NEW!!・・・000619加筆

先進地区意向調査・・・各地区ヒアリングより

お忙しい中、ご協力いただいた皆様に対して、この場を借りて心より感謝申し上げます。


 当相談所に持ち込まれる相談を集計解析することにより、多くの方が初めて経験する「紛争問題」へのより良い対応方針の検討時に参考として下さい。
 多くの住民活動をサポートしていると、事業者に比べて、住民側に知識の蓄積が余りにも不足していることを実感します。相手は業務ですから当然なのですが、プロを相手にしなければならないのも現実です。他の先進地区での事実をご覧下さい。(数字は全て%)

*時間の関係で集計は完了しておりませんが、残り分の情報も近日中に公開します。
*今回ご回答いただけない地区で、新たにご協力いただける方はご連絡下さい。設問をお送りします。

マンション建設計画を何でいつで知りましたか?
 お知らせ看板以前に住民がなにがしかの情報を得ている場合が多い。こうした日頃から地域に対する関心の高い地区だからこそ「反対運動まで至ることが出来た」という見方も可能かも知れないが、地域のネットワークの大切さが裏付けられている。

住民の情報(看板以前) 事業者の挨拶(看板以前) お知らせ看板
66 17 17

建設計画を最初に知ったときの感想は?
 住民の常識に照らせば「認められない建物」という感想が80%を超えている。回答の中には「激憤」という表現もあった。
こんな建物出来るわけがない こんな建物がどうして出来るの? 仕方がない
33 50 17
83 17

■活動開始当初、建設計画は最終的にどうなると思いましたか?
 30%を超える「出来るわけがない」を含めて、全ての地区で「どうにかなる」との判断がなされている。
 住民にとって非常識としか考えられない、問題はどうにかなるのだろうか。次項をご参照いただきたい。

出来るわけがない 住民が力を併せれば何とかなる どうにもならない
33 67 0
100 0

■現在、問題となったマンションはどの様になっていますか?
 「計画が一時的に中断」を除けば、80%以上の事業が進行している。ここに、最も住民の認識と現実の大きなギャップがあるように思う。
事業完了 工事中 手続き完了 一時的中断
33 33 17 17
83 17

■今回の反対運動の最も中心的な主張は何ですか(上段:主張、下段:対応)?
 この回答から、交渉を上手く展開出来た地区では階数や高さも交渉の対象として可能性があることが分かる(満足か否かは別。また交渉の時期は重要。)。
 もっとも、事業者によっては一切この種の要求には応じない場合も少なくはない。

階数・高さ低減 壁面距離後退 ブラインド・手摺 駐車場 補償(風害・電波障害等)
66 0 0 17 17
40 20 20 0 20

■あなたの経験から、これから反対運動を始める地区3つのアドバイスをして下さい。
 この設問は箇条書きにて以下にまとめる。

・最後まで諦めないこと。
・住民同士で議論を尽くし、作業を分担する(一人で抱え込まない)。
・早期に横断幕やホームペイジ等を出して、明確な意志表示を行う。
・早期に専門家に相談する。素人だけの活動は極めて困難。
・議員には頼らない。
・デモやマスコミを有効に活用する。
・敵はプロであり、ほとんどの場合「合法」。

■連絡先と費用負担
 相談は建築・都市よろず問題相談所まで。当初のEメールによる相談は無料(メールはトップ頁からお願いします)。


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