笠石

周辺地図(mapion)


以前、三石山観音寺に行った時に、笠石というものがあるという話はつかんでました。
しかし、webで調べても有効な情報は数えるほどしかなく、特に場所の情報に乏しいのにはまいりました。 そんな折も折、超歴史研究会より合同調査のお誘いが!!
というわけで、連れて行ってもらいました。肝心の所在地は、地名でいうと旅名というところで、 「フルーツ村」という果樹園の裏山の中なのです。まずは、国道411号から「フルーツ村」の看板を信じて、 橋のたもとを西に曲がってください。車はフルーツ村に止めさせてもらって、そこのおじさんに尋ねれば 笠石の所在地は簡単にわかる事うけあいです。しかし、ご覧のように駐車場から「たったの800m」という 看板が出てますが、登るとかなり時間がかかりますのでご注意。足元を固めるのは当然で、水くらいは持参すべきです。

さて、我々も行きますかねぇと思いきや!何しろ今回は、一般人とは言いがたい面子と一緒の行動なので 当然フツーじゃないのです。なんと私たちは謎のライターA氏の力により、本来大汗かいて登るべき林道を、 フルーツ村純正ジープ(かなりスリリング)で送っていただく事になりました。ラッキー!
ジープの走破力と、おじさんのノリノリドライビングには感服いたしましたが、正直かなり手に汗握りました。。。

笠石への道のりその1。
フルーツ村と公有地との境にはゲートがあります。フルーツ村ではサル、イノシシには相当 悩まされているそうです。笠石調査に行くときは、ここを必ず閉めましょう。

笠石への道のりその2。
なんだか雰囲気が盛り上がって来たでしょ。

笠石への道のりその3。
この写真は411号方面を見下ろした写真です。木が無ければ、もしかすると この集落から笠石が見えるかもしれません。
尾根伝いに笠石に向かいますが、凄く切り立った山でちょっと道を外れれば奈落の底にまっさかさま なのでご注意願います。

ジープで送ってもらったポイントから、のんびり歩いて30分ほどで笠石にたどり着きます。
かっこいいでしょ。webで目にした写真はどれも現物とイメージが異なっており、 私が頭に思い描いていたものよりも小さかったですね。皆様のご理解の一助として、別アングルで 何枚か見ていただきましょう。
人物つきの写真もあるので、サイズがよーく分かっていただけると思います。

人物と並ぶとこんなかんじ。
イメージ湧いたでしょ。

思い余って、上に乗ってしまうとこんな感じです。
私ものっかりましたが、ぐらぐらゆれます。絶妙のバランスでのっかっているのです。
上部の石は、かつて下に落としたという歴史があるとの事ですが、いったいどうやってのせなおした ものやら、皆目見当がつきません。

お次は、笠石の接点部分拡大です。
隙間がかなりあいてますが、うまいぐあいに載っているんですねこれが。神の計らいとしか言いようが無い。

調査隊はこんなもんじゃ満足できないのです!
今度は裏手に回ってみました。すると笠石の真下にぽっかりと空間があいてるじゃありませんか。 これを見た我々は、誰が言い出すとも無く「こりゃ行くしかないよねぇ」という雰囲気に すっぽりと包み込まれてしまいました。
はっきり言って危ないです。良い子はマネしないで下さい。

現場はこのように結構広いのです。岩屋遺跡って感じです。 我々はヘラヘラと笑ってましたが、実は下をみれば足がすくむ絶壁です。
たとえばここで昼寝して寝返りを二回ほどうってみれば、間違いなく浮世にオサラバできる事でしょう。
こんな事は単独行では絶対やらない行動で、数に頼んで自分が強くなったと勘違いした人々の典型的行動と 言って良いでしょう。大人数バンザイ!!!

笠石を後にした調査隊一行は、昼飯ポイントを目指し、さらに山奥へ!(大げさ)
怪しげなキノコもありました。食えるのかな?

この岩が本日の昼食ポイント。石の上でコンビニ弁当を食いました。

さて帰りますか。さらば笠石!達者でな。
そうそう!夏に千葉でちょっとでかい地震ありましたよね。あの時もこのあたりはほとんど揺れなかった そうです。なんでも地盤が固いのだとか。近頃巷では耐震強度が話題ですが、笠石に関しては、あまり 心配する必要はなさそうです。

帰りはぜーんぶ歩きです。
このタイヤ痕は我々が乗せてきてもらったジープのものです。すごいでしょ。

こちらが、フルーツ村事務所です。お土産に季節の果物をどうぞ。私が行ったときは栗と梨の季節で 梨の傷物が「勝手に食ってください」のコメントおよび、ナイフつきでかごに満載という素敵なサービス までありました。私も頂きましたが、とってもおいしかったよ。


ついでに温泉!

ちょっと離れてますが、鴨川のほうに曽呂温泉という温泉あり。 近代的とは反対の宿ながら、お湯が良い。沸かしているようですが、カランから出る湯も温泉。当然塩素フリー。 独断評価:★★★★


back home