<1st STAGE タイムテーブル>

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≪レース開催前≫

1874年?月


・ジャイロ9歳。国王に月に一度呼ばれて出ていく医師の父親の元で育つ。その時家にやってくる王の使いは、彼と会うたびに何故か年齢を尋ねる。

・父親から鉄球の回転を学び始める。ツェペリ家の男は13歳までに回転をマスターする必要があるらしい。


1878年?月


・ジャイロ13歳。初めて、父と共に国王の使いの召還に付いていく。その時、父と同じく魚料理、パン、ワインの食事をとる。

・国王の城に近い建物に父と入ると、彼はジャイロに「仕事の助手についてもらう」ということを伝える。それは、380年もの長さに渡ってツェペリ一族に課せられてきた任務らしい。

・そして、父親は奇妙な覆面を付け、鉄球と剣を手に取り建物の奥へ入っていった。中には泣きわめく囚人がいたが、父が鉄球を彼の背中に乗せると穏やかになり・・・父親はその首を一刀のもとにはねた。

・血の付いた剣を持ってジャイロの元に戻ってきた父が彼に与えた任務は、剣を洗い清めること。ここからジャイロの任務は始まるのだ。

 −20世紀以前のヨーロッパでは、死刑執行人は国家の任命を受けた高い地位にある存在で、世襲制であった。在任を、確実に一撃で、苦しめる事なく処刑するためには、人体の知識、戦闘術に長けた達人でなければならない。ツェペリ一族も、380年の長きに渡り、その責任と技術を代々受け継いできたのだ。
 ツェペリ一族の独特の技術として、鉄球の回転がある。鉄球の回転は戦闘や苦痛を与えるためではなく、”穏やかさ”のためのあるのだ・・・

 →1890年、ジャイロ25歳へ

 

 BY マッスルさん


1888年?月


・当時どん底状態にあったスティーブン・スティールが騎馬によるレース企画のプロモートを思い立つ。 しかし、企画はスポンサーがつかず、難航。

・そんなある日、スティールが酒場でイーストアンドウェスト新聞社の社員に巨大レースの構想を話す。これがきっかけとなり、レース企画が進展、開催が2年後に決定する。なお、その構想のヒントは偶然道で出会った少女にもらったものだった。

・ジョニィ・ジョースターが劇場前で起こしたトラブルにより、撃たれる。

・スティール・ボール・ラン・レースの企画が新聞に発表される。


1890年?月


・ジャイロ25歳。父の地位を受け継ぎ、ツェペリ法務官・・・すなわり、死刑執行人となる(そして、マルコ少年の死刑判決が下り・・・!?)

 

1890年?月


・スティーブン・スティール、スティール婦人・・・すなわち、スティール・ボール・ラン・レースのヒントをくれた少女に礼をするために出向く。14歳に成長した少女は、彼の少年時代に亡くした初恋の女性に瓜二つであった。彼はその場で、プロポーズを申し込む。

 

1890年4月23日


・リッピ男爵の反逆罪による逮捕と、マルコ少年の処遇についての記事が新聞に掲載される。

 

1890年8月?日


・ポコロコがスティール・ボール・ラン・レースの存在を知り、資金稼ぎに林の開墾を始める。

 

1890年9月?日


・サンドマンが白人の本を見つかり、部族に追われる。その後、スティール・ボール・ラン・レース出場の決意を姉に伝え、出奔。


1890年9月23日


・スティール氏の記者会見が行われる。

・ジャイロ・ツェペリが出場登録を行う。その際のトラブルからスリと決闘。これを打ち倒す。

・決闘を見ていたジョニィ・ジョースターがジャイロに興味を持ち、近づく。


1890年9月24日


・ジョニィ・ジョースターが馬を購入。騎乗するべく努力を始める。


1890年9月25日
午前7時


・ジャイロ・ツェペリが荷物を選ぶ。その内訳は以下の通り。

 初期<ロープ、ぬいぐるみ、毛布、バケツ、馬用ブラシ、タオル、鞍、靴下、コップ、エンピツ、双眼鏡、手袋、糸と針、ハサミ、ワイヤー、ナイフ・フォーク、マッチ、トイレットペーパー、歯ブラシ、歯磨き粉、ローソク、マンガ本、水筒、ローソク、缶詰、薬、テープ、鏡、レンズ、時計、磁石、ナイフ、地図

  決定版<ロープ、ぬいぐるみ、毛布、バケツ、馬用ブラシ、タオル、鞍、靴下、コップ、双眼鏡、手袋、糸と針、ワイヤー、ナイフ・フォーク、マッチ、ローソク、水筒、ローソク、缶詰、薬、テープ、鏡、レンズ、磁石、ナイフ、地図

・サンドマンが参加料(父母の形見のエメラルド)を支払い、レース参加を申し込む(この時、砂のスタンドが発現)


1890年9月25日
午前9時30分〜10時


・スティーブン・スティール氏の開催にあたっての挨拶が行われる。

・優勝候補が入場を始める。

・ジョニィ・ジョースター、ジャイロ・ツェペリの与えたヒントにより、騎乗に成功。

・参加者総数3652名のスティール・ボール・ラン・レース開始!


 

≪レース開始後≫

1stステージ

1890年9月25日
午前10時


・全長4kmに及ぶスターティング・グリッドより一斉にスタート。

・スティーブン氏より、「チェックポイント」「ステージ」「第一チェックポイント」についての解説が行われる。第一チェックポイントまでの1stステージは、15kmの短距離スプリントレースとなる。

 ○1stステージ・・・賞金1万ドル タイム・ボーナス1時間
   
    海岸から3kmはなだらかな丘陵地帯↓
   涸れた川を越え、曲がりくねった高低差50の上り坂↓
   下り坂の雑木林↓
    捨てられた農場を越えて直線で2km↓
    ゴールのカトリック協会

・レース開始直後、ジャイロ・ツェペリが抜け出し、独走態勢に入る。その後、興奮した馬による転倒が起こる。

・ジャイロを、ディエゴ、ウルムド・アブドゥルが追撃する。

・執拗にジャイロを体当たりで潰そうとするウルムド・アブドゥルだったが、ジャイロの計略にはまり群生サボテンに突っこみ、気絶。リタイヤか!?

 


1890年9月25日
午前10時5分


・ジャイロについて調べるよう、スティール氏の命令が下る。

・ディエゴが20馬身の差を一気に詰め、ジャイロに追いすがる。

・ディエゴがジャイロを抜かしたところで、12000の表示が出現。涸れ川にかかる橋に突入。

・ジャイロの馬が橋を砕く。ジャイロは橋を抜けるが、ディエゴは立ち往生。後続は橋を避け、涸れ川に突入する。

・ポコロコが目覚める(その後、遠方にレース集団の発する音と煙を確認)。


1890年9月25日
午前10時8分


・ポコロコ、スタート。

・ロッカチュゴ男爵、燃料切れでリタイア。

・ポコロコ、最後尾集団に追いつく。ここでの幸運は以下の通り
 馬のクソを顔面に喰らう
 ↓
 そのクソの中に金貨が
 ↓
 女性騎手のオッパイをのぞける
 ↓
 500$の賞金首を見破る

・サンドマンにつられた最後尾グループがショートカットの崖に到着。

・サンドマンは崖を跳躍で飛び越える。

・ポコロコもサンドマンを追い、跳躍。サンドマンのアドバイスで崖越えに成功。

・ポコロコ、ジョニィのいる戦闘グループに合流。

・ジャイロ、コースを外れ雑木林へのショートカットに突入。成功すれば800〜1000mの距離を稼ぐ事が可能。

・ジョニィ、ポコロコがジャイロを追う。それに続き、8頭の後続馬も林に向かう。

・ポコロコが目をつぶったまま、ジャイロに続き林の中に突入!


1890年9月25日
午前10時12分


・さらに、後続馬が雑木林に突入するグループと、正攻法で進むグループに分かれる。

・雑木林に突入したグループでは、木を銃や剣で吹っ飛ばして進もうとするものの、上手くいかずに脱落する者が続出。

・ジョニィがポコロコを追い抜く。

・目をつぶっていたまま快調に走っていたポコロコだったが、木の枝にひっかかり、顔に軽い裂傷を負う。そして、続いて太い枝に首から突っ込み、落馬。しかし、足が馬具にひっかかり馬に引きずられる事に。

・先頭を行くジャイロに、ポコロコの馬が肉薄(ポコロコの落馬により、直線的に走る事が可能になったため)。ジョニィ、ジャイロ共々驚異を覚える。

・ジャイロ、鉄球を発動。最後の灌木の幹の根本に回転を与え、道を空けるようにして木を倒す。

・ポコロコの馬がジャイロの空けた木の隙間へ突入。鉄球のパワーを失った木が戻り、"偶然"それに弾き飛ばされたポコロコが馬上に復帰する。

・ジャイロが森を抜け出る。この時点で、正規ルート組との差はおよそ800m。

・続いて森を出たポコロコがジャイロに迫る。その差はおよそ3馬身。この時点での残距離は4000m。


1890年9月25日
午前10時14分


・先頭集団が、高低差50m、長さ2000mの「悪魔の下り坂」に突入。下り坂というものは、スピードを落として走らないと馬の足がつぶれるという常識があることがアナウンスされる。

・各馬がペースをこらえて走っている。ポコロコも同様であったが、しかし、何者かに「牛がいる」と声をかけられる。

・次の瞬間、奇妙な人形のようなものが馬にしがみつきながら話しかけてくるのを発見。ポコロコは幻覚を疑うが、"それ"は、なおもポコロコを前に導くような説得を続け・・・そして、彼の体に溶け込むように消える。

・ポコロコは、何かに覚醒したかのようにジャイロを挑発。次の瞬間、ジャイロを抜いて先頭に躍り出る。

・さらに釣られた後続馬も加速するが、あえなく2頭が落馬。ポコロコの馬も例外ではなく、転倒。

・しかし、"運良く"その場にあった牛の死体に乗る事ができ、馬ごとグラススキーのように滑走。ジャイロを抜き去る。

・ジャイロがポコロコの行く先にある岩を、鉄球で破壊。しかし、その岩の上にはショートカットをしていたサンドマンがいた。

・サンドマンが砕かれた岩の動きを一瞬止めたため、落下が遅れ、ジャイロの目論見は破れる。

・そして最終直線に突入。先頭グループは順にサンドマン、ポコロコ、ジャイロ。


1890年9月25日
午前10時17分


・サンドマンは最終直線には入らず、ショートカットになる岩山に突入。

・最終直線の直前、ジャイロがポコロコを抜き、先頭へ。

・最終直線、教会に到る道の沿道には2万人以上の熱狂した観客が集まっていた。この事態は、主催者のスティール氏の予想を遙かに超えるものであった。

・そして、同じく直線に差し掛かった後続グループから、足を温存してきたジョニィ、「風圧シールド走法」により遅れを取り戻したディエゴが、ジャイロに向かい動き始める。

・そして、ポコロコもジャイロにアタック!


1890年9月25日
午前10時18分


・残り約1000m。メキシコから吹く「サンタアナ」の風の中、そして観衆の大声援の中を、全馬が土石流のようにゴールを目指して雪崩かかる。

・ジョニィが、風圧シールド走法で付いてくるディエゴを、加速のついでに、小石をディエゴの顔面に向かって跳ね飛ばすことで破る。

・ポコロコがスタンドの助言に従いジャイロの左に回り込むと同時に、サンドマンが岩場から合流、8馬身ジャイロを離して先頭に立つ。残り約300m。

・ディエゴ、ジョニィが最後の脚を活かし追い込みをかけ、数馬身の差まで詰め寄る。ジャイロとサンドマンの差は3馬身。

・ここでついに、4騎が一直線に!サンドマンがややリードした状態で、残りは100m。

・ポコロコが地面に埋まった枯れ木を、跳び箱の踏み切り台のようにバネとして飛び上がる。ポコロコ一気にリード!

・しかし、次の瞬間、それ以上に驚異的な加速でジャイロが再び先頭に。

・ジャイロはジョニィの健闘をたたえつつ、その秘密を明かす。

・ジャイロは、鉄球とマントで作った即席の帆で、「サンタアナ」の向かい風のパワーを利用して加速していたのだ。

・そして、後続を5馬身以上離し、ジャイロの圧勝!走行タイムは18分07秒。

・「スティール・ボール・ラン」のレース・リーダー誕生の瞬間であった。