イギリスはおいしい。

食道楽日記

2004年イギリス編その1

 14回目のイギリスの旅は、父と母との旅。
 両親においしいものを食べさせてあげよう、と張り切ってみたのだが、ちょっと空振りだったらしい。
 「こうして、よその国を旅してみると、日本の食事がいかにおいしいかがわかるねー」、と、口を揃えて2人が言う。
 おいおい、そんなこと、言われちゃぁ、私の立場がないじゃなぁーい。(笑)

年月日  日 記
1日目

成田にて
 以前は、成田からすっかりイギリス気分でベーコンエッグにトーストの朝食でイギリスへと旅立っていた私だが、ここ数年は、年をとったのか、和食の食い収め、とばかりに和モノに走っている。この日は天丼。そして、両親と一皿の水餃子をシェア。さぁ、いよいよイギリスに出発です!

機内にて
 飛行機内で食べたのは、1)スナック&飲み物、2)昼食、3)スティックアイス、4)おにぎり&飲み物、5)夕食。
 イギリスへ行き始めたころは、機内食も楽しみの1つだったが、何度か旅しているうちに、機内食=おいしくない、というイメージが出来上がってしまった。しかも機内では、ほとんど運動をせずに寝るか食べるかしかないわけで、おのずと食欲もわかない。こんなとき、和食なら、まずくてもなんとか食べられるのだが、不運なことに、この日は、私たちの所にお食事のサービスがやってきたときには和食は在庫なし。仕方なく(?)、お肉の煮込み料理とラビオリをいただいてみた。味はそれほど悪くなかったのだが、そそられない。結局、かなり残してしまった。東京との往復フライトでは、和食をたくさん積んでもらえるとありがたいなー、と私的に思うのだが、いかがなもんでしょう。

ラッセルスクエア・中華料理
 ホテルと同じ建物に中華料理屋さんがあった。せっかくの中華ならレスタースクエアの中華街に、とも思ったが、コレ!と決めているお店があるわけでもない。長旅で疲れていることもあって、ホテルの隣の中華料理屋に入ることにした。
 まずは、無事、イギリスにたどり着けたことに感謝し、ビールで乾杯。両親は、あまりお腹がすいていないと言うので、チャーハンと野菜の炒め物を3人でシェアし、ワンタンスープを1人ずつ。
 これまでの経験からいうと、ロンドンの中華料理屋さんでは、チャーハンやメインディッシュは日本と同じくらいの大きさの皿にサーブされるが、ワンタンスープなどはサイドディッシュと考えられているせいか、ごはん茶碗程度の大きさの皿につがれてサーブされる。ま、メニューの値段を見れば、大きさの想像はつくでしょうが、オーダーするときにどれぐらいの大きさなのか、みんなでシェアできそうか、確認するのが無難かと思う。
 この日の食事、私はおいしくいただいたのだが、日本のワンタンと違って、しっかりお肉が詰まっているワンタンは、両親にはちょっと不評であった。(笑)
2日目
ちょっと一息
アフタヌーンティー

ラッセルスクエア・ホテルにて
 申し込んだパックツアーについていたのはコンティネンタルブレックファースト。が、朝から元気一杯で食欲旺盛な我が家族にとっては、それではいかにも味気なかった。というわけで、一人4ポンドをプラスして、イングリッシュブレックファーストをいただくことに。このホテルのイングリッシュブレックファーストには、卵料理(目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵)にベーコン、ソーセージ、ビーンズ、トマトの水煮、フルーツ、トーストなどがあり、バイキング方式で食べたいものをとる仕組み。2年前に滞在したハイストリートケンジントンのホテルの朝食のメニューに比べるとお粗末な感があったが、両親は、けっこう気に入ったようで、この日からほぼ毎日、朝食には、このイングリッシュブレックファーストをいただくことになった。だいたい、毎日、目玉焼きにソーセージ、ビーンズ、ゆで卵、トーストにフルーツ。まずジュースを飲んで、食後に紅茶というパターンであった。
 

ロンドアイ・喫茶
 予約時間よりかなり前にロンドンアイに到着したので、建物内のカフェで一息。両親はホットコーヒー、私はマンゴジュース。ロンドンでは、日本よりもマンゴジュースがポピュラーな模様。食料品店では、紙パックに入った小さなマンゴジュースも売られていて、私は、イギリスに行くと、よく購入して飲んでいる。濃厚なマンゴジュースは、一息入れるのには最適だった。

スローンスクエア・カドガンホテル
 この日は誕生日。誕生日ディナーならぬ誕生日のアフタヌーンティーを、両親とスローンスクエアにあるカドガンホテルにて楽しんだ。ふふふ。甘いもの好きの私らしいでしょ?

詳細は、こちら
3日目

ラッセルスクエア・ホテルにて
 ホテルで、前の日同様、プラス4ポンドのイングリッシュブレックファーストを食べた後、8時前にホテルを出た。この日の目的地はブリストルである。パディントンから列車に乗る前に、駅構内のパン屋さんでコーヒーとバナナを購入し、車内でパクリ。ロンドンでは、駅の売店など、至る所で、1本からバナナを買うことができるので、なんとなく買ってしまう。

ブリストル・フィッシュ&チプスの店
 11:40にブリストルに到着し、お目当ての教会を見た後、さぁ、昼食を、ということになったが、なかなかお店がみつからなかった。シティーセンターまで出ればあるかなー、と歩いていったが、あれはレストランか?、と思って近づいてみると空振りばかり。なんとか、ステーキの店っぽい所をみつけ、中に入ってみると、パブのような感じで、薄暗く、ビリヤードに興じている人たちもいた。と、父が、「こんな暗い店は嫌だな」と言い出したため、結局、食べずに外に出、また店探し。歩き回って、やっとみつけたのは、フィッシュ&チプスのお店。私はミートパイにチプスを食べ、なんだかなーって感じの昼食。が、安上がりであった。(笑)

ラッセルスクエア・中華料理

 せっかくだからレスタースクエアの中華街まで出かけようとホテルを出たのだが、かなり激しい雨が降り出し、駅まで歩くのもめんどうになってしまった。結局、中華なら、ホテルの隣の店でいいか、ということになり、1日目の晩に入った中華料理屋さんへ。「年寄りだから肉の塊はいらない」と両親が言うので、この日は、タンメンを1つずつとり、麻婆豆腐をシェア。ジャスミンティーを飲みながらいただいた。この日のメニューは、両親もけっこう気に入ったよう。デザートには、バナナの揚げ物を注文。アツアツでなかなかおいしかった。

(2005.4.16)
その2


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