1月としては暖かな土曜の午後,高等部PS講堂に90名が集い、野村先生のお話を伺いました。PS講堂をお借りできたおかげで、大きなスクリーンでミケランジェロの作品の細部まで見ながら、解説を受けることが出来ました。
西暦はイエスキリストの降誕から数えている、それを使っている私たちはすでにキリスト教的歴史観の中にいることからお話は始まり、日本史や私たちの時間と重ね合わせることで、ミケランジェロが生きた時代を検証しました。
先生が、聖句を読まれながら、登場人物が言ったであろう台詞を語られると、その場面の感情が伝わり、歴史がずいぶん身近に感じられました。人が救われるのはどういうことか、ミケランジェロの信仰の目を通して描かれた天井画に、私たちは学びました。バチカンで実際に見る機会が与えられましたら、もう一度先生の言葉を思い出して鑑賞したいです。
経費を除いた参加費を、高等部に寄付いたします。 |