カナディアンロッキー♪
- 3日目(レイクルイーズ〜ジャスパー)
<英>
朝、ロッジの裏手に川の周辺を散歩してみた。きれいな清流が流れている。ほんとにあたりは森が広がるだけで、夜とかクマなんかが出てもおかしくないところだ。もっと長く滞在してのんびりしたいところである。
後ろ髪をひかれながらも出発。まずはレイクルイーズの中心である、ルイーズ湖にいく。。ここはモレイン湖とまた違う水の色をしている。エメラルドグリーンという感じだろうか。ここもけっこうきれいだが、観光客が多くざわざわとしているのは難点である。このそばには、シャトー・レイク・ルイーズという高級ホテルがある。
<愛>
シャトー・レイク・ルイーズには、ぜひ行ってみるべきとガイドブックに載ってたので、覗くだけでもと思って行ってみた。入り口を入っただけでも豪華さが分かる。ほんときれいなホテルだった。廊下の方を歩くとガラス張りになっていて、そこからルイーズ湖とその向こうの山が見える。部屋からもこの絶景が見えるのだろうか。んー、これもいいかなぁ。いやいや目移りしてはいけないね。私たちが泊まったロッジもとっても素敵だったもん〜。
<英>
前から思っていたがここにきて、ほんとに強く思った。「日本人がすごい多い。」シャトー・レイク・ルイーズの中はさながら日本かという感じ。別にちょうちんがつってあるとかそういうのではなく、お店にはかならず日本人の店員がいるとか、英語の下には日本語。時には日本語に下に英語というときもある。聞くところによると日本からカナダへのツアーはけっこう高いと聞く。それでもこんなにカナダにくるのは何故だろう。何かきやすさというのがあるのだろうか。
レイク・ルイーズを出発し、コロンビア大氷原へと向かう。ここからはちょっとロングドライブだ。アイスフィールド・パークウェイという道をすすむ。けっこうせまい1本道をイメージしていたが、いままでのハイウェイとたいしてかわらない。ただ、車線は1車線になるので、とろとろ走っていると後ろからあおられてしまうが、、、。
コロンビア大氷原への道のりの途中でまず止まったのが、クロウフット氷河とよばれるところ。山の壁面に氷河がはりついている。これがカラスの足の形に似ているので、クロウフットと呼ばれるわけだが、いまでは3本の指のうち1本はとけてしまい、2本の指しかない。氷河をまじかでみるのはここが初めてで、いよいよそういうエリアにはいってきたという感じがした。
次にボウ湖で休憩した。ここには軽食もとれるロッジがあるので、観光バスとかもどんどんとまっていくようだ。僕らはこの先のクロッシングとよばれるところで、昼食をとる予定だったので、観光客の去った後で、しばらくボウ湖を見物した(ボウ湖で”ぼう”っとした)。
<愛>
ボウ湖をバックに橋の上で写真を撮ろうと思い、英がポーズをとってたら、外国人から「ナイスポーズ!」と声をかけられ、英はちょっぴり照れていた。(^^
<英>
ボウ湖からちょっといったところにボウ峠というところがある。この峠の上から、ペイトー湖が見下ろせる。駐車場から遊歩道を登っていき峠の頂上にでるわけであるが、短いながらも結構きつかった。ツアーバスは頂上にある駐車場に入れるのだが、一般の車は下にとめなければならない。この時ばかりはツアー客がうらやましかった。それでもペイトー湖はその苦労に値するぐらい一見の価値ありのところだ。とてつもなく青い水の色。まるで青い絵の具を水にとかしこんだようだ。それが周囲の山を水面にうつしている。この湖は時期によりその色がかわるそうだ。
昼すぎ、クロッシングに到着。ここのレストハウスで、昼食をとる。セルフサービス形式で好きなものをとっていき最後にまとめて会計である。朝食をけっこうおなかいっぱい食べたので、野菜スープと、マフィンですませた。ここのおみやげ売り場はけっこう大きかった。カナディアンロッキーの写真集を一冊買おうと見てまわってたら、なんと本棚の表側は英語版の写真集。裏側には日本語版の写真集がずらっと並んであった。「こりゃいいや、日本語版を買ってかえろう。」と思う。日本の観光客が多い場所だとこういうメリットもあるわけだ。
クロッシングからコロンビア大氷原まではすぐ。着いた着いた。目の前の山と山の間に大きな氷河がみえる。良くみると、氷河のはしっこにはけっこういっぱいの人がいる。なるほど、そばまで車でいけてのぼっているけるわけだ。雪上車に乗る氷原ツアーでないと、氷原にたてないと思っていたがそうではないことがわかり、雪上車に乗るのは止めることにする。一人20$ほどはらわないといけないし、昼過ぎだからきっと混んでかなり待たされるだろうから。ということで、こちらも氷原のそばの駐車場に車をとめ、がんばって氷原への坂道を登っていく。外はたいして寒くはないのだが、氷原をとおしてふいて来る風がかなり冷たい。ということで、上着を2枚はおって登っていった。15分ぐらい歩くだろうか。途中、何年の時点には氷原はここまであったという感じで看板が立っている。温暖化の影響か、年々氷原は小さくなっていっているようだ。「もっと後にくる人はもっと歩かねばいけないわけだ、今きといてよかったねえ。」と軟弱なことを愛が言っている。ともあれ、けっこう登るのは疲れた。それでも、氷原の上に立ったときはちょっと感動である。
(<愛>地面が全部氷!!氷の床だ〜雪だったらスキーの時に踏みしめるけど、こんな広い氷の上を自分の足で踏むことってないよね。)すべりやすいかと思えばそうでもなく、下はけっこうじゃりじゃししているのでどんどん登って行ける。人によっては雪上車が通っている道の近くまで登っていっている人もいる。どうやって戻るのだろう、、、。しかし、道を選んで歩いていかないと、途中で巨大な割れ目があったりして、はい引き返しってことになる。前方はずっと氷原が続いている。どこまで続くのだろう。風も冷たく、しばらく見てから、では戻ろうということになり、今度は下っていく。途中あった、小川に手をつけてみる。むちゃくちゃ冷たい。さすが氷河溶け水?(<愛>ほんと氷が溶けて間も無い、出来立ての水って感じだった)
コロンビア氷原からジャスパーまではひたすら走る。途中、ビッグホーンシープをみたりした。(もっともこのときはわかってなくてエルクだと言っていた僕らであったが、、、。)5時すぎ、ついにジャスパーに到着。今日の宿泊はトンキン・インというところ。ジャスパーでもロッジを借りたかったのだが、電話であたったところ、どこも、最低2泊は必要ということで、だめ。結局、モーテル風の宿となったわけである。まあ4人で寝室が2つありキッチンつきで20000円ほどだったので、まあいいか。まだ日没までに間があるので、マリーン湖にいってみることにする。ここもカナダの写真集にはしょっちゅう登場するきれいな湖である。地図上では近くだと思っていたが、けっこう遠く、小一時間はかかった。途中またビッグホーンシープの一団にあったりした。ぜんぜん人間になれている(さながら奈良公園の鹿)ようなのか、平気で道路の真ん中を歩いている。
<愛>
車を停めるとそのビッグホーンシープたちが寄ってきた。窓を開けてみると、顔を車の中に入れてくる。うれしくて、そぉーと、撫ぜてやると、喜んでるようだった。その後、また車を進めていくと、マリーン湖の手前にあるメディスン湖が見えた。この湖は、冬になると湖の水が全部枯れるらしく、私たちが行ったときも、結構水が少なかった。湖のすぐ脇に生えている木々の根っこが湖の水面より上に見えていた。メディスン湖を過ぎ、また少し走ってマリーン湖に到着した。
<英>
マーリン湖は確かにきれいではあったのだが、僕にとってはちょっとイメージが薄い。ここまでいろいろ湖をみてきたのでちょっとその手の風景を見飽きたのかもしれない。そう思いながら帰り運転していると、前の方で車が何台もとまっている。
こんなところでどうしたんだろうと、道の横側の森の中を見ると、いた、エルクである。すごい立派な角である。こんなのに襲われたら大変だ。頭がかゆいのかしらないが、木に頭をこすりつけていた、けっこう角がじゃまみたいである。立派な体格をしている。オスの方は角があるから大丈夫だが、メスの方は角がないので、ビッグホーンシープと区別がつきにきいということであるが、体格がぜんぜん違う。大きい。しばらくエルクをみていた。エルクはガイドブックでは80%の確率でみることができるとある。いままでビッグホーンシープ以外動物をみることもできなかったので、これでやっと普通並になったねえとみんなで話をしていた。さて、次は10%以下のムースをみることができるかな?
夜は、ジャスパー市内の、Something Elseというお店にはいった。Alberta牛のステーキが食べられるということでステーキを注文した。Albertaはこのあたりの州の名前。Albertaは神戸でいえば、神戸牛ということになるだろうか。焼き方をミディアムで注文したが、ちょっと硬かった。レアにすればよかった。違うなと思ったのは、カナダのレストランはソフトドリンクのおかわりができないこと。アメリカだとおかわりタダはあたりまえなのだが。その点を除けば、結構いいサービスで、3人前を4人でわけてもいやな顔せず、小皿とかを言わなくても持ってきてくれた。
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