春一番が吹いた翌日、PS講堂にも懐かしい風が吹きました。2月26日(土)旧PS講堂・現高等部図書館にて「IVYカルチャー・もう一度受けたいあの授業」を開催しました。
現国を教えて下さいました杉井和子先生を講師にお迎えし、「小説の中の会話文を考える」というテーマで120分にわたる授業をしていただきました。当初、物理教室の使用を予定していましたが、会報発行直後間もなく申込者が50名を越え、高等部西川部長のご配慮で、100名程度収容できる現図書館に会場を変更しての開催でした。
116名の事前お申込がありましたが、 申込のメールやファックスには、授業を懐かしむ熱い声がたくさん添えられていました。
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テキストは下記の3作品から、魅力あふれる日本語を読み込みました。
尾崎紅葉「文盲手引書」では、現代国語の特徴である会話と記号について
夏目漱石「三四郎」では、会話のズレから見えてくる青春像
川端康成「雪国」では、会話の中に見える人物たちの距離感
先生の一言一句も聞きもらすまいという張りつめた空気と、時折ふっと冗談交じりに笑わせるお話と、真剣に考え思いっきり笑った時間があっという間に過ぎました。
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杉井和子先生、素晴らしい授業をありがとうございました。
なお、この「もう一度受けたいあの授業」は今後も企画していく予定です。ご意見ご要望など、同窓会までお寄せください。 |