1890年9月25日 |
・スティーブン氏より、「チェックポイント」「ステージ」「第一チェックポイント」についての解説が行われる。第一チェックポイントまでの1stステージは、15kmの短距離スプリントレースとなる。 ○1stステージ・・・賞金1万ドル タイム・ボーナス1時間 ・レース開始直後、ジャイロ・ツェペリが抜け出し、独走態勢に入る。その後、興奮した馬による転倒が起こる。 ・ジャイロを、ディエゴ、ウルムド・アブドゥルが追撃する。 ・執拗にジャイロを体当たりで潰そうとするウルムド・アブドゥルだったが、ジャイロの計略にはまり群生サボテンに突っこみ、気絶。リタイヤか!?
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1890年9月25日 |
・ディエゴが20馬身の差を一気に詰め、ジャイロに追いすがる。 ・ディエゴがジャイロを抜かしたところで、12000の表示が出現。涸れ川にかかる橋に突入。 ・ジャイロの馬が橋を砕く。ジャイロは橋を抜けるが、ディエゴは立ち往生。後続は橋を避け、涸れ川に突入する。 ・ポコロコが目覚める(その後、遠方にレース集団の発する音と煙を確認)。
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1890年9月25日 |
・ロッカチュゴ男爵、燃料切れでリタイア。 ・ポコロコ、最後尾集団に追いつく。ここでの幸運は以下の通り ・サンドマンにつられた最後尾グループがショートカットの崖に到着。 ・サンドマンは崖を跳躍で飛び越える。 ・ポコロコもサンドマンを追い、跳躍。サンドマンのアドバイスで崖越えに成功。 ・ポコロコ、ジョニィのいる戦闘グループに合流。 ・ジャイロ、コースを外れ雑木林へのショートカットに突入。成功すれば800〜1000mの距離を稼ぐ事が可能。 ・ジョニィ、ポコロコがジャイロを追う。それに続き、8頭の後続馬も林に向かう。 ・ポコロコが目をつぶったまま、ジャイロに続き林の中に突入! |
1890年9月25日 |
・雑木林に突入したグループでは、木を銃や剣で吹っ飛ばして進もうとするものの、上手くいかずに脱落する者が続出。 ・ジョニィがポコロコを追い抜く。 ・目をつぶっていたまま快調に走っていたポコロコだったが、木の枝にひっかかり、顔に軽い裂傷を負う。そして、続いて太い枝に首から突っ込み、落馬。しかし、足が馬具にひっかかり馬に引きずられる事に。 ・先頭を行くジャイロに、ポコロコの馬が肉薄(ポコロコの落馬により、直線的に走る事が可能になったため)。ジョニィ、ジャイロ共々驚異を覚える。 ・ジャイロ、鉄球を発動。最後の灌木の幹の根本に回転を与え、道を空けるようにして木を倒す。 ・ポコロコの馬がジャイロの空けた木の隙間へ突入。鉄球のパワーを失った木が戻り、"偶然"それに弾き飛ばされたポコロコが馬上に復帰する。 ・ジャイロが森を抜け出る。この時点で、正規ルート組との差はおよそ800m。 ・続いて森を出たポコロコがジャイロに迫る。その差はおよそ3馬身。この時点での残距離は4000m。
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1890年9月25日 |
・各馬がペースをこらえて走っている。ポコロコも同様であったが、しかし、何者かに「牛がいる」と声をかけられる。 ・次の瞬間、奇妙な人形のようなものが馬にしがみつきながら話しかけてくるのを発見。ポコロコは幻覚を疑うが、"それ"は、なおもポコロコを前に導くような説得を続け・・・そして、彼の体に溶け込むように消える。 ・ポコロコは、何かに覚醒したかのようにジャイロを挑発。次の瞬間、ジャイロを抜いて先頭に躍り出る。 ・さらに釣られた後続馬も加速するが、あえなく2頭が落馬。ポコロコの馬も例外ではなく、転倒。 ・しかし、"運良く"その場にあった牛の死体に乗る事ができ、馬ごとグラススキーのように滑走。ジャイロを抜き去る。 ・ジャイロがポコロコの行く先にある岩を、鉄球で破壊。しかし、その岩の上にはショートカットをしていたサンドマンがいた。 ・サンドマンが砕かれた岩の動きを一瞬止めたため、落下が遅れ、ジャイロの目論見は破れる。 ・そして最終直線に突入。先頭グループは順にサンドマン、ポコロコ、ジャイロ。
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1890年9月25日 |
・最終直線の直前、ジャイロがポコロコを抜き、先頭へ。 ・最終直線、教会に到る道の沿道には2万人以上の熱狂した観客が集まっていた。この事態は、主催者のスティール氏の予想を遙かに超えるものであった。 ・そして、同じく直線に差し掛かった後続グループから、足を温存してきたジョニィ、「風圧シールド走法」により遅れを取り戻したディエゴが、ジャイロに向かい動き始める。 ・そして、ポコロコもジャイロにアタック!
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1890年9月25日 |
・ジョニィが、風圧シールド走法で付いてくるディエゴを、加速のついでに、小石をディエゴの顔面に向かって跳ね飛ばすことで破る。 ・ポコロコがスタンドの助言に従いジャイロの左に回り込むと同時に、サンドマンが岩場から合流、8馬身ジャイロを離して先頭に立つ。残り約300m。 ・ディエゴ、ジョニィが最後の脚を活かし追い込みをかけ、数馬身の差まで詰め寄る。ジャイロとサンドマンの差は3馬身。 ・ここでついに、4騎が一直線に!サンドマンがややリードした状態で、残りは100m。 ・ポコロコが地面に埋まった枯れ木を、跳び箱の踏み切り台のようにバネとして飛び上がる。ポコロコ一気にリード! ・しかし、次の瞬間、それ以上に驚異的な加速でジャイロが再び先頭に。 ・ジャイロはジョニィの健闘をたたえつつ、その秘密を明かす。 ・ジャイロは、鉄球とマントで作った即席の帆で、「サンタアナ」の向かい風のパワーを利用して加速していたのだ。 ・そして、後続を5馬身以上離し、ジャイロの圧勝!走行タイムは18分07秒。 ・「スティール・ボール・ラン」のレース・リーダー誕生の瞬間であった。
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