グランドキャニオン

Grand Canyon

 シアトルとラスベガスに行くことに決まったとき、アメリカ通(?)の元ボスに報告したら、グランドキャニオンにはぜひ行きなさい、とアドバイスされた。「アメリカの大自然をと言われたら、私はこれをナンバーワンと勧めます」。そして、「ここがアメリカの自然ナンバーワンというのは、それ自体breath-takingであることもさることながら、このような景観は他のどこにもないからです」と。そこまで勧められたら、行かないってほうはないでしょっと、いつものごとく、即、その気になった私である。
 この旅は、シアトルに行きたかった私と、ラスベガスに行きたかったイトコの折衷案。同じ西海岸、一度に行くのは全然オッケー、と、とんとん拍子にまとまった。そんな経過があったので、シアトルは私の分担、ラスベガスがイトコの分担で、ホテルその他の手配をした。そして、グランドキャニオンは、言いだしっぺは私だったのに、ラスベガスから行くという理由でイトコの分担になった。
 私は、最初、往復の飛行機だけとって、あとは個人で回ればいいかーと呑気に考えていたのだけれど、グランドキャニオンって一口に言っても、相当広いみたいだし、足がないから、やっぱりツアーがいいみたいだよ、とイトコ。この選択は絶対正しかったと思う。というわけで、私達が利用したのは、朝、ラスベガスを発って、昼、グランドキャニオンに到着。ランチをとってから、サウス・リムのビューポイントをまわり、その後いったん宿泊先のロッジで休憩してから、夕日を見に行く一泊ツアー。そして、自分さえ、その気になれば、エル・トバーホテル最寄りのビューポイントから朝日が拝める。最初は、ふたりとも、外灯もないみたいだし、暗くて危ないから、朝日は無理だねーと言っていたのだが、よくよく考えると、日の出前から、けっこう明るいわけだから、歩いて15分なら外灯がなくても、なんとかなるかー、と、ふたり、がんばって、4時半起き。お月さまがまだ見えるなか、ロッジを抜け出して、ビューポイントまで朝日を見にでかけましたぁー。
 第1日目は、お天気雨がパラつくような、不安定な天候だったけれど、おかげで雷とグランドキャニオン、そして、雨上がりの虹とグランドキャニオンを見ることができ、得しちゃいましたよ。へっへっへー。
 神様、素敵なプレゼントをありがとうございまーす!!
 そんなわけで、みなさまにも、「breath-taking」、そして「他に類をみない」、と評された、グランドキャニオンの風景をおすそわけ・・。ね、ね、ほんとにすごいでしょ?

足場に、柵はない。「この間も何人か落ちたから気をつけてくださいねー」、とガイドの人。冗談だとは思うけど、ほーんと吸い込まれそうな景色なんです。
エル・トバーホテルに行く道すがら、みつけたリス。ソフトクリームを左手にもちながら、右手でカメラをかまえる私に、このリス君ったら、しきりに、くんくん、くんくんと鼻を動かしていた。「君のアイスが欲しいって言ってるよー」って、通りすがりの人に声をかけられちゃった・・。
コロラド川。なんで茶色いんでしょうね?
さぁ、だんだん日が沈み始めます。
おそまつな写真ですが、雨あがりの虹です。雷が鳴ってもいたので、ちょっと空が不思議な色ですね。
夜の7時20分。日没。
お日様、今日もありがとうー。また、明日、会いましょうねー。
翌日の日の出。
さぁ、太陽が昇り始めます。
右手に見えるは、エル・トバーホテル。
ホテルにいながら、朝日が拝めるせいか、1年前から、予約が一杯だとか・・。



エル・ドバーホテル。昼間はこんな風でした。
もう、半分、顔を出した・・。
うわぁー。まぶしーね。

(2002.1.1)
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