まで8.7494km
北海道根室市
豊里地区周辺
  納沙布岬を目前にして、カメさんペースが続く。次回で到達できるだろうか。微妙な距離を残してしまったので、もう1回刻むことになるかも。
 
2022/10/8 根室から9.4382km 納沙布岬まで15.5618km
北海道根室市
牧の内地区周辺
  根室半島の北岸を歩く。根室湾の向こうに、トドワラで有名な野付半島が見える。塩害で消滅が危ぶまれる名勝。今はどうなっているんだろう?
 
2022/10/2 根室から1.9790km 納沙布岬まで23.0210km
北海道根室市
海岸町地区周辺
  ささやかな中心市街地を過ぎ、寂れた漁港のエリアへ。この先は、東へ細長く伸びた根室半島の北岸を歩く。2往復目の往路との重複ルートだが、他にルートがないのだがらやむを得ない。日本最東端の東根室駅をちょっとだけ見て、あとは納沙布岬まで一本道だ。
  というか、東根室駅って、要らなくない? 根室駅から歩いても行けるくらい近いし、ひと続きになった街の中にある。かといって、それほど住宅などが密集しているわけでもなく、近くに重要な施設があるわけでもない。しいて言えば、自衛隊の駐屯地くらいだ。この駅がなくても、根室駅まで歩けば済むような気がする。最東端の称号を持っているから、そう簡単には廃止できないのかな。
 
2022/9/29 根室厚床から28.1536km 根室まで5.3464km
北海道根室市
穂香地区周辺
  やっと、集落が続くエリアに入った。根室市は、広いわりに人口が少なく、荒れ地が延々と続く。この街で生活するのは、なかなか大変だと思う。
 
2022/9/25 根室厚床から21.8122km 根室まで11.6878km
北海道根室市
東梅地区周辺
  風連湖の南岸をかすめるように東へ歩く。途中に、道の駅「スワン44ねむろ」がある。ここが、日本最東端の道の駅。野鳥観察のスポットでもある。
 
2022/9/21 根室厚床から14.4508km 根室まで19.0492km
北海道根室市
酪陽地区周辺
  酪農地帯だけに、酪陽という地名がしっくりくる。本当は根室市ではなく別海町にあった方がいい地名かなという気もするが。
 
2022/9/14 根室厚床から7.9384km 根室まで25.5616km
北海道根室市
湖南地区周辺
  根室市はそんなに広くはないのだが、東西に長い。だいたい、東京都と同じような形で、面積的にも近い。東西に端から端まで歩けば、かなり長い。
 
2022/9/11 根室厚床から1.7254km 根室まで31.7746km
北海道根室市
厚床地区周辺
  JR根室本線の厚床駅前で、国道44号線にぶつかる。ここから納沙布岬までは、2往復目の往路と重複。別ルートを模索しようがないエリアだ。
 
2022/9/10 別海から15.7094km 根室厚床まで6.2906km
北海道根室市
明郷地区周辺
  風連川を越え、根室市に入った。やっと、日本最東端の街にたどり着いた。でも、まだ市街地まで40km近くある。納沙布岬までは60km以上だ。
 
2022/9/8 別海から6.0530km 根室厚床まで15.9470km
北海道別海町
奥行地区周辺
  さけます採卵場の近くに、別海温泉があった。へぇ、こんなだだっ広い酪農地帯にも、温泉が湧くのか。温泉のイメージからはかけ離れた街だ。
 
2022/9/1 標茶虹別から42.0518km 別海まで1.4482km
北海道別海町
別海地区周辺
  ようやく、別海町の中心部に到着。中心部といっても、市街地はほんのささやかなものだ。ここで、国道243号は南へ直角に折れる。
 
2022/8/27 標茶虹別から35.4866km 別海まで8.0134km
北海道別海町
中西別地区周辺
  今度は、雪印の工場が現れた。変わり映えしたことといえば、そのくらい。それ以外は、まったく変わらぬ酪農風景。雄大だけど、ちょっと見飽きた。
 
2022/8/21 標茶虹別から27.7640km 別海まで15.7360km
北海道別海町
中西別地区周辺
  ここのところショボい歩数の漫歩が多いから、全然進まない。別海町は広大な酪農エリアだから、景色が全然変わらない。早く進みたいのだが。
 
2022/8/17 標茶虹別から20.2442km 別海まで23.2558km
北海道別海町
西春別地区周辺
  今度は、森永乳業の工場だ。この周辺には、ささやかな集落がある。乳製品の工場で働く人々が暮らしているのだろうか。小・中学校もある。
 
2022/8/15 標茶虹別から13.9724km 別海まで29.5276km
北海道別海町
西春別駅前西町地区周辺
  明治乳業の大きな工場前を通過。乳製品の工場と牧場以外には何もないようなところだから、大きな工場が余計に目立つ。北海道は広いな。
 
2022/8/12 標茶虹別から5.8544km 別海まで37.6456km
北海道別海町
西春別地区周辺
  別海町は、日本一とも言われる酪農の街。国道243号線沿いには、もはや牧場と牛乳工場しかない。昔は、ここにも鉄道が通っていたんだよなぁ。
 
2022/8/9 弟子屈から16.7388km 標茶虹別まで2.2612km
北海道標茶町
虹別地区周辺
  標茶も、弟子屈と同様にわりと大きな街なのだが、この辺りは完全に“外れ”。荒野と牧場が限りなく広がる。大手乳業メーカーの工場も多い。
 
2022/8/5 弟子屈から9.7032km 標茶虹別まで9.2968km
北海道標茶町
弟子屈地区周辺
  標茶町に入ったと思ったら、地区名が「弟子屈」。東京都北区の「豊島」みたいな感じか。埼玉の葛飾とか、この手のイレコ地名は結構あるもんだ。
 
2022/8/2 弟子屈から1.8426km 標茶虹別17.1574までkm
北海道弟子屈町
朝日地区周辺
  JR釧網線摩周駅の裏手を通過。この辺りが、弟子屈町の中心部。「弟子屈」と聞いてもピンとこなくても、摩周駅だったら「あぁ、あそこか」と思う人が多いのではないだろうか。ちなみに、「弟子屈」は「てしかが」と読む難読地名。「でしくつ」と読んでしまう人が多いだろうか。北海道ならではの当て字地名だ。
  さて、ここから先は、国道243号線でひたすら東を目指す。日本最大級の酪農地帯である別海町を経て、根室を目指す。納沙布岬まで、残り150kmを切った。わりと早いペースでここまで歩けているかな。あと少し、頑張ろう。
 
2022/7/31 美幌美幌峠から22.7232km 弟子屈まで8.7768km
北海道弟子屈町
札友内地区周辺
  屈斜路湖畔には、有名な川湯温泉をはじめ、良質な温泉がたくさんある。個人的にオススメしたいのは、和琴半島の突端にある和琴温泉だ。
 
2022/7/28 美幌美幌峠から11.3862km 弟子屈まで20.1138km
北海道弟子屈町
屈斜路地区周辺
  屈斜路湖の湖畔まで降りてきた。結構大きな湖だね。摩周湖や阿寒湖よりもだいぶ広い。ただし、最大水深は117mで、摩周湖の半分ほどだ。
 
2022/7/25 美幌美幌峠から4.5186km 弟子屈まで26.9814km
北海道弟子屈町
屈斜路地区周辺
  美幌峠を越えると、突然眼下に屈斜路湖の全景が広がった。これは間違いなく絶景。まん中に島がある、太めの三日月のような形状が印象的だ。
 
2022/7/22 美幌から21.0870km 美幌美幌峠まで4.4130km
北海道美幌町
古梅地区周辺
  美幌峠へ通じる登り坂に入った。険しい峠道と言う感じではなく、ほぼ一直線に登っていくイメージ。傾斜がさほど急ではないのだろう。
 
2022/7/21 美幌から12.0384km 美幌美幌峠まで13.4616km
北海道美幌町
豊富地区周辺
  国道243号線で、東へ進む。この先で徐々に高度を上げていき、美幌峠を越える予定。美幌峠は、屈斜路湖を火口とする旧火山の外輪山だ。
 
2022/7/18 美幌から3.5298km 美幌美幌峠まで21.9702km
北海道美幌町
稲美地区周辺
  美幌町の中心部は、意外と言っては失礼だがそこそこ発達していた。JR美幌駅も、なかなか大きい。人口は、一応20000を超えているんだな。
 
2022/7/17 北見から22.7136km 美幌まで7.7864km
北海道美幌町
高野地区周辺
  国道39号線は東寄りに進路を変え、美幌町へ。美幌というと、ジャガイモのイメージが強い。北海道でも、道東エリアが主産地なんだなぁ。
 
2022/7/12 北見から13.7574km 美幌まで16.2426km
北海道北見市
端野町一区地区周辺
  旧端野町のエリアに入った。この辺りはまだ北見市街からひと続きになった街で、結構賑やかだ。この先で、少しずつ長閑な雰囲気に変わっていく。
 
2022/7/8 北見から5.1018km 美幌まで24.8982km
北海道北見市
小泉地区周辺
  北見市の中心市街地というか繁華街は北見駅のすぐ北側に広がっており、なかなか活気に満ちていた。駅前だけ見ると、旭川にもあまり引けを取らないくらいだ。繁華街が駅から少し離れている釧路より、はるかに栄えているように感じる。それなのに、なんだかマイナーな印象が否めない。
  道内の他地域の中核的な都市に比べると、いろいろと「ないもの」があることに気づく。まず、有名な観光スポットがない。旭川の旭山動物園とか、函館の朝市とか、小樽の運河とか。次に、目玉となる産業が思いつかない。釧路の漁業とか、帯広の畜産業とか。ジャガイモが有名だったかなと思って調べてみたが、意外とそうでもない。それよりも、ハッカやハーブの方が有名みたい。マイナージャンルだな。そして、ある程度大きな街には付きもののご当地グルメが思いつかない。旭川のラーメンとか、帯広の豚丼とか、小樽の寿司とか。
  考えてみると、冬季には厳寒に閉ざされ、海にも面していないこの地にこれほど人口が集中しているのは不思議だ。北海道の北東部にも中核的な都市をと、意図的に作られた街なのかな。
 
2022/7/7 北見留辺蘂から17.2588km 北見まで4.7412km
北海道北見市
中央三輪地区周辺
  北見市の市街地に入った。道路が4車線になり、交通量も格段に増す。大規模な商業施設も多く、オホーツクの中核的な街なんだなと実感する。
 
2022/7/6 北見留辺蘂から4.7500km 北見まで17.2500km
北海道北見市
留辺蘂町泉地区周辺
  留辺蘂駅は、なかなか大きな駅だった。合併前にはそこそこ人口の多い街だったし、大雪山や層雲峡の東側の玄関口だから観光客の利用も多い。
 
2022/7/3 遠軽から31.7824km 北見留辺蘂まで2.7176km
北海道北見市
留辺蘂町旭西地区周辺
  JR西留辺蘂駅付近で、国道39号線に合流。交通量が増え、都市部に入ったなぁと実感する。北見市は人口10万を超える、そこそこ大きな街だ。
 
2022/7/2 遠軽から24.0076km 北見留辺蘂まで10.4924km
北海道北見市
留辺蘂町金華地区周辺
  金華峠を越えて、北見市へ。といえども、ここはまだ旧留辺蘂町。合併で東西に長くなった北見市。中心部までは、まだもう少しかかりそうだ。
 
2022/6/29 遠軽から14.8828km 北見留辺蘂まで19.6172km
北海道遠軽町
生田原地区周辺
  旧生田原町の中心部へ。この辺りでは、地味に合併が進んだんだな。確かに、遠軽から峠を隔てずにアクセスできる街だから、合併が妥当だ。
 
2022/6/26 遠軽から5.9158km 北見留辺蘂まで28.5842km
北海道遠軽町
生田原水穂地区周辺
  JR石北本線のスイッチバックが有名な、遠軽町。個人的には駅そば「北一そば店」のイメージが強かったのだが、閉店しちゃったな。寂しい。
 
2022/6/25 湧別から18.4662km 遠軽まで4.5338km
北海道遠軽町
学田地区周辺
  遠軽町に入る。この間に峠などはなく、比較的呆気ない感じだ。中心市街地は町域の北に位置しており、早くも中心部に近いところまで来ている。
 
2022/6/21 湧別から10.8516km 遠軽まで12.1484km
北海道湧別町
開盛地区周辺
  市街地を離れ、湧別川を渡る。河川敷に隣接して、サケ・マスのふ化場が見えた。ここでふ化させて湧別川に放し、海へ旅立っていくのだろう。
 
2022/6/19 湧別から3.1758km 遠軽まで19.8242km
北海道湧別町
南兵村1区地区周辺
  湧別町役場は、旧湧別町ではなく旧上湧別町に置かれたようだ。もっとも、この両者は距離的に近く、間に峠などもない。さほど不便はなさそうだ。
 
2022/6/17 紋別から26.3806km 湧別まで6.1194km
北海道湧別町
錦町地区周辺
  国道238号は、湧別小学校付近でカクッと南へ折れる。この辺りは道路が直線的だから、移民の開拓によって造られた街なのだとすぐに分かる。
 
2022/6/15 紋別から17.1772km 湧別まで15.3228km
北海道紋別市
小向地区周辺
  右手に、オホーツク紋別空港。紋別市街から近いところにあって、便利そうだ。鉄道の接続はないけれど、頑張れば市街地まで歩けそうな距離感。
 
2022/6/12 紋別から9.0100km 湧別まで23.4900km
北海道紋別市
新生地区周辺
  渚滑川を渡り、国道273号と分岐するところで、紋別市に到着とみなす。ただ、紋別市の中心市街地は、この場所よりも少し東に広がっている。国道238号線は、市街地の南の端っこをかすめるようにして東西に伸びる。少し標高の高い丘のようなところを通るので、市街地が一望できる。紋別港に突き出たオホーツクタワーや、砕氷船ガリンコ号なども遠望。
  さて、ここから先は、3往復目復路との重複コースから分かれて、少し新鮮な旅路になる。ただし、湧別までは2往復目往路との重複ルートなので、未踏エリアではない。ひとまず、湧別まではさっさと歩き抜けてしまいたいところだ。
 
2022/6/9 興部から15.4462km 紋別まで4.0538km
北海道紋別市
渚滑町川向地区周辺
  紋別市に入った。紋別はオホーツク沿岸では中核的な位置づけの街だけれど、人口は2万を少し超える程度。鉄道廃止以来、過疎化が顕著だ。
 
2022/6/7 興部から8.8348km 紋別まで10.6652km
北海道興部町
沙留地区周辺
  興部から紋別までは、つい先日、3往復目の復路で通ったばかりのところ。懐かしむまでもない重複ルートだから、さっさと歩き抜けてしまおう。
 
2022/6/4 西興部から21.8970km 興部まで1.1030km
北海道興部町
興部地区周辺
  「興部」と書いて「おこっぺ」と読む。典型的な、アイヌ地名。国鉄時代には鉄道の要衝として栄えた町だ。その意味では、浜頓別と性格が似ているか。
 
2022/6/3 西興部から12.1890km 興部まで10.8110km
北海道興部町
宇津地区周辺
  ちょっとした峠を越えて、興部町へ。こちらは、そこそこ開けている。どうして西興部村と合併しなかったのかな。地勢的には、合併が妥当だと思う。
 
2022/6/1 西興部から2.2062km 興部まで20.7938km
北海道西興部村
六興地区周辺
  西興部村は、下川町よりもさらに鄙びた村だった。ちょっとした集落に着いたなと思ったら、そこが役場前。人口は、わずか1000人ほどの村だ。
 
2022/5/28 名寄から42.0262km 西興部まで5.4738km
北海道西興部村
東興地区周辺
  天北峠を越えて、西興部村へ。「天北」というと、かつての国鉄天北線を思い出す。鉄道大時代に鉄旅に目覚めていればなぁ……と、悔恨の念。
 
2022/5/26 名寄から30.0160km 西興部まで17.4840km
北海道下川町
一の橋地区周辺
  ささやかな市街地を越えると、名寄川に沿って山間部に分け入っていく。北海道は街と街の間が長いから、退屈というか、ちょっと物悲しくなるね。
 
2022/5/24 名寄から18.5470km 西興部まで28.9530km
北海道下川町
旭町地区周辺
  下川町に入る。北海道は鉄道がスカスカだから、あまりイメージが湧かない街が多い。失礼だが、下川町なんて存在すら知らない人が多いと思う。
 
2022/5/22 名寄から8.6866km 西興部まで38.8134km
北海道名寄市
朝日地区周辺
  北海道の地方都市は、中心市街地が碁盤の目状に整備されているから、市街地と郊外の区別がわりとはっきりしている。もう、市街地は抜けたな。
 
2022/5/19 名寄から0.3856km 西興部まで47.1144km
北海道名寄市
東3条北地区周辺
  名寄の手前でもう1回刻んでもいいかなと思っていたのだが、中心部まで到達してしまった。こういう調節は、なかなかうまくいかないものだ。ここで国道40号とお別れして、国道239号を東に折れる。ここから先は、待望の未踏ルートだ。
  名寄というと、かつて「日本最北の駅弁」があることで、鉄道ファンの間ではちょっと知られた街だった。しかし、それも今は昔の話。名寄駅に現在駅弁はなく、かつての販売店舗も完全に撤去されていた。待合室がガランと広くなり、なんだか物悲しい雰囲気。名寄に限らず、全国の地方都市に同じことが言えるかな。人々が鉄道から離れて車にシフトし、駅と駅前が極端に寂れる。国道を歩くと、結構賑やかな印象なんだけどね。
 
2022/5/18 美深恩根内から24.0340km 名寄まで10.4660km
北海道名寄市
智恵文地区周辺
  名寄市に入った。稚内以来、久々の「市」。北海道、特に道東や道北は各町村の面積が広いから、なかなか合併が進まず、新市が生まれない。
 
2022/5/17 美深恩根内から16.3732km 名寄まで18.1268km
北海道美深町
美深地区周辺
  美深町中心部の手前で、国道40号線が二手に分かれた。現道と、バイパス。こういうときには、特段の理由がなければ言動を選択することにする。
 
2022/5/10 美深恩根内から9.8944km 名寄まで24.6056km
北海道美深町
富岡地区周辺
  恩根内から名寄までは、国道40号線の1往復目往路との重複区間。車で何度も走っているところでもあるので、あまり新鮮味はない。
 
2022/5/9 美深恩根内から1.2382km 名寄まで33.2618km
北海道美深町
大手地区周辺
  通常、大手という地名は街の中心部に付されるもの。だがここは、美深町の端っこ。街どころか、民家でさえまばらにしかない僻地だ。
 
2022/5/5 中川から36.8826km 美深恩根内まで8.6174km
北海道美深町
小車地区周辺
  峠を越えて、美深町へ。このルートを通ると、音威子府村を通らず、脇から回り込む形になる。名物の真っ黒い蕎麦、食べたかったなぁ。
 
2022/5/2 中川から28.1652km 美深恩根内まで17.3348km
北海道中川町
板谷地区周辺
  中川町は、南北に長いんだな。歩けど歩けど、中川町。でも、この先で小車峠を越えれば、やっと脱出できる。九十九折の、わりと険しい峠みたいだ。
 
2022/4/28 中川から12.9498km 美深恩根内まで31.5502km
北海道中川町
安川地区周辺
  道道118号線に入り、天幕峠という小さな峠を越えた。この先に、斎藤茂吉の歌碑があるらしい。茂吉は、晩年に中川を訪問しているのだそうだ。
 
2022/4/25 中川から3.6600km 美深恩根内まで41.8400km
北海道中川町
誉地区周辺
  音威子府と幌延の間にある、ややマイナーな街・中川。ここに何があるのかと聞かれると、まったく答えられない。斎藤茂吉ゆかりの街らしいのだが。
 
2022/4/23 幌延から23.4018km 中川まで11.0982km
北海道天塩町
下コクネップ地区周辺
  北海道らしいカタカナ地名が続く。オヌプナイは駅名にもなっている(雄信内。オノップナイと読む)からなんとなく親しみがあるが、コクネップは……。
 
2022/4/21 幌延から12.7194km 中川まで21.7806km
北海道天塩町
オヌプナイ地区周辺
  国道40号線は、幌延町の中心市街地へは入らず、市街の西側をかすめるようにして天塩川を渡ると、もう天塩町に入ってしまう。個人的にわりと思い入れの強い街(人生で唯一のヒッチハイクを敢行した街)なので、もう少しゆっくりしたい気持ちもあるのだが。国道40号線から幌延町の中心部を経て内陸部に入っていく道道があるから、復路か5往復目にでもここを歩こうかな。
  さて、ここから中川までは国道40号線で行く。次に未踏路線に入るのは、中川から。北海道の道北や道南、青森県、鹿児島県や沖縄県あたりは、往復するたびに必ず通るところなので、未踏路線がもうあまりない。ふぅ、ルートを編成するのもひと苦労だよ。
 
2022/4/20 豊富から16.9370km 幌延まで0.0630km
北海道幌延町
幌延地区周辺
  豊富町を一気に通過し、幌延町へ。幌延町は、内陸部こそ広いが沿岸部は狭い。この街も、一気に通過してしまうことになりそうだ。
 
2022/4/19 稚内沼川から8.6464km 豊富まで18.8536km
北海道稚内市
声問村曙地区周辺
  一時的に、稚内市に戻る。なんだかいたずらに遠回りしているような気がしないでもないが、同じ道ばかり歩いても面白くないので、これはこれで良し。
 
2022/4/18 猿払から18.0388km 稚内沼川まで14.9612km
北海道猿払村
小石地区周辺
  早くも稚内市を抜けて、猿払村へ。ここから、道道138号線で内陸部に切り込み、兜沼を目指す。早速、未踏路線踏破のための遠回りだ。
 
2022/4/17 宗谷岬から14.6714km 猿払まで14.8286km
北海道稚内市
宗谷村東浦地区周辺
  今年に入ってから相当なハイペースで進んでいるので、3往復目の復路の終盤はあっという間に終わってしまった。あまり「はるばるさいはてまでやって来たなぁ」と感慨に耽るまでもなく、呆気ない幕切れだった。それでも、「日本最北端の地」と刻まれた石碑を目にすれば、5年以上かけた一往復が懐かしく思い返される。
  では、4往復目、いきますか。今度は何年かかるかな。未踏路線踏破のために回り道をする機会が増えてきているから、往復を繰り返すたびに所要期間が長くなってきている。5年では戻って来られないだろうな。6年か、7年か。その頃には、私はもう還暦近くになっているわけか。なんだか気の遠くなるような話だが、これまでの3往復だってそんな不安な気持ちを抱えながら乗り切ったのだから、きっとまたここに戻って来られる。その強い気持ちを持って、一歩を踏み出そう。
 

戻ります。