Bの轍47(宗谷岬→天塩→名寄→紋別→北見→弟子屈→根室→納沙布岬)
2022/10/15 | 納沙布岬から0.1660km | 根室まで24.8340km | |||
北海道根室市 納沙布地区周辺 |
10月の納沙布は、「涼しい」を通り越して、寒い。何しろ真夏でも朝夕にはストーブを焚くような地域だから、秋にもなれば東京の人間にとっては真冬のような寒さだ。より北に位置する稚内や網走より、こちらの方がだいぶ寒い。冬になれば稚内の方が寒いだろうけど、夏から秋にかけてはおそらく日本一寒いのが根室なのではないだろうか。晴れていれば北方領土の歯舞諸島が望める場所だけれど、ここは霧に包まれていることが多い。この霧が、夏や秋に気温を下げる要因なのだろうな。 さて、ここのところだいぶペースが落ちてしまっていることだし、あまりのんびりせずに歩き出そうかな。ここからは、ひたすら東を目指す旅路だ。 |
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2022/10/11 | 根室から16.2506km | 納沙布岬まで8.7494km | |||
北海道根室市 豊里地区周辺 |
納沙布岬を目前にして、カメさんペースが続く。次回で到達できるだろうか。微妙な距離を残してしまったので、もう1回刻むことになるかも。 | ||||
2022/10/8 | 根室から9.4382km | 納沙布岬まで15.5618km | |||
北海道根室市 牧の内地区周辺 |
根室半島の北岸を歩く。根室湾の向こうに、トドワラで有名な野付半島が見える。塩害で消滅が危ぶまれる名勝。今はどうなっているんだろう? | ||||
2022/10/2 | 根室から1.9790km | 納沙布岬まで23.0210km | |||
北海道根室市 海岸町地区周辺 |
ささやかな中心市街地を過ぎ、寂れた漁港のエリアへ。この先は、東へ細長く伸びた根室半島の北岸を歩く。2往復目の往路との重複ルートだが、他にルートがないのだがらやむを得ない。日本最東端の東根室駅をちょっとだけ見て、あとは納沙布岬まで一本道だ。 というか、東根室駅って、要らなくない? 根室駅から歩いても行けるくらい近いし、ひと続きになった街の中にある。かといって、それほど住宅などが密集しているわけでもなく、近くに重要な施設があるわけでもない。しいて言えば、自衛隊の駐屯地くらいだ。この駅がなくても、根室駅まで歩けば済むような気がする。最東端の称号を持っているから、そう簡単には廃止できないのかな。 |
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2022/9/29 | 根室厚床から28.1536km | 根室まで5.3464km | |||
北海道根室市 穂香地区周辺 |
やっと、集落が続くエリアに入った。根室市は、広いわりに人口が少なく、荒れ地が延々と続く。この街で生活するのは、なかなか大変だと思う。 | ||||
2022/9/25 | 根室厚床から21.8122km | 根室まで11.6878km | |||
北海道根室市 東梅地区周辺 |
風連湖の南岸をかすめるように東へ歩く。途中に、道の駅「スワン44ねむろ」がある。ここが、日本最東端の道の駅。野鳥観察のスポットでもある。 | ||||
2022/9/21 | 根室厚床から14.4508km | 根室まで19.0492km | |||
北海道根室市 酪陽地区周辺 |
酪農地帯だけに、酪陽という地名がしっくりくる。本当は根室市ではなく別海町にあった方がいい地名かなという気もするが。 | ||||
2022/9/14 | 根室厚床から7.9384km | 根室まで25.5616km | |||
北海道根室市 湖南地区周辺 |
根室市はそんなに広くはないのだが、東西に長い。だいたい、東京都と同じような形で、面積的にも近い。東西に端から端まで歩けば、かなり長い。 | ||||
2022/9/11 | 根室厚床から1.7254km | 根室まで31.7746km | |||
北海道根室市 厚床地区周辺 |
JR根室本線の厚床駅前で、国道44号線にぶつかる。ここから納沙布岬までは、2往復目の往路と重複。別ルートを模索しようがないエリアだ。 | ||||
2022/9/10 | 別海から15.7094km | 根室厚床まで6.2906km | |||
北海道根室市 明郷地区周辺 |
風連川を越え、根室市に入った。やっと、日本最東端の街にたどり着いた。でも、まだ市街地まで40km近くある。納沙布岬までは60km以上だ。 | ||||
2022/9/8 | 別海から6.0530km | 根室厚床まで15.9470km | |||
北海道別海町 奥行地区周辺 |
さけます採卵場の近くに、別海温泉があった。へぇ、こんなだだっ広い酪農地帯にも、温泉が湧くのか。温泉のイメージからはかけ離れた街だ。 | ||||
2022/9/1 | 標茶虹別から42.0518km | 別海まで1.4482km | |||
北海道別海町 別海地区周辺 |
ようやく、別海町の中心部に到着。中心部といっても、市街地はほんのささやかなものだ。ここで、国道243号は南へ直角に折れる。 | ||||
2022/8/27 | 標茶虹別から35.4866km | 別海まで8.0134km | |||
北海道別海町 中西別地区周辺 |
今度は、雪印の工場が現れた。変わり映えしたことといえば、そのくらい。それ以外は、まったく変わらぬ酪農風景。雄大だけど、ちょっと見飽きた。 | ||||
2022/8/21 | 標茶虹別から27.7640km | 別海まで15.7360km | |||
北海道別海町 中西別地区周辺 |
ここのところショボい歩数の漫歩が多いから、全然進まない。別海町は広大な酪農エリアだから、景色が全然変わらない。早く進みたいのだが。 | ||||
2022/8/17 | 標茶虹別から20.2442km | 別海まで23.2558km | |||
北海道別海町 西春別地区周辺 |
今度は、森永乳業の工場だ。この周辺には、ささやかな集落がある。乳製品の工場で働く人々が暮らしているのだろうか。小・中学校もある。 | ||||
2022/8/15 | 標茶虹別から13.9724km | 別海まで29.5276km | |||
北海道別海町 西春別駅前西町地区周辺 |
明治乳業の大きな工場前を通過。乳製品の工場と牧場以外には何もないようなところだから、大きな工場が余計に目立つ。北海道は広いな。 | ||||
2022/8/12 | 標茶虹別から5.8544km | 別海まで37.6456km | |||
北海道別海町 西春別地区周辺 |
別海町は、日本一とも言われる酪農の街。国道243号線沿いには、もはや牧場と牛乳工場しかない。昔は、ここにも鉄道が通っていたんだよなぁ。 | ||||
2022/8/9 | 弟子屈から16.7388km | 標茶虹別まで2.2612km | |||
北海道標茶町 虹別地区周辺 |
標茶も、弟子屈と同様にわりと大きな街なのだが、この辺りは完全に“外れ”。荒野と牧場が限りなく広がる。大手乳業メーカーの工場も多い。 | ||||
2022/8/5 | 弟子屈から9.7032km | 標茶虹別まで9.2968km | |||
北海道標茶町 弟子屈地区周辺 |
標茶町に入ったと思ったら、地区名が「弟子屈」。東京都北区の「豊島」みたいな感じか。埼玉の葛飾とか、この手のイレコ地名は結構あるもんだ。 | ||||
2022/8/2 | 弟子屈から1.8426km | 標茶虹別17.1574までkm | |||
北海道弟子屈町 朝日地区周辺 |
JR釧網線摩周駅の裏手を通過。この辺りが、弟子屈町の中心部。「弟子屈」と聞いてもピンとこなくても、摩周駅だったら「あぁ、あそこか」と思う人が多いのではないだろうか。ちなみに、「弟子屈」は「てしかが」と読む難読地名。「でしくつ」と読んでしまう人が多いだろうか。北海道ならではの当て字地名だ。 さて、ここから先は、国道243号線でひたすら東を目指す。日本最大級の酪農地帯である別海町を経て、根室を目指す。納沙布岬まで、残り150kmを切った。わりと早いペースでここまで歩けているかな。あと少し、頑張ろう。 |
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2022/7/31 | 美幌美幌峠から22.7232km | 弟子屈まで8.7768km | |||
北海道弟子屈町 札友内地区周辺 |
屈斜路湖畔には、有名な川湯温泉をはじめ、良質な温泉がたくさんある。個人的にオススメしたいのは、和琴半島の突端にある和琴温泉だ。 | ||||
2022/7/28 | 美幌美幌峠から11.3862km | 弟子屈まで20.1138km | |||
北海道弟子屈町 屈斜路地区周辺 |
屈斜路湖の湖畔まで降りてきた。結構大きな湖だね。摩周湖や阿寒湖よりもだいぶ広い。ただし、最大水深は117mで、摩周湖の半分ほどだ。 | ||||
2022/7/25 | 美幌美幌峠から4.5186km | 弟子屈まで26.9814km | |||
北海道弟子屈町 屈斜路地区周辺 |
美幌峠を越えると、突然眼下に屈斜路湖の全景が広がった。これは間違いなく絶景。まん中に島がある、太めの三日月のような形状が印象的だ。 | ||||
2022/7/22 | 美幌から21.0870km | 美幌美幌峠まで4.4130km | |||
北海道美幌町 古梅地区周辺 |
美幌峠へ通じる登り坂に入った。険しい峠道と言う感じではなく、ほぼ一直線に登っていくイメージ。傾斜がさほど急ではないのだろう。 | ||||
2022/7/21 | 美幌から12.0384km | 美幌美幌峠まで13.4616km | |||
北海道美幌町 豊富地区周辺 |
国道243号線で、東へ進む。この先で徐々に高度を上げていき、美幌峠を越える予定。美幌峠は、屈斜路湖を火口とする旧火山の外輪山だ。 | ||||
2022/7/18 | 美幌から3.5298km | 美幌美幌峠まで21.9702km | |||
北海道美幌町 稲美地区周辺 |
美幌町の中心部は、意外と言っては失礼だがそこそこ発達していた。JR美幌駅も、なかなか大きい。人口は、一応20000を超えているんだな。 | ||||
2022/7/17 | 北見から22.7136km | 美幌まで7.7864km | |||
北海道美幌町 高野地区周辺 |
国道39号線は東寄りに進路を変え、美幌町へ。美幌というと、ジャガイモのイメージが強い。北海道でも、道東エリアが主産地なんだなぁ。 | ||||
2022/7/12 | 北見から13.7574km | 美幌まで16.2426km | |||
北海道北見市 端野町一区地区周辺 |
旧端野町のエリアに入った。この辺りはまだ北見市街からひと続きになった街で、結構賑やかだ。この先で、少しずつ長閑な雰囲気に変わっていく。 | ||||
2022/7/8 | 北見から5.1018km | 美幌まで24.8982km | |||
北海道北見市 小泉地区周辺 |
北見市の中心市街地というか繁華街は北見駅のすぐ北側に広がっており、なかなか活気に満ちていた。駅前だけ見ると、旭川にもあまり引けを取らないくらいだ。繁華街が駅から少し離れている釧路より、はるかに栄えているように感じる。それなのに、なんだかマイナーな印象が否めない。 道内の他地域の中核的な都市に比べると、いろいろと「ないもの」があることに気づく。まず、有名な観光スポットがない。旭川の旭山動物園とか、函館の朝市とか、小樽の運河とか。次に、目玉となる産業が思いつかない。釧路の漁業とか、帯広の畜産業とか。ジャガイモが有名だったかなと思って調べてみたが、意外とそうでもない。それよりも、ハッカやハーブの方が有名みたい。マイナージャンルだな。そして、ある程度大きな街には付きもののご当地グルメが思いつかない。旭川のラーメンとか、帯広の豚丼とか、小樽の寿司とか。 考えてみると、冬季には厳寒に閉ざされ、海にも面していないこの地にこれほど人口が集中しているのは不思議だ。北海道の北東部にも中核的な都市をと、意図的に作られた街なのかな。 |
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2022/7/7 | 北見留辺蘂から17.2588km | 北見まで4.7412km | |||
北海道北見市 中央三輪地区周辺 |
北見市の市街地に入った。道路が4車線になり、交通量も格段に増す。大規模な商業施設も多く、オホーツクの中核的な街なんだなと実感する。 | ||||
2022/7/6 | 北見留辺蘂から4.7500km | 北見まで17.2500km | |||
北海道北見市 留辺蘂町泉地区周辺 |
留辺蘂駅は、なかなか大きな駅だった。合併前にはそこそこ人口の多い街だったし、大雪山や層雲峡の東側の玄関口だから観光客の利用も多い。 | ||||
2022/7/3 | 遠軽から31.7824km | 北見留辺蘂まで2.7176km | |||
北海道北見市 留辺蘂町旭西地区周辺 |
JR西留辺蘂駅付近で、国道39号線に合流。交通量が増え、都市部に入ったなぁと実感する。北見市は人口10万を超える、そこそこ大きな街だ。 | ||||
2022/7/2 | 遠軽から24.0076km | 北見留辺蘂まで10.4924km | |||
北海道北見市 留辺蘂町金華地区周辺 |
金華峠を越えて、北見市へ。といえども、ここはまだ旧留辺蘂町。合併で東西に長くなった北見市。中心部までは、まだもう少しかかりそうだ。 | ||||
2022/6/29 | 遠軽から14.8828km | 北見留辺蘂まで19.6172km | |||
北海道遠軽町 生田原地区周辺 |
旧生田原町の中心部へ。この辺りでは、地味に合併が進んだんだな。確かに、遠軽から峠を隔てずにアクセスできる街だから、合併が妥当だ。 | ||||
2022/6/26 | 遠軽から5.9158km | 北見留辺蘂まで28.5842km | |||
北海道遠軽町 生田原水穂地区周辺 |
JR石北本線のスイッチバックが有名な、遠軽町。個人的には駅そば「北一そば店」のイメージが強かったのだが、閉店しちゃったな。寂しい。 | ||||
2022/6/25 | 湧別から18.4662km | 遠軽まで4.5338km | |||
北海道遠軽町 学田地区周辺 |
遠軽町に入る。この間に峠などはなく、比較的呆気ない感じだ。中心市街地は町域の北に位置しており、早くも中心部に近いところまで来ている。 | ||||
2022/6/21 | 湧別から10.8516km | 遠軽まで12.1484km | |||
北海道湧別町 開盛地区周辺 |
市街地を離れ、湧別川を渡る。河川敷に隣接して、サケ・マスのふ化場が見えた。ここでふ化させて湧別川に放し、海へ旅立っていくのだろう。 | ||||
2022/6/19 | 湧別から3.1758km | 遠軽まで19.8242km | |||
北海道湧別町 南兵村1区地区周辺 |
湧別町役場は、旧湧別町ではなく旧上湧別町に置かれたようだ。もっとも、この両者は距離的に近く、間に峠などもない。さほど不便はなさそうだ。 | ||||
2022/6/17 | 紋別から26.3806km | 湧別まで6.1194km | |||
北海道湧別町 錦町地区周辺 |
国道238号は、湧別小学校付近でカクッと南へ折れる。この辺りは道路が直線的だから、移民の開拓によって造られた街なのだとすぐに分かる。 | ||||
2022/6/15 | 紋別から17.1772km | 湧別まで15.3228km | |||
北海道紋別市 小向地区周辺 |
右手に、オホーツク紋別空港。紋別市街から近いところにあって、便利そうだ。鉄道の接続はないけれど、頑張れば市街地まで歩けそうな距離感。 | ||||
2022/6/12 | 紋別から9.0100km | 湧別まで23.4900km | |||
北海道紋別市 新生地区周辺 |
渚滑川を渡り、国道273号と分岐するところで、紋別市に到着とみなす。ただ、紋別市の中心市街地は、この場所よりも少し東に広がっている。国道238号線は、市街地の南の端っこをかすめるようにして東西に伸びる。少し標高の高い丘のようなところを通るので、市街地が一望できる。紋別港に突き出たオホーツクタワーや、砕氷船ガリンコ号なども遠望。 さて、ここから先は、3往復目復路との重複コースから分かれて、少し新鮮な旅路になる。ただし、湧別までは2往復目往路との重複ルートなので、未踏エリアではない。ひとまず、湧別まではさっさと歩き抜けてしまいたいところだ。 |
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2022/6/9 | 興部から15.4462km | 紋別まで4.0538km | |||
北海道紋別市 渚滑町川向地区周辺 |
紋別市に入った。紋別はオホーツク沿岸では中核的な位置づけの街だけれど、人口は2万を少し超える程度。鉄道廃止以来、過疎化が顕著だ。 | ||||
2022/6/7 | 興部から8.8348km | 紋別まで10.6652km | |||
北海道興部町 沙留地区周辺 |
興部から紋別までは、つい先日、3往復目の復路で通ったばかりのところ。懐かしむまでもない重複ルートだから、さっさと歩き抜けてしまおう。 | ||||
2022/6/4 | 西興部から21.8970km | 興部まで1.1030km | |||
北海道興部町 興部地区周辺 |
「興部」と書いて「おこっぺ」と読む。典型的な、アイヌ地名。国鉄時代には鉄道の要衝として栄えた町だ。その意味では、浜頓別と性格が似ているか。 | ||||
2022/6/3 | 西興部から12.1890km | 興部まで10.8110km | |||
北海道興部町 宇津地区周辺 |
ちょっとした峠を越えて、興部町へ。こちらは、そこそこ開けている。どうして西興部村と合併しなかったのかな。地勢的には、合併が妥当だと思う。 | ||||
2022/6/1 | 西興部から2.2062km | 興部まで20.7938km | |||
北海道西興部村 六興地区周辺 |
西興部村は、下川町よりもさらに鄙びた村だった。ちょっとした集落に着いたなと思ったら、そこが役場前。人口は、わずか1000人ほどの村だ。 | ||||
2022/5/28 | 名寄から42.0262km | 西興部まで5.4738km | |||
北海道西興部村 東興地区周辺 |
天北峠を越えて、西興部村へ。「天北」というと、かつての国鉄天北線を思い出す。鉄道大時代に鉄旅に目覚めていればなぁ……と、悔恨の念。 | ||||
2022/5/26 | 名寄から30.0160km | 西興部まで17.4840km | |||
北海道下川町 一の橋地区周辺 |
ささやかな市街地を越えると、名寄川に沿って山間部に分け入っていく。北海道は街と街の間が長いから、退屈というか、ちょっと物悲しくなるね。 | ||||
2022/5/24 | 名寄から18.5470km | 西興部まで28.9530km | |||
北海道下川町 旭町地区周辺 |
下川町に入る。北海道は鉄道がスカスカだから、あまりイメージが湧かない街が多い。失礼だが、下川町なんて存在すら知らない人が多いと思う。 | ||||
2022/5/22 | 名寄から8.6866km | 西興部まで38.8134km | |||
北海道名寄市 朝日地区周辺 |
北海道の地方都市は、中心市街地が碁盤の目状に整備されているから、市街地と郊外の区別がわりとはっきりしている。もう、市街地は抜けたな。 | ||||
2022/5/19 | 名寄から0.3856km | 西興部まで47.1144km | |||
北海道名寄市 東3条北地区周辺 |
名寄の手前でもう1回刻んでもいいかなと思っていたのだが、中心部まで到達してしまった。こういう調節は、なかなかうまくいかないものだ。ここで国道40号とお別れして、国道239号を東に折れる。ここから先は、待望の未踏ルートだ。 名寄というと、かつて「日本最北の駅弁」があることで、鉄道ファンの間ではちょっと知られた街だった。しかし、それも今は昔の話。名寄駅に現在駅弁はなく、かつての販売店舗も完全に撤去されていた。待合室がガランと広くなり、なんだか物悲しい雰囲気。名寄に限らず、全国の地方都市に同じことが言えるかな。人々が鉄道から離れて車にシフトし、駅と駅前が極端に寂れる。国道を歩くと、結構賑やかな印象なんだけどね。 |
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2022/5/18 | 美深恩根内から24.0340km | 名寄まで10.4660km | |||
北海道名寄市 智恵文地区周辺 |
名寄市に入った。稚内以来、久々の「市」。北海道、特に道東や道北は各町村の面積が広いから、なかなか合併が進まず、新市が生まれない。 | ||||
2022/5/17 | 美深恩根内から16.3732km | 名寄まで18.1268km | |||
北海道美深町 美深地区周辺 |
美深町中心部の手前で、国道40号線が二手に分かれた。現道と、バイパス。こういうときには、特段の理由がなければ言動を選択することにする。 | ||||
2022/5/10 | 美深恩根内から9.8944km | 名寄まで24.6056km | |||
北海道美深町 富岡地区周辺 |
恩根内から名寄までは、国道40号線の1往復目往路との重複区間。車で何度も走っているところでもあるので、あまり新鮮味はない。 | ||||
2022/5/9 | 美深恩根内から1.2382km | 名寄まで33.2618km | |||
北海道美深町 大手地区周辺 |
通常、大手という地名は街の中心部に付されるもの。だがここは、美深町の端っこ。街どころか、民家でさえまばらにしかない僻地だ。 | ||||
2022/5/5 | 中川から36.8826km | 美深恩根内まで8.6174km | |||
北海道美深町 小車地区周辺 |
峠を越えて、美深町へ。このルートを通ると、音威子府村を通らず、脇から回り込む形になる。名物の真っ黒い蕎麦、食べたかったなぁ。 | ||||
2022/5/2 | 中川から28.1652km | 美深恩根内まで17.3348km | |||
北海道中川町 板谷地区周辺 |
中川町は、南北に長いんだな。歩けど歩けど、中川町。でも、この先で小車峠を越えれば、やっと脱出できる。九十九折の、わりと険しい峠みたいだ。 | ||||
2022/4/28 | 中川から12.9498km | 美深恩根内まで31.5502km | |||
北海道中川町 安川地区周辺 |
道道118号線に入り、天幕峠という小さな峠を越えた。この先に、斎藤茂吉の歌碑があるらしい。茂吉は、晩年に中川を訪問しているのだそうだ。 | ||||
2022/4/25 | 中川から3.6600km | 美深恩根内まで41.8400km | |||
北海道中川町 誉地区周辺 |
音威子府と幌延の間にある、ややマイナーな街・中川。ここに何があるのかと聞かれると、まったく答えられない。斎藤茂吉ゆかりの街らしいのだが。 | ||||
2022/4/23 | 幌延から23.4018km | 中川まで11.0982km | |||
北海道天塩町 下コクネップ地区周辺 |
北海道らしいカタカナ地名が続く。オヌプナイは駅名にもなっている(雄信内。オノップナイと読む)からなんとなく親しみがあるが、コクネップは……。 | ||||
2022/4/21 | 幌延から12.7194km | 中川まで21.7806km | |||
北海道天塩町 オヌプナイ地区周辺 |
国道40号線は、幌延町の中心市街地へは入らず、市街の西側をかすめるようにして天塩川を渡ると、もう天塩町に入ってしまう。個人的にわりと思い入れの強い街(人生で唯一のヒッチハイクを敢行した街)なので、もう少しゆっくりしたい気持ちもあるのだが。国道40号線から幌延町の中心部を経て内陸部に入っていく道道があるから、復路か5往復目にでもここを歩こうかな。 さて、ここから中川までは国道40号線で行く。次に未踏路線に入るのは、中川から。北海道の道北や道南、青森県、鹿児島県や沖縄県あたりは、往復するたびに必ず通るところなので、未踏路線がもうあまりない。ふぅ、ルートを編成するのもひと苦労だよ。 |
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2022/4/20 | 豊富から16.9370km | 幌延まで0.0630km | |||
北海道幌延町 幌延地区周辺 |
豊富町を一気に通過し、幌延町へ。幌延町は、内陸部こそ広いが沿岸部は狭い。この街も、一気に通過してしまうことになりそうだ。 | ||||
2022/4/19 | 稚内沼川から8.6464km | 豊富まで18.8536km | |||
北海道稚内市 声問村曙地区周辺 |
一時的に、稚内市に戻る。なんだかいたずらに遠回りしているような気がしないでもないが、同じ道ばかり歩いても面白くないので、これはこれで良し。 | ||||
2022/4/18 | 猿払から18.0388km | 稚内沼川まで14.9612km | |||
北海道猿払村 小石地区周辺 |
早くも稚内市を抜けて、猿払村へ。ここから、道道138号線で内陸部に切り込み、兜沼を目指す。早速、未踏路線踏破のための遠回りだ。 | ||||
2022/4/17 | 宗谷岬から14.6714km | 猿払まで14.8286km | |||
北海道稚内市 宗谷村東浦地区周辺 |
今年に入ってから相当なハイペースで進んでいるので、3往復目の復路の終盤はあっという間に終わってしまった。あまり「はるばるさいはてまでやって来たなぁ」と感慨に耽るまでもなく、呆気ない幕切れだった。それでも、「日本最北端の地」と刻まれた石碑を目にすれば、5年以上かけた一往復が懐かしく思い返される。 では、4往復目、いきますか。今度は何年かかるかな。未踏路線踏破のために回り道をする機会が増えてきているから、往復を繰り返すたびに所要期間が長くなってきている。5年では戻って来られないだろうな。6年か、7年か。その頃には、私はもう還暦近くになっているわけか。なんだか気の遠くなるような話だが、これまでの3往復だってそんな不安な気持ちを抱えながら乗り切ったのだから、きっとまたここに戻って来られる。その強い気持ちを持って、一歩を踏み出そう。 |
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