カムデンロック

C a m d e n  L o c k


カムデン・ロックで買ったソープ皿。こいつのとぼけた表情が妙に気に入ってしまったんですよねぇ。
でも、けっこうもろくて、何度か落としてるうちに、端がかなり欠けてきちゃいました・。

 ユーストン最寄りのホテルに泊まった年。同行者のTakiさんが、「カムデンロックに行きたい!」と言った。実はイギリスは8回目だったけれど、「カムデン? へぇ、そんなところがあるんだー」と全くノーチェックで、カムデン・ロックとは縁がなかった私。Takiさんは、ガイドブックの情報を基に、カムデンの魅力を力説し始めた。「そんなに行きたいなら、行ってみようかぁ」。そんなノリでカムデン・ロック計画は始まった。
 雑誌を物色してみると、エンジェルにもマーケットがあるという。確か2度目にイギリスに行ったとき、泊まったのはエンジェルの近くのホテルだったなぁ・・。とっても殺風景な景色に見えたけど、マーケットがあったんだー、と、にわかにエンジェルに行きたくなった私。地図を見ると、ユーストンを基点に、エンジェルとカムデン・ロックは歩いていける距離にある。
 じゃぁ、まず、ホテルからユーストン、セント・パンクラス駅を経由してエンジェルに行き、それからカムデン・ロックに行ってみようかー、と、その日の道順が決定した。



左:セント・パンクラスの駅(中には入らなかったけど、駅の表示があった)。この建物、何気にとっても素敵じゃない? ロンドンには、いくつかの拠点となる駅があるけれど、この駅の外観はいちばん好きかも・・。
中央、右:エンジェル。中央は、歩いている途中、ふとみつけた公園に咲いていたバラですが、どう? かなり見事じゃない?


 「ねぇ、ね。この道路標識の前で写真を撮ろうよ」。「あ、あれ面白いねー」。
 歩いていると、いろんなものを発見する。ここで立ち止まり、あそこで立ち止まりながら、私たちはエンジェルを目指した。
 エンジェルにたどりついてみると、日曜日だったせいなのか、それとも時間が早すぎたせいなのか、ほとんどの店のシャッターは下りたままだ。うーん、こんなんじゃ、どんなお店なのか、よくわかんないねー、と、閉まっているお店のウインドウをのぞきみながら歩いていたら、1店だけ、中に人の気配のするお店があった。私たちをみつけ、「入ってもいいわよ」と手招きをする。そこはキッチン用品のお店。日本にはないキッチン用品などもあり、なかなか面白かったけれど、実際、なんか買う?っていうと、うーん・・。ってなわけで、せっかく中に入れてくださったのにすみませんねー、と申し訳ない気持ちをもちつつも、てぶらでその店を出ることになった。



 そして、いよいよカムデン・ロックに到着!
 この派手な概観をご覧あれ!
 きゃーっ!! Takiさんは、夢中になって靴やら洋服やら、あれこれ試し始めた。どこかのお店では、その日、来ていた龍柄のスカートを店員さんに見初められ、「それ、いいね。ここで売ったら、きっと高く売れるよ」なんて言われてたっけ・・。
 私はというと、入り口付近のお店で一目ぼれしたソープ皿(トップの写真)が忘れられない。
 Takiさんがいろいろ物色しているのかたわら、「みかけにしては、ちょっと高いんだよなー」とか、「割れそうだしなー」とか、あれこれマイナス面について考えてみたものの、「あのとぼけた表情がいいのよねー」と、結局、買うことにした。(ちなみに、このソープ皿は、あちこち傷だらけになりながらも、今も私の家の洗面場で、とぼけた愛嬌を私にふりまいている。)
 気づけばもうお昼を過ぎている。なんか食べようかー、と、屋台で売ってるピタパンをもぐもぐ。ピタパンの中味はhumousと野菜。humousって、なんだかユーモアみたいで面白いけど、いったい何?って思って食べてみたのだけれど、結局、なんだかわからず仕舞いで食べ終わってしまった。おいおい、humousじゃなくて○○の間違いだろ、とか、humousってーのはねー、なんて、おわかりの方がいたら、どうかご一報を・・。いまだにナゾのままなんです

* humous(フーマス)のことで、先日(2005年3月)、HPの訪問者のお一人から貴重な情報をいただいた。基本的には、ヒヨコマネとゴマのビューレにレモン汁、バージンオイルを混ぜたものらしい。

「ロマンティック・ディナーにぴったりさ!!」という言葉につられ、カエル好きのTakiさんが買った蝋燭立てと、魚が手書きで描かれたグラス。
HPに写真を載せたいから、と頼み込んで、所有者であるTakiさんに持ってきてもらいパチリ!
野外に突如、出現したカエルの蝋燭立て。Takiさんいわく「なんだか『アメリ』の小人みたいで面白いねぇー」
ところで、ロマンティック・ディナーはどうなったかって? 
はっはっはー。残念ながら、今のところまだ、使う機会はなかったらしい。

(2002.9.9作成、2002.9.19、2005.4.3修正)
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