「やったな麻利亜。すごいじゃないかっ」

まるで自分のことのように喜び、肩に手を置き喜びを伝える。

「そんなこと無いわ真。貴方が居てくれた御陰よ」

少しだけ頬を朱に染め、恥ずかしそうに答える。
近くにいてくれるのは嬉しくて、でも人前だと気恥ずかしい。そんな恋人同士の距離。
二人の間に二人だけの空気が流れる。

「あ〜あ〜見せつけてくれちゃってよ〜」

二人だけの世界に投げられた達也の冷やかしに、職場である事を忘れ、良い雰囲気を創り出していた二人は慌てて離れる。

「んんっ、二人の中は解るが、ほどほどに、な」

二人の創り出した空気に少しだけ困った玄魔長官が窓の外に視線を移し、注意した。
(勇者屋キャラ辞典:)
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