グローブ座

Shakespeare's Globe Theatre


photo by 敦っちゃん

 グローブ座は、テムズ河沿いにある。1599年に建てられ、1613年に焼失したものを再現して、最近、建てられたものだ。
 当時の素材を使って忠実に再現されたもので、当時の雰囲気を感じることができる。劇場に屋根はなく、オープンスペースになっている。当時の人は、お風呂にあまり入らなかったため、かなり体臭がくさく、香水をふりまいてごまかしていた。だから、昔は窓も開け放たれた状態で上演されていたが、今は交通量が多く、騒音がするため、閉めてある。などなど、劇場内のツアーに参加すると、懇切丁寧にいろいろと説明をしてくれるので興味深い。
 5月から9月にかけての時期には、実際に芝居がかかるらしい。前に行ったときにも何やら上演されていたのだけれど、知らない演目だったのでパス! やはりストーリーを知らないシェークスピアを英語で見るのはちときついでしょ。でも、そのうち、「真夏の夜の夢」や「十二夜」なんぞ、コメディーを、ここで見てみたいものです。
 

中央:舞台から客席にかけて。右:グローブ座の舞台上の天井。


劇場からちょっと行ったところに、テート・モダンがある。元は火力発電所だったビルが、ピムリコにある、テート・ギャラリーの分館として、2000年にオープンしたばかり。ピカソやマティス、ダリ、アンディー・ウォーホールなど、巨匠の作品が所狭しと飾られている。








 このテート・モダンから、テムズ河をはさんで向かいに見えるのがセントポール大聖堂。今は亡きダイアナ妃が、チャールズ皇太子と結婚式をあげた場所である。テート・モダンとセントポール大聖堂を結ぶべく、ミレニアム・ブリッジがつくられたけれど、なにやらこの橋、人が渡ると、橋が揺れて危ないってことで、2年前、私たちが行ったときは使われていなかった。とはいえ、今年再び訪れたときには、渡ることができた。私のホームページにちょくちょくお越しくださっているジョンさんによると、この橋、今年の2月22日に再オープンしたばかり。なんでも修繕費は500万ポンドだったそうである。





(2002.2.9、6.29修正)
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