ぎあぽじ君 Ver.1
〜選べるぎあぽじ君〜
2010.12.08 (ver.1として)公開



ぎあぽじ君は回転数と車速からギアを割り出します。

で、うちのバイクの車速はエンジン本体から生えてる信号線(6速ミッションで拾ってます)を流用したわけですが、
車種によってはそこになかったり、(生粋のレーサーモデルとかは)そもそもそんなもんは無かったりします。

とはいえ、最近はロガーなども流行っているおかげか、ホイールやディスクローターから車速を拾ったりしている方もおられます。
ただ、この方式ですと同じ速度でも、ファイナルによって車速パルスが変動します。

ぎあぽじ君、そういう用途には使えないか?

…使うファイナルごとのデータをあらかじめ持っときゃいいじゃん?

ということで、複数の設定データを選べるようにしました。
外観写真(というか試作品…)
ハード自体は元祖ぎあぽじ君とほぼ同じ。
データ選択用のスイッチが増えただけです。

なので、PIC君にはもう空きピンありません…
現場での使い方
選択スイッチを押さずにそのまま電源を入れれば、そのまま普通にぎあぽじ君として動作します。

ぎあぽじの設定を変えるには
ぎあぽじプリセットデータの選択
(1)選択スイッチを押したまま電源ONします。
(2)LED表示が「7」になったら一旦選択スイッチをOFF。
(3)するとLED表示が現在の設定値になります。
(4)その状態から選択スイッチを押すとその度に数字が変わっていきますので、希望の設定値にあわせます。
(5)設定したい値が決まったら、選択スイッチをLEDが「0」になるまで長押し(約1秒)。
(6)選択スイッチをOFFすると、LED表示が一旦設定した値になり、約1秒間表示してまた「0」に戻ります。これで設定終了です。
(7)設定終了後はそのままギアポジ計測開始します。

なおプリセットデータは1〜6の6通りを設定可能です。
車種ごとにあわせた作り方
ハードウエアは特に変える必要はありません。…たぶん

PICマイコンの中の設定値を車種ごとに変えてあげる必要があります。

ということで、それ用に設定データ計算シートなるものを用意してみました。
とはいえ、あくまで簡易的な計算なので参考程度でお願いします。

ちなみに、この計算シートは、Ver.2と共通に使えますが、Ver.1ではとーぜんシフトポイント設定関係の数値は使いません。
またギアポジ用でも、プリセット番号7と8も使ってませんのでご理解のほどよろしくです。
製作データ
回路図

PICマイコン(12F629)用プログラム ('06〜YZF-R6用)
PICマイコン(12F629)用プログラム (DUCATI 749R用) ちなみに私はDUCATIは持っておりませんです…
※解凍すればそのまま秋月PICライタ等で読み込めます。


車種によって異なるミッションとかのプリセットデータ設定内容については、↓の計算シートを参考にどーぞ。

設定データ計算シート(Excelファイルです。16進数計算するので「分析ツール」のアドインが必要です。)


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