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●不妊症と鍼灸治療 |
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あくも はりきゅう治療院 香川県丸亀市の鍼灸院 鍼灸治療 美容鍼灸 小児鍼灸 ボディーケア・リフレクソロジー
近年では不妊症に悩む夫婦は7組に1組の確率で、30人に1人は高度生殖医療により誕生した子供であるとされています。
不妊症だけでなく、子宮の形状奇形などから不育症も増えています。
結婚年齢の高齢化から初産の平均年齢も上昇し、不妊症の治療を開始する年齢も高齢化しつつある現状。
ワラをも掴む覚悟で鍼灸治療を開始するご夫婦も増えて来ております。
さて、鍼灸治療で子供を授かる事が出来るのか?
答えはYesともNoとも言えません。
イギリス生殖学会では、体外受精において鍼灸治療を行ったからと顕著な差は無いと否定的な論文を発表。
アメリカ・メリーランド大学では、杯移植前後に鍼治療を行うと妊娠率・出産率が上昇すると肯定的な論文を発表。
中国・香港では、伝統的鍼灸不妊治療を受けたグループよりも、妊娠を目的としていない鍼灸治療を受けたグループの方が妊娠率が高かったという内容の論文を発表。
と、世界でも意見が割れております。
日本の明治国際医療大学(旧明治鍼灸大学)の発表では、
鍼灸治療を受け始める前と後では女性の子宮内膜が6mm以上厚くなる。
同じく男性の奇形精子の数が減少し、正常生殖可能精子の数が増加する。
と発表しています。
と言う事は、鍼灸で妊娠しやすい身体に近づける事は出来ると言えます。
ですが、それは100%の妊娠・出産できることではありません。
鍼灸治療を受けた不妊症患者に1〜2割の向上を発表している所も有れば、その差は1割に満たないとの発表もあります。
実のところは、統計が出せる程に不妊症患者の分母がそろっていないのと、施術方法が統一されていないこともあって、数字として出しにくいのが現状です。
不妊症に対して鍼灸がどれだけの効果を発揮出来るかは、現状ではまだはっきり答えを出せません。
ですが、鍼灸で子宮・卵巣への動脈が広がり血流量が上がり、子宮内膜の肥厚がみられ、ホルモン分泌量が適正値になることは事実です。
男性の正常生殖可能な精子の数も増えることも本当です。
ですが、鍼灸だけで妊娠にまで導く事は不可能だと私は考えています。
産婦人科医・助産師の助けも必要ですし、何よりご自身の生活習慣の改善が必要です。
複合的な要員が重なったときに結果は自ずと現れるものです。
その1つでも欠けてしまえば恐らくは望みは叶わぬものとなるのではないでしょうか。
それから不妊症・不育症の方たちは共通して、生真面目で手抜きが出来ないタイプの方が多いと感じます。
何事も「責任・義務」に置き換えてしまい、現状を楽しめず疲弊する。
疲れているのに責任に追われて手を抜けずに余計に疲れる。
「ストレスなんて無いです」って言っている人程、この兆候が見えます。
当たり前・普通と言う概念が、体調不良に気がつけなくなっているのかもしれません。
いっぱいしゃべってストレス発散をした次いでに身体のメンテナンスをお願いしてみてはいかがでしょうか?
最後に、不妊症を主に行っている鍼灸院・整体院は数多くあります。
ですが、それらの中には「不妊症は金になる」とたいした効果・実績も無いのに治療と称して金儲けをしている人も居る事を知っておいてください。
体質を改善する事で、妊娠しやすい状態には確かに出来ます。
ですが、それは半年〜1年、それ以上の時間がかかる場合があります。
それを逆手に取って月経周期・排卵日・移植日に関係せずいつも同じルーティンでの施術を行い、クライアントが妊娠をあきらめるまで縛り通い続けさせる、同業者として恥ずべき治療院もある事をお知らせしておかねばなりません。
3ヶ月通ってみて、何か違うと感じるものがあれば別の治療院を検討してみても良いかもしれません。
肌に合う鍼灸院に出会えれば、きっと素敵な結果へとつながるはずですから。
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