大学時代のサークル活動に熱くなるのは、青春期の一種の熱病のようなものか。 
                    後に思い出して、苦笑いをする場面もあるかもしれない。 
                    しかし、その一時期を持った者と、持たなかった者では、後の人生に対する青春の重みが異なってくるのではないだろうか。 | 
                  
                  
                    
                    
                      
                        
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                          部室前で厳かな開会式を行った後はチャーターバスに乗り込み、 
                          伏石でバスを降りたところから、それは始まる。 | 
                         
                        
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                          雨中行軍。 
                          ほぼ辛いだけの経験だが、自然相手の活動では、避けられない苦難。 
                          全パーティー行動をとっている時は、最後の一団がそろうまではザックを下ろさない。 | 
                         
                        
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                          名物の鍋さらい。 
                          一応は、食べ物を粗末にせず、 
                          かつ山でごみを出さないという 
                          名目のもとに行われていた。 
                          女子は免除される不文律も 
                          なくはなかったが、 
                          この代は積極的に参加。 | 
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                          お約束のお披露目。 
                          どこまで徹底して綺麗にしたかを 
                          誇る。 | 
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                          | キャンプファイヤーは、一体感を高揚する効果がある。 新錬では三日目の夜の定番行事。 | 
                         
                        
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                          「起床~っ」の号令がかかると、外に駆け出て整列点呼。軍隊? 
                          並ぶのが遅いと叱られるが、一年生を置き去りにして二年生が駆けると怒鳴られる。テント設営と撤収も、力を入れる訓練の一つ。 | 
                         
                        
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                          | 新錬最終日の最後の中休。勝山の変電所で非常に和やかに休憩をとる。 | 
                         
                        
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                          そして、新錬名物の最後の一発。 
                          一年生一人一人が、先輩のあとについていくのではなく、自分の全力で勝山橋まで駆ける。 | 
                         
                        
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                          「演出された感動」と揶揄した者もいるが、それは違う。 
                          自然を相手に活動する以上、最後に頼るべきは、 
                          先輩ではなく自分自身でなければならない。 
                          そのことを象徴化するのが、「最後の一発」。 | 
                         
                      
                     
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                          順位に意味はない。 
                          力を使い果たしている者もいれば温存していた者もあるだろうし、そこまでの過程で荷の重さも千差万別。 
                          肝心なのは、一年生が自分に納得のいく最後の一発を駆け抜けること。 | 
                         
                        
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                          | 勝山橋近くの河川敷で閉会式。 その後、リーダーは川に流される。 | 
                         
                        
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                          社会に出た後も、新錬の意味を考えることがある。 
                          FUWVも1979年の事故を契機に、新錬の意義も位置づけも意味合いも変化してきた。 
                          元々「しごき」ではなかったが新錬自体の厳しさは低下しただろうし、時代性とも相まって、部の求心力も低下したかもしれない。 
                          新錬がクラブを創り、クラブが新錬を創る。 クラブが時代を造り、時代がクラブを造る。 
                          これからも形は変わっていくだろうし、それはそれで良いのだろうと思う。 | 
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