歴代windowsをwindows11で共存

仮想パソコンのイメージ

パソコンの中に、仮想環境の中で架空のパソコンを作って動かすことができます。 普段、趣味や仕事などで使っているPCの中に専用ソフトをインストールして、全く別のPCを作り上げて使うことで、 「ちょこっと試してみる」「古いパソコンをよみがえらせる」ということが手軽に実行できます。

安全に色んなOSや環境を試せる

  • 自作ソフトを別の環境で動かしてみる
  • お試し体験版やり放題
  • 古いパソコンでしか動かないゲームやソフトを起動する
  • MS-DOSでしか動作しないソフトを起動する
  • SCSIやRS-232Cなど古い機材を繋いで使う
win10で動作するXP
windows10の中にある仮想PCで動作するXP
RS-232C変換ケーブル
パラレルポートにRS-232Cで接続していた機器をUSB変換ケーブルで最新OSのパソコンに繋いで過去の資産を活用してみる

セキュリティ対策は必須

ゲストOSは仮想環境内で動作し、ホストOSとはセキュリティ境界で分離されています。そのため、一般的なウイルスはホストに影響を与えることはないはずです。 しかし、仮想PCやセキュリティソフトの脆弱性を突いた対応しきれないウィルスなどがホストに影響する可能性はあります。

→ セキュリティソフト
マシンパワー

    仮想PCを作るPCに必要なこと

  • ありあまるCPU性能
  • 限界突破メモリ容量
  • SSDなど高速ストレージ
  • 仮想化支援機能(VT-x/AMD-V)をBIOSで有効化する

ちょこっと専門用語

仮想パソコンの仕組みを賃貸アパートに例えると、ホストである大家さんが部屋を貸して、入居者のゲストがそこで生活するイメージです。
大家さんであるホストの性能や資源を分けてもらってゲストが動くので、ホストがしっかりしていないとゲストも快適に動けません。

ホストPCのスペックが高い時

大家さんがいい時
  • ゲストPCで画像編集やゲームをしてもサクサク動作
  • ホストとゲストでコピペ移動しやすい
  • ホストとゲストの境目を忘れそうになる
  • とにかく速くて快適!

ホストPCのスペックが低い時

大家さんが悪い時
  • 書き込みも読み込みも遅くてイライラする
  • 画像編集は夢のまた夢
  • そもそも起動しないこともある
  • ホストとゲストの悲壮感
レノボPC

仮想PCソフトの種類

windows ProやMacOSに標準で付いてくる仮想化ソフトもあれば、超老舗ソフト「VMware」もある。

Broadcom VMware Workstation Pro (windowsとLinux) / FUSION (Mac)
※このページで解説しているソフト
Oracleオラクル
VM VirtualBox
Microsoft Hyper-V
※Windows ProとEnterpriseに標準搭載
apple computer Boot Camp
※Mac専用
クローンパソコンメーカー
※windows 最大24TB

VMware導入編

https://www.vmware.com/
VMware WEBSITE
https://www.vmware.com/ VMwareページ上部「Products」
↓↓↓
ページ下部「SEE DESKTOP HYPERVISSORS」
↓↓↓
「DOWNLOAD NOW」を押すと、ダウンロードページへ行ける
※ダウンロードするには、運営会社のBROADCOM会員登録が必要 BROADCOM会員登録ページ

2024年4月頃まではVMwareのサイトからインストーラーをダウンロードするだけで問題なかったが、 2024年5月以降は運営会社が変更され、BROADCOMに会員登録後にダウンロードできる方式に変わった
当サイトの運営者がBROADCOMに登録してから2年近くが経過していますが、特に広告メールは受け取っていません。おそらく、ユーザ層の把握のみに使っているようですので安心していいと思います。

BROADCOM会員登録の方法

BROADCOM 海外フォーマット
※画像をタップすると拡大します

First Name 名前

Last Name 苗字

Country 住んでいる国

Job Title 職業

Password 希望するパスワード

Confirm Password 試しに同じパスワードを入れてね

登録完了後にダウンロードボタンが出現

BROADCOM 登録完了画面
長々と登録作業がありましたが、最初の1回だけです。無料で使わせていただけるのですから、文句なんて言えません。

インストール画面は日本語

 VMware導入~インストール
日本語なので間違いがないように思います。ただ、表示される内容を確認しつつ、ボタンを押していくだけです。 インストールされる場所はメモでもスマホ撮影でもスクショでもいいから覚えておいてください。後で必要になります。

VMwareにOSをインストール

 新規仮想マシンの作成
「新規仮想マシンの作成」を選んで次へ。

XPに限らず、7、8.1、MS-DOS、MEG-DOS、androidなどの手順は同じです。CDやフロッピー、ISOイメージディスクを保存したUSBメモリーやハードディスクからもインストールできます。

インストール元を選ぶ

 ディスクを使う

CDやDVDを使う場合

「インストーラーディスク」を選び、インストールディスクが入っているドライブを選択 ディスクを入れると自動的にOSの種類を判別してくれます。
 isoでインストール

isoデータを使用する場合

「インストーラーディスクイメージ」を選び、データを選択すると自動的にOSが判定されます。

インストール中は、ほぼ「OK」ボタンを押すだけで自動インストール

ウィザード
仮想PCの名前や保存場所を指定する以外は、基本的に初期設定のままでもOKです。以降は、ウィザードに従います。特に変更は不要です。 もし、変更した場合は、その変更箇所を覚えておいてください。後で必要になることがあります。
設定の質問

アップデートやサポートツールのインストールは必ず「OK」でインストール

「キャンセル」を押すとインストールが失敗したり、動作不良を起こす原因になります。解決できない場合は「OK」だけ押せばOK!
 ソフトの更新

必ず更新を選ぶ

ソフトウェアの更新 「ダウンロードしてインストール」を選択しないと、話が進みません。ここで他を選択すると、後々の作業で手間暇が爆増する上に、難易度が上がります。
セットアップ画面
OSのセットアップ中は、何もしないこと。
果報は寝て待て
VMwareToolsは必ずインストール
ホストとゲストでデータをコピペできるようにするツールです。コピペを無効化しても・・・面倒でしかありません。
Toolsを入れると超便利になる
「インストールしますか?」という質問が画面下部に出るときは、必ず指示に従ってインストールしましょう。
仮想パソコン内のDVDドライブに 「VMwareTools」があるので、これを実行してください。

仮想PCの解像度変更

画面サイズの変更方法
VMwareのウインドウの端をマウスカーソルでつまんで、ドラッグするだけで、好きな形に変更できる。

遅延対策

「VMwareに入れたwindows10やwindows11が遅くて使い物にならない」「CPUの占有率やメモリ使用量が常に80%を超えている」という場合は、この方法を試してほしい。
Pro版の設定すべき項目
↑ 画像を拡大できます
  • VMware workstation Pro限定の機能が必須
  • 仮想マシンの設定で「CPUコア数を増やす」
  • CPUプロセッサー数は増やさない

仮想PCのセキュリティ対策

ホストパソコンの中の仮想空間に作られた仮想パソコンであっても、ウィルスには感染するし、フィッシングサイトやマルウェアなどの危険もあるのは同じ。だから、セキュリティ対策をしないといけません。

XPで動作するwindows10用カスペルスキー
VMwareでXPをインストールした仮想PCに、ウィルス対策ソフト「カスペルスキー」をインストールできました。製品環境にはXPの記載はありませんでしたが、問題なく動作しました。
カスペルスキープレミアム

ホスト+ゲスト+スマホ=3台分

1台につき1ライセンスを用意するよりも、3台分以上がおすすめ。1台分との価格差は僅か。それなら、大は小を兼ねるということで多めにライセンスを取得しておいた方がいい。
セキュリティー対策費用をケチって、ウィルスに侵され、情報漏洩し、友人や取引先の信用と信頼を無くすぐらいなら、これほど安い対策はない。
光熱費をケチって熱射病や風邪などの病気にかかり、通院や薬代で手間暇とお財布の中身を浪費することを考えれば、最初から対策しておけば・・・

クリーンインストールに失敗する場合

仮想パソコンにWindows10やWindows11をインストールできない不具合が発生した時の対処法
 disk2vhd画面
↑ 画像を拡大できます
Windows10または11が動作しているパソコンを丸ごとクローン化して、仮想化します。この方法では、VMwareで細々と64bitOS専用の設定を入力しなくても、自動で設定してくれます。 クローン化したパソコンをVMwareで読み込むだけでOK。
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