ペンザンス

Penzance





行き方

<電車>ロンドン・パディントン駅から電車で約5時間40分。
<バス>ヴィクトリア・コーチステーションから約7〜8時間。
<私の場合>1・2回目とも電車を使用。


 ペンザンスには2度ほど行った。というか、西南地方には2度行った、というべきか。
 セントアイヴスに行くにしろ、ランズエンドに行くにしろ、セント・マイケルズ・マウントに行くにしろ、ペンザンスが拠点になるなぁ、と思ったので、1回目はペンザンス泊まりにしようと考えたのだけれど、ひょんなことからセントアイヴスに泊まることになった。そのとき、すっかりセントアイヴスに魅せられた私は、2度目も、ぜひまた、セントアイヴスに泊まろうと考えたのだけれど、このときは夏のシーズン中で宿がどこも一杯で、皮肉にも、ペンザンス泊まりとなった。
 2度目のとき、宿の手配をしてくれた友人が、「予約できてなかったりしてねー」、なんて、ペンザンスまでの道中、冗談のように言っていたことが冗談でなくなり、B&Bのご主人は大慌て。コッツウォルズに行ったときにも経験したのだけれど、イギリス人には日本人の名前はどれも同じに聞こえるらしく、「日本人」という1つのカテゴリーで把握されてしまうらしい。だから、違う誰かが予約を入れても、この間の日本人と同じ人、と勘違いしてしまい、ダブルブッキングになってしまう。でも、はっきり言って、悪いのは向こうなので、こんなとき、「ごめんなさいね」と本当にすまながって、大慌てで知り合いのB&Bを片っ端から当たってくれる。
 そんなこんなで、悪い予感が的中した私たちだったが、どうやら2軒先のB&Bに転がり込んだ。二人にしては広すぎる部屋。こっちのほうがラッキーだったかもね、と、能天気な私は、ここでもまた、ご機嫌になった(右はB&Bの近くの通りの風景)


 ペンザンスもセントアイヴスと同じように海に沿っているのに、セントアイヴスが海水浴客で賑い、宿が満杯状況の一方で、ペンザンスはそれほどでもないのはどうしてかなぁ・・と思っていたのだが、行ってみてなぁーるほど。ペンザンスの浜辺には、石がごろごろしている。寝っころがるにはちと痛い。どうやら海水浴には向いていないらしい。








B&Bの近くに、Victoria Tea Roomという名前のかわいらしいティールームがあった(左)。コーニッシュクリームティーって何だろうね?って言いながら、オーダーしたら、
単なるスコーンとお茶のセットだった(右)のだけれど、ほーんと、とっても素敵な雰囲気だったなぁ・・。


ランズエンド
 ペンザンスからバスで50分から1時間ぐらいの所にあるのが、イギリスの西南端なんだそうだ。
 初めてランズエンドに行ったときは、ひとり旅だった。ライズエンドに2時に着いたのに、帰りのバスが5:20まで来ないと聞いて、ひぇー、ひとりで3時間以上も何をしてろってーの?!って思って、結局、降りずにバスからパシャパシャ、写真だけ撮った。それを見ていた男の人が、「それいいねー。グッドアイデアだ」と笑いながら言っていた。
 でも、降りれなかったのは、とても心残りだったので、2度目のときにもまたトライ! 今度はちゃんと降りて、納得のいくまで(?)観光してきましたよ。でもさ、やっぱ、何もないって感じでしょ?

 これがイギリスの西南端なんですねー。


セント・マイケルズ・マウント
 ここには最初のとき、1回行ったきり。でも、海の中の島の上に建っている修道院はなかなかの見物でした。
 ペンザンスからバスで10分ぐらい行って、Marazionという所で下車。そこからフェリーに乗っていく。引き潮のときには、海の中の参道を、歩いて渡ることができるらしい。




セント・マイケルズ・マウントには、何やら物騒な大砲も備えつけられている(下段)。海の中の小島にあることもあり、何やら難攻不落の砦のようだ。


 ペンザンスは、その昔から、コーンウォール地方の中心で、ケルト文化の圏内に属する。その名は、古来のコーンウォール地方の言葉で"Holy Headland"を意味する"Pen Sans"に由来しているという。
 ペンザンスからは、Minack Theatreという野外劇場にも行けるらしい。何度か、このHPを訪問してくださっているHIROさんが、ご自分のHPで、昨年訪れた劇場の写真をアップしているのを見たとき、なんだか、行きたくてうずうずしてきてしまった。「あぁ、この劇場で、シェイクスピアを見たいよぉ・・!!」
 今、スカパーのミステリーチャンネルでは、「刑事ウィクリフ」という、コーンウォール地方を舞台にした番組が放映中だ。このドラマで、コーンウォールの風景を目にするたびに、うーん、行きたいよー、やっぱり海はいいなー、と、ますます訪れたくなってくる。
 ロンドンから5時間半の道のりだけれど、また、ペンザンスを拠点に、方々、歩き回ってみようかなぁ・・と、かなりその気になっている今日このごろの私である。

English
(2001.11.9作成、2003.1.29修正)


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