旧コールサイン復活制度

 従来はアマチュア局の免許が切れて6ヶ月経過すると、そのコールサインは無効になってしまいましたが、昔使っていたコールサインを申請できる「旧コールサイン復活制度」が1997年4月1日からスタートしました。
 下記の3つの条件を満たす人は、変更または開局手続きを取ることで、昔のコールサインを指定することができます。
1.指定されていたコールサインが空いている
2.本人が指定されていたことを証明する書類がある
3.旧コールサインの管轄エリア内に常置(設置)場所がある
●空きコールサインの確認
コールサイン不足の為、1エリア(関東)、2エリア(東海)、3エリア(近畿)、6エリア(九州)ではコールサインの再割当てが始まっていますので、指定されていたコールサインが空いているか確認が必要です。
7で始まるコールサインと社団局(クラブ局)のコールサインは再割当ての予定がないので調べる必要はありません。上記以外の再割当てが始まっていないエリアは調べる必要はなく、いつでも復活申請できます。
コールサインが空いているかどうかの確認は総務省の無線局情報検索が利用できます。ただし、1ヶ月程度のタイムラグがありますので、コールサイン付与状況で希望するコールサインが近い方は各総合通信局の担当部署に電話で直接確認する必要があります。

●本人が指定されていたことを証明する書類は下記の1〜3のいずれか一つを用意してください。
1.旧コールサインが記載された「無線局免許状」のコピー
2.旧コールサインが掲載された「局名録」のコピー
3.旧コールサインが記載された「無線局事項書及び工事設計書」の写しで、免許を受けた電気通信監理局の証明印が押してある書類(※1992年3月までは同用紙の写しが返送されていたため)
上記の書類が用意できない場合は「旧コールサイン調査依頼書」をJARL(日本アマチュア無線連盟)に提出し、「旧コールサイン確認書」の発行を依頼しなければなりません。「旧コールサイン調査依頼書」は開局および変更申請書類に同封されています。またJARLの「旧コールサインを復活しよう!」のページからダウンロードすることもできます。
復活申請や開局手続の詳細はTSSのサイトでも確認できます。

※無線従事者免許証は生涯有効です。無線局免許状(コールサイン付与)は5年ごとの再免許申請が必要です。昔アマチュア無線をやっていた方で昔のコールサインで再開したい場合はこの制度を利用してください。


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