1月29日
『出たっきり邦人 欧州編』
というメールマガジンに書かれていたストックホルムのエレベーターの話。
「ストックホルムではバリアフリーが行き届いていて、ベビーカーや車椅子の人でも困ることのないように、全ての駅のホームにはエレベータが設置されています。しかも、出口のドアが反対側についているので、乗った時のままの姿勢で降りることができます。つまり、ベビーカーや車椅子の人がバックすることなくそのまま直進して降りることができるのです。これは普通に生活していると気づき難い点ですが、ベビーカーや車椅子でバッグして降りることはとても大変なことなのです。」
目から鱗が落ちました。
私は車椅子は使ったことも押したこともなく、ベビーカーを押して歩いたこともなく、大きなスーツケースを引いて歩いたことすらなかったので、
「ベビーカーや車椅子でバッグして降りることはとても大変」
ということに、今まで全く気付くことはありませんでした。
ちょっと考えたら分かることなのに・・・・(苦笑)
数年前、埼玉県のある駅でエレベーターに車椅子の男性が閉じこめられ、半日近くそのままになったことがありました。
・非常ボタンが車椅子に座った状態では届かない高い位置にしか取り付けられていなかった
・外からエレベーターの中の様子が見えなかった
・障害者専用ということにしていたため、使用者が少なく発見が遅れた
・駅員による定期的な見回りが行われていなかった
などの条件が重なった結果です。
この事があるまで、これらの欠陥に誰も気付かなかったのだとか・・・・
すぐエレベーターを交換することが出来なかったので、駅員による見回りを徹底し、障害者以外の人も使用できることにして、人の目が届くようにしたそうです。
(現在、エレベーターの欠陥が解消されているのかは知りません。解消されているといいけれど・・・・)
すべての「もの」「こと」について言えることだけれど、
造る人がすべての人(利用者)の身になって考えれば、閉じこめ事件のようなことは無くなるのでしょう。
そう書きながら、自分はどうだろうかと考えて。
まだまだ何もしていない、できていない・・・・です(苦笑)
1月28日
久々に和裁のお稽古に行きました。
先生とお話しながら、共襟、居敷あてを付けて、ちょこっと縫って。
とうとう浴衣が縫いあがりました!
縫い始めた時は仕立てられるのか不安だったけど、淡い水色の浴衣は、反物から想像していた以上に素敵に仕上がりました♪
ラッキーなことに(?)私はお布団で寝てるので、今晩寝押しをして仕上げです。
着られる季節はまだまだ先。
早く夏にならないかなぁ・・・・♪♪
1月18日
神楽坂をブラブラしていて、偶然面白い所を見つけました。
脇道に置かれた看板がふぅっと目に入って、何となく気になって入ってみたそこは、
靴と和雑貨のお店「貞」。
店長さんはもともと靴を作っていた人で、
和の魅力に魅かれて半年ほど前にこのお店をオープンしたのだとか。
店内には靴と一緒に下駄、鼻緒、風呂敷、半襟、昭和初期の古布を使った手作りの鞄やブックカバーなどが並んでいました。
和雑貨のちょっとかわった使い方を提案したりもしていて、ちょっと渋い色目の絞りの半襟は、スカーフとして購入する人が多いんだって。
場所柄、料理屋の女将さんや日舞のお師匠さんなども来るそうで、
「着物はいいですよね。まだ持っていないけれど、私も着たいなぁと思っているんですよ」
と、笑顔でおっしゃっていました。
着物の話で盛り上がっちゃって、ついつい長居(苦笑)
こういうお店って大好き♪
憧れちゃいます。
1月12日
コートを着て電車やお店の中にいると、汗が出てくるくらいの暖かさ。
まるで春先みたいな天気です。
昨日買った下駄をjにお披露目。
「子供っぽい」
って言われないか、ちょっとドキドキでしたが
「いいねぇ」
って♪
よかったぁ〜♪♪
1月11日
久しぶりに神楽坂に行きました。
目的地は老舗の履物屋「助六」さん。
以前、母に譲ってもらった下駄(桐の柾目の二本歯)の鼻緒を替えていただいたお店です。
旦那さんに
「黒塗りの下駄で、予算は・・・・・」
と、希望を伝えて、いろいろ教えていただきました。
最近は真っ赤な鼻緒は流行らなくて、若い人も渋い色を選ぶとか、
同じ台を使っても、鼻緒次第でものすごく値段が変わる(草履用の上等な鼻緒をすげる人もいて、台より鼻緒の方が高い場合もあるんだって)とか、
二本歯の下駄で、劇場やホテルなど床に大理石などの石がはってある場所に行くと、スリッパなどに履き替えさせられちゃうことがあるとか、
二本歯より舟形の方が格が上だとか、
でも、下駄は趣味性の高いものなので、自分の好みを最優先していいんです、
とか。
こういうことは、とても知りたいことなのに着物の本には書いていないんですよね。
「専門店」って、どうしても敷居が高い・・・・って感じなんだけど、
勇気を出して入ってみると、意外と親切に接していただけることが多いと思います。
(呉服屋さんは、例外がものすご〜〜〜〜く多いけど・・・・・・・・・しくしく)
すごい迷って
舟形の黒塗りに
桃色の地に白い蜻蛉柄の鼻緒
という可愛い下駄に決めました。
蜻蛉は昔から「勝虫」と呼ばれる縁起物だとか。
黒地に桃色が綺麗だし、鼻緒が江戸千代紙みたいなの♪
鼻緒を調節して、抹茶色の箱に入れていただいた下駄。
初めて自分で選んだ和装の履物。
どの着物でおろそうかなぁ・・・・って考えるだけで、わくわくしちゃいます♪
1月9日
jが悠々亭の1900番を踏んだようです(笑)
1900・・・・ありがとうございます。
ありがとうです♪
1月6日
「ピギー!!」
という、空をつんざく大声で目が覚めました。
時計をみると早朝5時半。
屋根を歩く音、バサバサという羽音。
そして・・・窓の手すりに佇む影。
ヒヨドリの群れが、部屋のすぐ近くにある「姫林檎」の実を食べに来ていたんです。
ちょっと食べて、窓辺で休んで、また食べて、窓辺で休んで・・・・
離れた場所にいる仲間と「ピィー!!」「ピギー!!」とお話。
今日中に食べきるんじゃないか?
って勢いで、午後になっても食べてます。
か・・・・可愛いんだけど、ねぇ(苦笑)
1月5日
amiさんの『浴衣の次に着るきもの』
昨日出版社にFAX注文したら、もう届いちゃいました!
早速一気に読んで、HPでのamiさんの印象そのままで嬉しくなりました。
内容はHPに書かれていた事が中心で、普段の着物をamiさんがどんなふうに楽しんでいるか、考えているかが中心。
amiさんの着物を楽しむための工夫、お祖母様、お母様から受け継いだことなどもいっぱいで、フリース製の手作り襦袢なんていう、呉服屋さんが聞いたら卒倒しそうなアイディアもあって、とても面白かったです。
amiさんが着物暮らしをするきっかけのひとつは「信州の寒さに負けた」ことと、「暖かい着物(ウール)を知っていた」からだとか。
常々「着物って暖かくていいよね〜♪」って思っていて、「ウールの着物大好き」な私は、とても親近感をおぼえました。
(着物を着た翌日の洋服は、す〜〜〜〜っごい寒いですもん!!)
私も、私なりの着物暮らしをしたいなぁ・・・・
そう思わずにはいられません。
現在の目標は
「jと着物でデート♪ご近所&スーパー編」
です(笑)
1月4日
母と映画『細雪』を観ました。
谷崎潤一郎原作、市川崑監督の名作。
実は何回も観ているのですが、いくら観ても飽きません。
ストーリーも役者さんもとっても素敵♪
出てくる着物もとっても素敵♪
四姉妹が次々美しい着姿で登場して、それが4人の性格や生き方までも象徴しているんです。
オープニングの花見のシーン、嵯峨野でのお見合い、家紋の染め抜かれた緋色の羽織裏、三女の嫁入り支度の着物の数々、日本軍の勝利を祝う提灯行列・・・・etc
美しい景色、美しい映像(でも、どこか影を感じる)と相まって、それだけでうっとりです。
母は「羽織の丈が長くて、何となく変な感じがする」というけれど
羽織の丈が短くなったのは戦後で、この時代の羽織は丈が長かったんですって。
「変だ」といわれても、私はああいう長羽織に憧れてしまいます。
舞台が名家なので、使用人のお婆さんや娘さんも出てきます。
彼女たちの着物や着姿はまさに働く人のそれで、そういうところもお気に入り。
「これが銘仙っていうやつなのかなぁ・・・・」
なんて思いながら、ぐずぐずに着崩れた(ように見える)白い前掛けをした娘さんたち、
肝心なところは崩さないお婆さんの姿にも見入ってしまいました。
はぁぁ・・・・また観たいなぁ♪♪
1月2日
今日は1日着物で過ごしました。
以前日記に書いた、ウールの着物に紫色の博多小袋帯を文庫に結んで♪
このコーディネートだと、本当に茶屋の娘(笑)
こういうレトロな素朴な感じの着物が、やっぱり大好きです。
着物を着ていると、家族の空間がほんわりするような気がします。
その格好に、長い割烹着で炊事洗濯をしてみて、
やっぱり着物って、体も心も暖かくて、いいなぁ・・・・と実感。
着物生活、憧れちゃいます♪
今日の当番医が整形外科だったので、母が「連れて行って!」と言い出しました。
年末に怪我した足を診てもらいたいというのです。
母が言い出したとき、私はすでに着物姿。
病院までは車で15分はかかる距離。
どうしようかなぁ・・・・って、ちょっと悩んだけど、車で連れて行くことにしました。
もちろん、着物のままで。
母のおさがりの淡いローズ色の羽織を羽織って、足袋をたびっくすに履き替え、黒のローファーを履いて。
着物に革靴・・・・なかなか笑えます(爆)
もちろん車を降りたときのために、赤い鼻緒の桐下駄も乗せました。
運転し始めると、対向車や隣車線のドライバーがこっちを見て驚いていたりして、何だか笑えます。
病院の待合室で母と並んで座っていると、後ろから看護婦さんが声をかけてきました。
呼ばれて母が振り向くと
「えっと、患者さんは・・・・」
と、迷っている様子。
「はい、私です」
と母がこたえてレントゲン室に行き、戻ってきて開口一番。
「さっきの看護婦さん、あなたの方を見てビックリしてたけど、何だったんだろ?」
「絶対、着物の私が患者だと思ったんだよ」
「でもあなたが振り返ったら、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔してたよ」
「それは、私がもっと年寄りだとおもったんじゃない?」
すっごい不本意ながら、これには確信あり(爆)
ローズ色の羽織、もしくは道行きコートなら、お婆さんでも着ますもの。
で、こういう病院だから、着物のお年寄りも来るでしょうし。
背もたれのあるソファーに座っていたから、着物の色(可愛い橙色)は見えなかっただろうし。
しかも、歳をとっているからって白髪とは限らないし。
「普段の着物=年寄りのもの」って感覚だろうし。
う〜ん・・・・色々な意味で、複雑な心境だわ(泣笑)
1月1日
あけましておめでとうございます
今年も、みなさまどうぞよろしく
何とか間に合わせたおせち料理は、おおむね好評。
苦労した甲斐があったってもんです♪