ai機能を使った編集比較
AI機能比較
AIで背景を削除した結果
AI機能と言えば、テキストを入力しただけで存在しないものを生成させてしまう生成AIと呼ばれる機能が話題になっているが、
ここでは背景を削除する機能にスポットを当てて検証してみました。
adobe elementsの勝利
オンラインで処理を行う adobe Express とパソコン内部で処理を進める photoshop CC & elements では処理結果が異なっている。
手間を減らして最高の結果が欲しい場合は photoshop CC または elements が圧勝。
手間を減らして最高の結果が欲しい場合は photoshop CC または elements が圧勝。
adobe Expressでは残る
adobe Expressは期間限定
adobe Express では2023年11月20日現在、背景の削除は期間限定で無料になっている。今後の展開は不明。
[公式] adobe 生成クレジットについて
paintshop悪くはない
paintshop は adobe Express より処理の甘さが目立つが、悪くはない印象。微調整できるのだが、ちょっとイジりにくい。
affinityは選択ブラシで!
アフィニティフォトの場合、背景を消去してくれるブラシがあるので、この消去ブラシを使ってもいいが、
実際に人物などを切り抜く際には、選択ブラシツールを使って範囲指定してから、キーボードdeleteボタンを押した方が早い。
どちらの手法にしても、必ず2段階以上の手間はかかる。affinityは微調整が最強
他メーカーの製品と異なるのは微妙な微調整のしやすさ。Ctrl+Zで後戻りができるし、非破壊編集を謳っている製品だけあって、ファイルを開いた辺りまでいつでも後戻りができるのは最強の強み。
ベクトルデータをラスタライズしてピクセルデータに変換した後で、ベクトルデータに戻すなんて編集はphotoshopにもない機能。
完成形近くまで作っておいて別名保存しておき、少し戻って別バージョンを作成して保存ということもできる。このパターンを記録すれば一括処理も可能。
どちらの手法にしても、必ず2段階以上の手間はかかる。
完成形近くまで作っておいて別名保存しておき、少し戻って別バージョンを作成して保存ということもできる。このパターンを記録すれば一括処理も可能。
Windows標準アプリが優秀
2023年10月以降に順次アップデートされたwindows標準のペイントやフォトに、待望の背景削除などAI機能が追加された。テキストを入力して画像を生成することも可能。しかも、無料!
windowsをインストールしているPCには、もれなく無料でレイヤーが使用できる画像編集ソフト「ペイント」と 画像を閲覧できる「フォト」が標準でインストールされているので、コレを使わない手はない。ちょっぴり残念なポイント
おおむね、かなり正確に人物のみを切り出してくれた。しかし、切り出した境界には白い枠線が追加されてしまう。
windowsをインストールしているPCには、もれなく無料でレイヤーが使用できる画像編集ソフト「ペイント」と 画像を閲覧できる「フォト」が標準でインストールされているので、コレを使わない手はない。
比較用データ
レビューで使用したデータ
比較用データであり、フリー素材ではありません。
.psd互換ソフトの実力
本当に再編集できるのか比較
コスパ比較
メインで編集するソフトを1本と、サブで使うソフトを1本か2本、用意しておくのが一番安上がりで多機能高性能で使いまわしが効くと思われる。
1本で何でもやりたい という希望を叶えてくれそうなのはサブスク版photoshop ccくらいだろう。
ここでは、なるべくお財布に優しく多機能で高性能な欲張り仕様で使いまわせるソフトを選んでみた。
AI生成など全部盛り最安
Adobe Express [無料]
photoshop elements [1.2万円]
+Affinity3製品 [2.4万円]
AI生成、背景消去、静止画からの動画作成、各種変換、自動処理、フリー素材、フォント、レイアウト、CMYK対応などほぼ網羅できるはず
AI生成+徹底編集+一部自動
Adobe Express [無料]
+Affinity3製品 [2.4万円]
AI生成、背景消去、各種変換、自動処理、フォント、レイアウト、CMYK対応など電子書籍の制作もお手軽。パワーポイントみたいなこともできる。
AI生成+なるべく自動化
Adobe Express [無料]
photoshop elements [1.2万円]
AI生成、背景消去、各種変換、自動処理、フリー素材、フォント。CMYKでの出力はできない。
ずっと無料
Adobe Express [無料]
[無料] ファイヤーアルパカ
ずっと無料だけど、背景消去やAI生成などは回数制限や期間制限がある。でも、かなり豪勢な環境が無料で整うのは最高に魅力的。
なにしろ、無料の ファイヤーアルパカ で印刷関連の作業はほぼ網羅できてしまう。パパっと処理したいことは adobe Express に任せて、じっくり編集は ファイヤーアルパカ にすると最安値。
ファイヤーアルパカ が起動しているときに表示される広告を消去するのにかかる料金を支払っても4000円もあればレイヤーも使える最高の環境が整う。癖ありポイントとして、ファイヤーアルパカでホイールマウスを使用すると他メーカーの製品の動作とは逆になるので注意。(アルパカは、手前がズームイン、奥がズームアウト)
ただ、やっぱりフィルター数や自動化処理を考えると photoshop elements くらいは持っておいて損はない。
photoshop elements [1.2万円]