Bの轍46(札幌→苫小牧→富良野→旭川→紋別→浜頓別→宗谷岬)

 
2022/4/17 宗谷岬から14.6714km 猿払まで14.8286km
北海道稚内市
宗谷村東浦地区周辺
  今年に入ってから相当なハイペースで進んでいるので、3往復目の復路の終盤はあっという間に終わってしまった。あまり「はるばるさいはてまでやって来たなぁ」と感慨に耽るまでもなく、呆気ない幕切れだった。それでも、「日本最北端の地」と刻まれた石碑を目にすれば、5年以上かけた一往復が懐かしく思い返される。
  では、4往復目、いきますか。今度は何年かかるかな。未踏路線踏破のために回り道をする機会が増えてきているから、往復を繰り返すたびに所要期間が長くなってきている。5年では戻って来られないだろうな。6年か、7年か。その頃には、私はもう還暦近くになっているわけか。なんだか気の遠くなるような話だが、これまでの3往復だってそんな不安な気持ちを抱えながら乗り切ったのだから、きっとまたここに戻って来られる。その強い気持ちを持って、一歩を踏み出そう。
 
2022/4/16 稚内から9.5976km 宗谷岬まで16.9024km
北海道稚内市
声問村メクマ地区周辺
  南稚内駅付近で、国道238号線を東へ。稚内市の中心部へは入らず、ここから宗谷岬を目指す。3往復目の完成まで、残りわずかになった。
 
2022/4/15 豊富から24.5150km 稚内まで11.9850km
北海道稚内市
声問村更喜苫内地区周辺
  豊富町の中心部に出たら、あとはJR宗谷本線に沿って国道40号線を北へひたすら歩くのみ。サロベツ原野を抜けて、遂に稚内市に突入した。
 
2022/4/13 猿払上猿払から17.2142km 豊富まで11.2858km
北海道豊富町
本流地区周辺
  猿払村の内陸部を抜けて、豊富町へ。猿払村内には、いくつか小さな集落があった。こんなところで、どうやったら生きていけるんだか。謎だ。
 
2022/4/12 浜頓別から11.1692km 猿払上猿払まで14.3308km
北海道浜頓別町
安別地区周辺
  国鉄時代にはおおいに栄えた、浜頓別。天北線廃止後にはすっかり田舎の寂れた街になってしまった。人口も、すでに4000人を割り込んでいる。一応、高校や総合病院がある街なんだけどね。果たしてどれほど機能しているのやら。
  さて、ここから先も、少し未踏路線制覇に動こう。道道84号線で、峠をふたつ越えて豊富へ出る作戦だ。もうこれ以上は、マトモな未踏路線がない。豊富から先は重複区間になるので、せいぜい豊富までを楽しむことにしよう。
 
2022/4/11 枝幸から37.9232km 浜頓別まで20.5768km
北海道中頓別町
豊泉地区周辺
  少しでも未踏路線を歩こうということで、枝幸から道道120号線で内陸部に切り込み、中頓別へ。マイナーな道に入ると熊が出そうで怖いのだが。
 
2022/4/10 枝幸から10.7222km 浜頓別まで47.7778km
北海道枝幸町
間牧地区周辺
  枝幸町の中心部は、意外にも結構賑やかだった。碁盤の目状に区画整理されており、高校もある。この辺りの街としては、かなり大きな方だ。
 
2022/4/9 雄武から31.3190km 枝幸まで19.6810km
北海道枝幸町
山臼地区周辺
  北海道には、エサシ町が2つある。道南の江差と、道北の枝幸。江差はニシンやイカ漁の街として有名だけど、枝幸はマイナー。やや押され気味だ。
 
2022/4/7 紋別から35.6718km 雄武まで1.3282km
北海道雄武町
雄武地区周辺
  雄武町の中心部へ。外れの方は寂れていたが、中心部はわりと賑やかだ。高校もある。小・中・高が一カ所に集まっている。事実上の一貫校か。
 
2022/4/6 紋別から24.1926km 雄武まで12.8074km
北海道雄武町
上沢木地区周辺
  かつて国鉄名寄線が通っていた興部町の中心部を過ぎると、一気に鄙びたムードになる。雄武町は、国鉄時代にも鉄道が通っていなかった街だ。
 
2022/4/2 紋別から15.3042km 雄武まで21.6958km
北海道興部町
豊野地区周辺
  北海道には難読地名が多い。ここ興部もそのひとつ。これで「おこっぺ」と読む。もう、完全に当て字だね。無理やり漢字を当てるから、難読になる。
 
2022/3/31 紋別から5.3142km 雄武まで31.6858km
北海道紋別市
渚滑町川向地区周辺
  あっという間にオホーツク海沿岸まで到達した。ここのところは歩数の多い日が続いていたので、北海道がとても狭く感じる。3往復目の往路までは、隣町にさえなかなかたどり着けないイメージが定着していたのだが。
  個人的には、流氷のイメージが強い紋別。流氷というワードから連想する街は、人によって異なるのではないかと思う。網走をイメージする人が多いのかな。知床(斜里町)がそれに続くか。でも私は、紋別市のイメージの方が強いのだ。実際にこの地から流氷を眺めたことはないのだけれど、道の駅「オホーツク紋別」に冬のオホーツクの寒さを体験できる施設があって、砕氷船ガリンコ号を見学したのが強く印象に残ったためだろう。流氷も、いつか実物を見に来たいな。
 
2022/3/27 滝上から26.3646km 紋別まで8.1354km
北海道紋別市
上渚滑町下渚滑地区周辺
  上渚滑の下渚滑。なんだかよく分からん地名だ。「渚滑」は渚滑川に因む名で、昔のファミコンゲーム「オホーツクに消ゆ」にも登場した記憶がある。
 
2022/3/25 滝上から2.2350km 紋別まで32.2650km
北海道滝上町
オシラネップ原野地区周辺
  それほど極端に人里離れた場所ではないのだけれど、地名は「オシラネップ原野」。なんだか、果て無く続く大草原みたいなイメージだ。
 
2022/3/24 上川から19.7460km 滝上まで22.2540km
北海道滝上町
第5区地区周辺
  上川を一気に通過。層雲峡や大雪山に後ろ髪を引かれつつ、断腸の思いで国道273号へ入る。大雪山の万年雪、また観に行きたいなぁ。
 
2022/3/23 旭川から32.0462km 上川まで13.4538km
北海道愛別町
中央地区周辺
  道北の中心都市にして日本一寒い中核都市の、旭川。道北方面を旅するときにはたいていここが拠点になるので、遠いわりに訪問回数が多い。だから、「はるばる知らない街にやって来た」というよりは「帰ってきたぜぇ」というムードになる。駅がきれいに改築されてしまったのが少々残念ではある(コンコースが広すぎて活気がなくなったように感じるため)けれど、南側にも出口ができて、忠別川の河川敷に直結し、ベンチや散歩道が整備されたのはありがたい。当駅での列車待ちは、ここのベンチで過ごすに限る。
  さて、ここからはJR石北本線に沿って国道39号で東へ進み、上川から273号に入って紋別を目指すことにしよう。3往復目の完結まで、あと少しだ。
 
2022/3/22 美瑛から22.7758km 旭川まで0.2242km
北海道旭川市
5条通地区周辺
  旭川市に入り、忠別川を越えると急に賑やかな街並みになった。川を挟んで南と北とで、格差がありすぎる。昔は簡単に渡れない川だったのかな。
 
2022/3/21 富良野から31.3018km 美瑛まで3.6982km
北海道美瑛町
扇町地区周辺
  有名なセブンスターの木がある、美瑛町。ジャガイモのイメージも強いね。美瑛駅周辺は軽井沢のようなリゾートムードで、観光客がそぞろ歩く。
 
2022/3/20 富良野から0.5026km 美瑛まで33.9974km
北海道富良野市
春日町地区周辺
  「北の国から」のふるさと・富良野市へ。個人的には、キャプテン翼のイメージの方が強いのだけれど、いずれにしても雪深い街のイメージがつきまとう。夏にはラベンダー畑のイメージを持つ人も多いだろうが、実は有名なラベンダー畑があるのは富良野市ではなく隣の中富良野町。富良野市、南富良野町、中富良野町、上富良野町とあって、ちょっとややこしい。こういうところこそ合併すればいいのにと思うのだが。どんな利害関係が障壁になっているのか分からないが、合併しないのが不思議だ。
  さて、ここから先は旭川まで一本道。道北のエリアに入ってくる。まだまだ寒さが残るだるから、しっかり着こんで歩こう。
 
2022/3/19 占冠から24.6314km 富良野まで24.3686km
北海道南富良野町
下金山地区周辺
  占冠村を一気に縦断して、南富良野町へ。JR根室本線の沿線に出た。とはいえ、列車の本数はきわめて少ない。廃止議論が止まないエリアだ。
 
2022/3/17 日高から2.5694km 占冠まで10.9306km
北海道日高町
日高地区周辺
  日高山脈とか日高地方というのはよく聞くのだが、日高町自体は結構マイナー。合併するまで、海に面していなかったからか。日勝峠のお膝元だ。
 
2022/3/16 平取から20.8100km 日高まで24.1900km
北海道平取町
幌毛志地区周辺
  平取町は、なぜ合併に参加しなかったのかな。原発があるとか、大企業が進出しているとか、そういう特段の理由はなさそうに見えるのだが。
 
2022/3/15 むかわから15.9058km 平取まで11.5942km
北海道日高町
平賀地区周辺
  旧門別町は、日高町と合併。間にある平取町が合併に参加しなかったから、旧門別町が飛び地状態になってしまった。ややこしくなっただけだね。
 
2022/3/14 苫小牧から9.5958km むかわまで14.9208km
北海道苫小牧市
柏原地区周辺
  札幌から苫小牧までは、あっという間だった。今回は、苫小牧市の中心部までは入らない。沼ノ端駅近くで国道235号線を左折し、襟裳岬方面へ。この道もすでに通っているから、この先門別で国道237号に入って富良野を目指す予定。だいぶ遠回りになるコースではあるが、なるべく未踏ルートを歩きたいのでね。
  苫小牧って、行くたびに「寂れたなぁ」と感じる街。苫小牧駅の駅そば「駅カフェ」も、いつの間にかカレー屋に変わっていた(同じ業者の運営。そばの扱いはない)。駅前のショッピングセンターが廃墟のままずっと残っているのは、どうにかならないのかな。
 
2022/3/13 千歳から0.9218km 苫小牧まで20.9208km
北海道千歳市
本町地区周辺
  国道36号線を一気に南下。北広島市・恵庭市と飛び越えて千歳市へ。すぐ目の前を、旅客機が超低空飛行している。新千歳空港が近いようだ。
 
2022/3/10 札幌から4.0792km 恵庭まで28.9208km
札幌市豊平区
美園3条地区周辺
  道南の大動脈・国道5号線の終点は、札幌市役所の東側。ここを左に折れると、国道12号で旭川方面へ。右に折れると、国道36号線で苫小牧方面へ。まさに、運命の分かれ道だ。言うまでもないことだが、宗谷岬を目指すのなら国道12号を進んだ方が早い。しかし、こちらを進むと未踏路線を使うコースが組みにくくなる。そのため、遠回りになるのを承知のうえで、苫小牧方面を目指すことにした。
  国道36号線は、大通からすすきのにかけての繁華街を縦貫する。あの手この手の誘惑で私の足を止めさせようとしてくる。ここはグッとこらえないと。大通駅の「ひのでそば」で天玉そばでも食べて、さっさと市街地を出てしまおう。
 

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