Bの轍45(青森→竜飛崎→江差→長万部→札幌)


 
2022/3/10 札幌から4.0792km 恵庭まで28.9208km
札幌市豊平区
美園3条地区周辺
  道南の大動脈・国道5号線の終点は、札幌市役所の東側。ここを左に折れると、国道12号で旭川方面へ。右に折れると、国道36号線で苫小牧方面へ。まさに、運命の分かれ道だ。言うまでもないことだが、宗谷岬を目指すのなら国道12号を進んだ方が早い。しかし、こちらを進むと未踏路線を使うコースが組みにくくなる。そのため、遠回りになるのを承知のうえで、苫小牧方面を目指すことにした。
  国道36号線は、大通からすすきのにかけての繁華街を縦貫する。あの手この手の誘惑で私の足を止めさせようとしてくる。ここはグッとこらえないと。大通駅の「ひのでそば」で天玉そばでも食べて、さっさと市街地を出てしまおう。
 
2022/3/9 小樽から30.1716km 札幌まで3.3284km
札幌市西区
北23条西地区周辺
  新川駅付近で国道231号線を右に折れ、南に進路を変える。これで、あとは札幌市の中心部まで一本道。ここから先は、未踏路線がたくさんある。
 
2022/3/7 小樽から19.9668km 札幌まで13.5332km
札幌市手稲区
稲穂2条地区周辺
  札幌市に入ると、途端に人家が目立つようになった。それも、この辺りは比較的新しい住宅街のようで、似たような形の住宅が整然と並んでいる。
 
2022/3/5 小樽から11.6856km 札幌まで21.8144km
北海道小樽市
張碓町地区周辺
  小樽と札幌の間はずっと市街地が続いているものかと思っていたが、意外とそうでもなかった。浅里から銭函にかけては、よくある荒地風景だ。
 
2022/3/4 小樽から3.7620km 札幌まで29.7380km
北海道小樽市
若竹町地区周辺
  小樽市の中心部へ。以前は新潟からフェリーで上陸することが多かった街だが、近年ご無沙汰しているなぁ。長距離フェリーの旅も、またやりたい。
 
2022/3/3 余市から13.4484km 小樽まで9.0516km
北海道小樽市
塩谷地区周辺
  小樽市内に入ると、札幌が近いと実感する。まだ中心部まで少し距離があり、沿道風景は長閑だけど、「小樽」という響きだけで都会に感じるのだ。
 
2022/2/27 余市から2.8752km 小樽まで19.6248km
北海道余市町
栄町地区周辺
  北海道新幹線が札幌まで延伸すると、函館本線の山線部分が廃止になる。余市までが、残るかどうか。残っても、ここが終着になるのは寂しい。
 
2022/2/26 岩内から16.9734km 余市まで20.5266km
北海道共和町
国富地区周辺
  国道276号経由で、再度国道5号へ。ここから、ひたすら国道5号。銀山から赤井川へ抜ける手もあるが、次回以降のお楽しみもとっておかないと。
 
2022/2/25 黒松内北作開から24.1396km 岩内まで11.3604km
北海道岩内町
敷島内地区周辺
  道道に入って黒松内駅前を通り、再び日本海岸へ。岩内・小沢間の国道276号線が未踏なので、ここを通るために、少々の遠回りだ。
 
2022/2/24 長万部から26.1172km 黒松内北作開まで3.8828km
北海道黒松内町
南作開地区周辺
  何をか思うまでもなく、長万部を通過してしまった。長万部は、人口は5000人ほどと少ないのだが、交通の要衝であるため知名度が高い。数年後に延伸開業する北海道新幹線の駅もできることだし、今後ますます発展しそうだ。名物駅弁の「かにめし」も、脚光を浴びることになるだろうか。
  個人的には、長万部のかにめしは、駅で買うよりも国道沿いのドライブインで作りたてを食べるイメージが先行する。寒い夜にフラッと立ち寄って掻きこむのが、一番うまい。冷めても美味しいのが駅弁だとよく言うけれど、やっぱりアツアツには敵わないよ。
 
2022/2/23 八雲から25.0022km 長万部まで5.9978km
北海道長万部町
中ノ沢地区周辺
  もう長万部まで来たか。ここ数日は歩数が多いので、あっという間だ。重複ルートはさっさと歩き抜けてしまいたいので、これはこれで好都合だ。
 
2022/2/22 八雲落部から11.6130km 八雲まで7.3870km
北海道八雲町
山越地区周辺
  落部駅付近で噴火湾岸に出て、国道5号を左折。ここからは、1往復目往路との重複ルート。新幹線が開業すれば、街の雰囲気も変わるんだろうな。
 
2022/2/21 厚沢部から22.0896km 八雲落部まで16.9104km
北海道八雲町
上の湯地区周辺
  なんだかヒグマが出そうな感じの峠を越えて、八雲町へ。道道は国道に比べて交通量が少ないから、野生動物が頻繁に顔を覗かせるのだ。
 
2022/2/20 江差から11.9052km 厚沢部まで1.5948km
北海道厚沢部町
富栄地区周辺
  江差町を一気に歩き抜けてしまった。単純に歩数が多かったからということもあるのだけれど、江差町の面積が思ったより狭かったということもある。少なくとも松前町や上ノ国町に比べると、1/5とかそういうレベルだ。イカ漁が盛んな街で、夜になると日本海岸に無数の漁火が焚かれ、幻想的な風景を演出する。特徴的な街だから、もうちょっとゆっくりしたかったな。
  さて、ここから先はどの国道もすでに歩いたルートになるので、厚沢部町の中心部から道道を使って落部へ抜けることにしよう。何度も通るところは、未踏ルートを探すのもひと苦労だ。
 
2022/2/18 上ノ国石崎から9.5010km 江差まで17.4990km
北海道上ノ国町
木ノ子地区周辺
  そろそろ上ノ国町の中心部が近いはずだが、景色は相変わらず。人口は5000人にも満たない町だから、人家が密集しているエリアも狭いのだろう。
 
2022/2/16 上ノ国石崎から3.2814km 江差まで23.7186km
北海道上ノ国町
羽根差地区周辺
  石崎川を渡り、日本海岸をぐいぐい北上。相変わらず、大きな集落のない寂しいエリアを歩き続ける。この景色、ちょっと飽きてきたかな。人恋しい。
 
2022/2/12 松前から29.5164km 上ノ国石崎まで7.9836km
北海道上ノ国町
小砂子地区周辺
  松前町を脱出し、上ノ国町へ。松前と江差、観光地として名の通るふたつの街に挟まれた、マイナーな街。思いつくのは、山間の湯ノ岱温泉くらいか。
 
2022/2/11 松前から16.7118km 上ノ国石崎まで20.7882km
北海道松前町
小浜地区周辺
  ところどころに小さな集落がある、寂れた光景。雪対策で道路が変に広く造られているだけに、余計に閑散とした印象になる。寒々としているなぁ。
 
2022/2/6 松前から7.9674km 上ノ国石崎まで29.5326km
北海道松前町
館浜地区周辺
  松前町の中心部を通過し、日本海側に出る。この先はしばらく、主だった集落がない。かといって山がちなわけではなく、漠とした荒れ地が続く。
 
2022/2/5 福島吉岡から11.5742km 松前まで2.4258km
北海道松前町
朝日地区周辺
  北海道路上陸し、国道228号線を南へ。松前町に入り、北海道最南端の白神岬を回る。ここから、進路が西へ、そして北へと変化していく。
 
2022/2/3 竜飛崎から20.0998km 福島吉岡まで1.4002km
青函トンネル内   北海道上陸まであと少しというところで、いったん足踏み。一気に上陸してしまいたかったなぁ……。ま、先は長いことだし、焦らず気長に歩こう。
 
2022/2/1 竜飛崎から10.7962km 福島吉岡まで10.7038km
青函トンネル内   1月はとてもよく歩いたので、盛岡から竜飛崎まではあっという間だった。この先、北海道は長丁場になるので、引き続きハイペースを保って歩きたい。
  竜飛崎から青函トンネルに入り、海底を歩く。現在は新幹線が走るトンネルだが、かつては在来線が走り、竜飛海底・吉岡海底という海底駅にも列車が停車していた。なんだか、今となっては信じられないことだ。20代の頃に吉岡海底で下車して、海底駅を見学しておいてよかった。せっかくの世界有数の海底トンネルなのだから、海底駅を見学できるような列車は残してほしかったところではある。奥津軽いまべつ・木古内間で海底駅見学時間を設けた観光列車を走らせるとか。ハイシーズンには、結構需要があると思うんだけどな。どうせ新幹線は本数が少ないのだから、観光資源としても活用した方がいいと思う。新幹線が札幌まで延伸したら、そうも言っていられなくなるかもしれないけれど。
 
2022/1/29 今別から9.9192km 竜飛崎まで7.5848km
青森県外ヶ浜町
三厩元宇鉄地区周辺
  今別町を挟んで、両脇に外ヶ浜町。旧三厩村は飛び地状態になってしまった。今別町は新幹線駅ができる(合併は開業前)から、強気なのかな。
 
2022/1/26 外ヶ浜から20.0754km 今別まで1.9246km
青森県今別町
大川原地区周辺
  日本一マイナーな新幹線駅・奥津軽いまべつ駅を見物。道の駅を併設しているからそこそこ賑やかだけれど、ここで新幹線を乗降する人はごく僅か。
 
2022/1/23 外ヶ浜から12.0306km 今別まで9.9694km
青森県外ヶ浜町
蟹田大平高石地区周辺
  外ヶ浜町の中心部は、旧蟹田町。この辺りは、いつ訪問しても強風が吹いている印象を受ける。今日も例に漏れず、北風が容赦なく吹きつける。
 
2022/1/22 青森から27.1382km 外ヶ浜まで1.8618km
青森県蓬田村
広瀬坂本地区周辺
  青森市を抜けた。3往復目の復路では函館を通らない予定なので、ここから先は小樽まで大きな街がない。賑わいとは、しばしお別れだ。
 
2022/1/21 青森から11.7062km 外ヶ浜まで17.2938km
青森県青森市
清水地区周辺
  陸奥湾岸を北上。陸奥湾は、全国屈指のホタテの産地。沿道には、直売所や加工所が建ち並ぶ。なのに、人があまりいない。特徴的な光景だ。
 
2022/1/20 青森から3.3074km 外ヶ浜まで25.6926km
青森県青森市
沖舘地区周辺
  NTT前で国道4号線にぶつかり、これを左折。するとすぐに青森県庁前へ。ここが、日本一長い国道・4号線の終点。道はその先にも続いているが、ここから西は国道7号線になる。つまり、国道7号線も青森県庁前が終点。車で走っていると「いつの間にか国道番号が変わったな」という感じなのだが、歩いているとピンポイントで終着地が分かる。これが、徒歩旅の醍醐味と言ってもいいだろう。
  その先、青森駅の西側で、国道280号線を北へ折れる。これから、津軽半島を北上する旅路が始まる。青森から北海道へ渡るルートは、津軽半島経由か下北半島経由。基本的にはこの2通りしかない。日本列島を何度も南北に行き来しているとどうしても重複ルートを歩くことになってしまうが、致し方ない。
 

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