弥次さん喜多さんは、男色の関係だった! 報告 21期 河崎早春
まあ、開口一番から知らなかったことがテンコ盛りの、「道中膝栗毛」の楽しい講義でした。
お馴染み弥次喜多道中のお話ですが…
喜多八が奉公先の女中を身篭らせ、その後始末を弥次郎兵衛に押し付けたところ、女房は去ってしまい、件の女中は死ぬ…いやいや、発端からすごい話です。このお二人、とにかく旅の間中、いい女はいないか、ばかり考えている。開けっぴろげな下品さ。(とても子供には読ませられない内容)これが、庶民に大いに受けたのです。
当時の旅ブームも後押しし、地元が紹介されるのが嬉しくて、地方でも人気の火がついたとか。とは言っても、江戸時代の庶民の知性と性の大らかさに支えられてのベストセラーですね。
武藤元昭先生には、高等部でも、大学に行ってから日文の授業でも教えていただきました。日文でも、先生の授業は大人気。武藤先生ならではの、ユーモアいっぱいで、笑いに包まれた名講義で、時間いっぱい会場からの質問も止まりませんでした。
余談
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当時の貨幣のお話で、
武藤先生、一両を取り出し
「これ、骨董屋から18万出して買ったんですよ。
授業で皆んなに見せてあげようとおもってね。いやあ、先生の鏡ですねぇ。」
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