その15
■地中に残る地雷と不発弾■ | |||||||||
<日本は世界に先駆けて廃棄完了> 日本は1999年に発効した対人地雷禁止条約に基づき、自衛隊が保有している100万個の地雷の廃棄処理を続けてきたが、2003年2月8日、廃棄処理を完了した。対人地雷禁止条約には、アメリカ、ロシア、中国などが未加盟となっている。 |
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<膨大な量の地雷がいまも世界中に> 世界全体で現在、埋められている地雷の数は、1億1千万個ともいわれる。20分に1人の割合で地雷による犠牲者が出ている、と見られている。 赤十字国際委員会地雷データベースなどによると、地雷の埋設数の多い国と個数は、次のとおりである。 エジプト 2300万個 アンゴラ 1500万個 アフガニスタン 1000万個 カンボジア 1000万個 イラン 1000万個 中国 1000万個 ボスニア・ヘルツェゴビナ 600万個 クロアチア 600万個 モザンビーク 300万個 |
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<第2の地雷、クラスター爆弾> 米国によるアフガニスタン空爆で、「第2の地雷」として懸念されているのが、クラスター爆弾だ。一発の爆弾本体から、約200個の小爆弾が広範囲にばらまかれ、その1割が不発弾となって戦火が去った後も残り続け、住民らを殺傷し続ける。 01年12月12日の朝日新聞によると、アフガニスタンでは10月の空爆開始から1カ月の間に350発のクラスター爆弾が投下され、これによって5000発の小爆弾が不発弾として残ったと見られている。 クラスター爆弾は、さまざまなタイプのものが18カ国で生産され、50カ国が保有している。クラスター爆弾によって不発弾として残った小爆弾は、ベトナム戦争でラオスに900万個が最も多く、ついで湾岸戦争で120万個、コソボ紛争で2万から3万個と見られている。 |
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