QSLカード 豆知識

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無効カードはどうする?
カードは毎回発行する?
コンテストのQSLカードについて
相手の移動地の記入について
QRPを明記してくれと言われたが?
カードの規格
カードのデザイン
オリジナルカード作成方法
カード交換(送付)の方法


          




無効カードはどうする?
記入漏れや誤記入等でQSLカードとして無効なものが送られてきた場合にどう処理するかは受取った本人が判断します。
無効カードは破り棄てるという人もおります。しかし、わざと間違える人はいないと思います。ウッカリミスか書き方を知らないか勘違いしているだけです。つまり相手に悪意は無いはずです。ですから私の場合は、無効カードでも名刺代わりか絵葉書にはなりますし交信の想い出としても大切に保管しています。
でも
アワードを目標にやっている人にとっては無効カードは重要な問題です。やっと交信できたのに受取ったカードが無効ではアワード申請ができずガッカリします。その場合は相手に再発行をお願いするしかありません。JARLビューロでは無効カードの返送はしませんので、相手に直接手紙(SASE)等でお願いすることになります。その際「間違っているのだから再発行は当然だ!」という態度はいただけません。そもそもQSLカードを発行する義務は無いのですから、理由を説明して丁重にお願いするという立場でなければなりません。








カードは毎回発行する?
同じ局と2回・3回・・・と交信した場合、その都度QSLカードを発行するかはいくつかの意見があります。初回のみ発行する人もいれば毎回発行する人もいます。
もちろん交信証ですから交信の都度何度でも発行してよいのですが、同じバンド・同じモードで何度も発行するのは乱発行になりかねませんのであまり感心しません。初交信の証としての意味合いも強いので、
通常は初交信のみ発行して2回目以降は必要な場合のみの発行に留めるのがよいと思います。
アワードの種類によっては同一局OKのもの、期間限定のもの、交信局数を求めるもの、365日交信アワードなどもあり、同一バンド、同一モードでもQSLカードが必要な場合もあるでしょう。その場合も交信中に確認し、必要な場合のみ発行すればよいでしょう。
趣味の世界ですから、相手がどうしてもカードがほしいと言えば、たとえ主義が違っても頑固に「無駄だから発行しない」と断るほどのことでもないと思います。「じゃあ、送っときますよ!」でよいと思います。

カードを集めるのが趣味の人もいるでしょうし、新たにカードを作ったので皆に送りたいなど、気持ちはわかりますが・・・
乱発行はQSLビューロの遅配や転送経費の増大の要因になることも念頭に、できるだけ必要なものだけに留めることをお勧めします。

私の場合は、初交信は基本的に発行しますが、2回目以降は自分からはカードの発行については触れず、相手が交換を希望した場合のみ発行しています。








コンテストのQSLカードについて

コンテストでの交信は通常、コールサインとコンテストナンバーの通報のみで終了しQSLカードを交換するかどうかの確認はしません。そこでコンテスト後のカード発行をどうするかには様々な考え方があります。

交信した局すべてに発行している人もいれば発行しない人もいます。カードが届いた人にだけ発行する方法もありますが、かえってログのチェックが面倒になります。またコンテストのカードは無駄だから発行は止めようと訴えている人もいます。

コンテストのカードが無駄という考え方には疑問があります。確かにコンテストの提出書類にカードは必要ありません。要するにコンテストをやっている自分は必要ないので相手にも送らないというわけです。でも自分が必要なくても相手も必要ないとは限りません。相手は必要かもしれません。
コンテストの交信局数と実際の書類提出局数からわかるように参加した局の大半は書類を提出していません。なのに何故コンテストで応答するのでしょうか?

1.単にコンテストでCQを出している局にポイントサービスをしただけ。
2.QSLカードを1枚でも多く集めたい。
3.アワード等で未交信の地域が出ていたので応答した。

これらの場合、1以外の人はカードを必要としています。現実にコンテストでは普段なかなか交信できない地域が出ていることもありますので各種アワード獲得の絶好のチャンスでもあります。だから
少なくともPSE QSLとしてカードがきた局に対してはすみやかに発行すべきです。
カードを送ったのに音沙汰無しでは次回からのコンテストで応答率が低くなることもあり得ます。
実際にコンテストに上位入賞する人の多くはカードを発行しています。さらに交信局数やマルチ、得点とともに御礼の言葉等を記入している人もあり好感がもてます。
カードをすべて発行してはじめてコンテストが終了したと認識するコンテスターもいるくらいです。
確かにカードがいらない人もいるでしょうし、JARL未入会だと破棄されて無駄になることもありますから、PSE QSLとしてカードが来た局のみ折り返し発行という考えもよいでしょうね。

今後、電子QSLシステムがある程度普及すれば、コンテストのQSLカードには非常に有効だと思いますので期待したいと思います。









相手の移動地の記入について
QSLカードには自分が移動運用した時には自分の移動地を必ず記入しなければなりませんが、相手の移動地は必ずしも記入する必要はありません。
もちろんログ帳には相手の移動地も書かないと何処と交信したかわかりませんが、QSLカードは交信証明ですから相手の移動地を証明する必要はありません。
しかし書いてはいけないというわけではなく、
必須事項ではないということです。書きたい人は書いてもかまいません。To Radio欄の交信相手のコールサインの後に「/1」のようにエリア番号のみ書いている人も多いようです。
相手の移動地を書く場合は「貴局移動地:○○県○○市」というように相手の移動地であることがハッキリわかるように記入
してください。記入場所は備考欄でも余白部分でもかまいません。
現在は電子ログが普及して、相手の移動地も自動的に印刷できるように設定できます。
ただ、聞き間違いや勘違いなどで相手の移動地を間違って記入しているカードがよくあります。間違えるくらいなら最初から記入しないほうがましです。

よくアワード申請に必要だから必ず記入すべきという意見がありますが、
相手の移動地を書いてないと無効とするアワードなど私の知る限りありません。確かにアワードの種類により同一都道府県内の運用に限るものなどもありますが、その場合は申請の際に「私は同一県内で運用しました」という主旨を自己宣誓することになっていますのでQSLカードへの記載は求めていません。その点をカードに明記が必要だと間違った解釈をしているのでしょう。相手の移動地を書いてないからアワードに使えないと言って再発行を求めるのは間違いです。









QRPの明記
QRPとは送信出力5W以下の小電力での運用です。
QRPpは0.5W(500mW)以下を示します。(HFでは地域により1W以下をさす場合もある)
QRP運用者のなかには、いかに小出力で遠くへ電波を飛ばすかというこだわりをもって実験・研究をしている人が多くいます。QRP専用のアワードも幾つかあります。

そこでQRP運用者と交信した際に
QSLカードにQRPを明記してくれと頼まれることがよくあります。それはアワード申請の際にQSLに明記を条件とするアワードもあるからです。(自己宣誓でよいアワードが多い)
受信側としては相手がQRPかどうか確認のしようがないので合点がいかない部分もあるのですが、アワード規則に明記が必要とあれば仕方ありません。とにかく相手がQRPと言えば信じるしかありません。
よほど迷惑でなければ
カード明記に協力するとよいでしょう。
記入方法はTO RADIO欄のコールサインの後に「
/QRP」と記入します。備考欄や余白部分に明記してもかまいません。
貴局QRPp:0.28W運用」とか「UR QRP 1W」など相手がQRP又はQRPpだと判るようにカードのどこかに記入すればよいのです。


  





カードの規格
QSLカードは元々決まった規格はなく発行する人の自由です。そもそもカード型でなくても、必須事項さえ記入してあれば、うちわでも下敷きでもペナントでも人形でも何でもよいのです。ただしビューロ経由で送るには、はがきサイズでなければなりません。ダイレクトや手渡しなら何でもかまいませんが、はがきの規格を外れるとダイレクトの場合の郵便料金が定形外で高くなります。ビューロでは、はがきサイズを外れると転送されず処分されてしまいます。それに相手の整理の都合を考えれば、やはりはがきサイズが最も良いでしょう。
JARLの定める規格(要約)

●材質は均等な1枚の紙であること。転送先を記入する面は全面が白色または淡色であること。
●大きさは長辺が14〜15cm、短辺が9〜10cm。
●重量は2〜4g
●決められた位置と寸法の6個の枠(転送用コールサイン記入枠)を設ける。この枠は赤色のときは実線、その他の色のときは破線(点線)にすること。また、6個の枠の位置に枠を設けず余白を設けて、そこに転送用コールサインを大きく記入してもよい。
●ステッカーやシール等を貼付する場合は転送用コールサイン記入枠の上下左右それぞれ5ミリ以上離れた場所にすること。容易にはがれないように全面を密着させたものであること。
*タックシールを貼った場合でも、転送用コールサイン記入枠には必ずコールサインを記入してください。
JARLの定める規格に外れるものは破棄されることになっています。実際には、転送用コールサイン記入枠の位置がずれたものや重さが2gより軽いものも転送されているようですが、転送仕分け作業の効率化のために、規格に合ったカードを作成するように会員として協力しなければなりません。
参考文献 「JARL会員手帳」、 野口幸雄著「現代アマチュア無線運用基本ルール」CQ出版社




 





カードのデザイン
表(データ面)は受け取る側の立場で、ログの照会や整理がやりやすいように一般的なレイアウトが望ましいでしょう。市販カードのデータ項目には日本語表記のものと英文表記のものがありますが、データは世界共通のものですから英文表記のものをお勧めします。国内向けには日本語表記でもかまいませんがデザイン的に見にくいものが多いようです。
裏面(写真面)は自分の好きなデザインでかまいません。交信証としては裏面は白紙のままでOKですが、せっかく送るのですから各自が工夫して個性的なデザインにするとよいでしょう。自分で書いたイラストや自分で撮った写真等を印刷している人が多いです。自分をアピールする絶好のスペースですから大いに活用しましょう。ただし自由には責任が伴いますので、いくつかの注意点があります。

@わが国の法律で禁止されているもの。
AJARLが公序良俗に反すると判断するもの。

上記のようなカードは
転送されずにJARLにおいて破棄されます。

特にヌード写真等は法律に違反しないか十分注意してください。たとえ法的に許される範囲でも、女性やコドモにも送ることを考えると好ましくありません。
宗教や政治的なPRも問題があります。また特定の組織・団体、個人等を誹謗中傷するものや人種差別を助長するようなものは絶対にやめてください。
誰が見ても好まれて印象に残るようなデザインを色々考えてください。その人のセンスが問われます。
さらに、タレントやアニメのキャラクター、雑誌に掲載の写真等の
肖像権や著作権があるものにも注意が必要です。そのようなものは権利者の許可を取るのがベストです。(QSLカードは非営利ですから、肖像権や著作権が問題となったケースは聞いたことがありませんが、営利・非営利を問わず肖像権や著作権は考慮してください)
私のところにもたくさんのカードが送られてきます。それらを眺めるだけでも楽しいものです。それらの中で整理上いちばん分かり易いのがコールサインのみを大きく印刷してあり同じ面にデータが記載(裏は白紙)されているもので、OMさんに多いようです。写真では、ありふれたと思われがちな「シャックに本人が座っている姿」が意外と印象に残ります。

写真面にはコールサインの他に、必要に応じて運用地を示す文字(例:TOKYO JAPAN)、JCC/JCGナンバー、ZONE 25、グリットロケーター、JARLマーク、デザインの説明文などを記載するとよいでしょう。それらはQSL専門の印刷業者ですとサービスで入れることができます。ただし番号は自分で調べます。
QSLカード(写真面)のデザイン例 掲載する項目
コールサイン
運用地
ZONE番号
グリットロケーター
JCC/JCGナンバー
JARLマーク
写真の説明文 など



注:これは見本ですので、当方はこのデザインのカードは発行しておりません
カードに入れる項目は任意ですので、必要性やデザイン等を考えて各自で工夫してください。それぞれの項目の位置、書体、大きさ、文字色なども自由です。

◆運用地はローマ字で「都道府県名+JAPAN」が一般的です。世界的に知名度がある場合(札幌、横浜、名古屋など)は都市名でもかまいません。移動運用した場合はデータ面に移動地を明記すればよいので、写真面には常置場所の地名で問題ありません。
◆JCC/JCGナンバー(市郡区番号)はこちらJARLのページで確認できます。
◆GL(グリットロケーター)は地球上を格子状に区分して記号を付けたものです。記号は地図サイト等で緯度・経度を調べて、それを2つの計算式に当てはめて割り出すことができます。
GLの詳細と計算式はこちらJARLのページをご覧ください。
緯度・経度を入力すればGLを割り出してくれる便利なサイト(米国連盟ARRL)もあります。
◆ZONEは地球上を地域区分し番号を付けたもの。米国CQマガジン制定の40に区分する"CQゾーン"と ITU制定の75に区分する"ITU ゾーン"があります。日本は(JD1を除く)CQゾーン:25、ITUゾーン:40となります。一般的にCQゾーンが多く利用されますので、カードには"ZONE 25"と記載すればよいでしょう。
◆JARLマークは入れなくても入会さえすれば転送してくれます。

◆必要に応じて簡単な説明文を入れるとよいでしょう。20字程度までならサービスで入れてくれる業者が多いようです。

 
 


 



オリジナルカード作成方法
●既製のカード
QSLカードはデータが記載されていれば役割を果たすわけですからJARLが販売しているデータのみの規格カード(100枚=693円)を使用すればOKです。しかし、それでは味気ないので各自工夫したカードを発行する人がほとんどです。
既製のカードでお勧めなのが、ハムショップ等で販売されているアドカラーのカード(100枚=700円程度)です。これは表(デーダ面)は印刷されており、裏面には様々なイラストなどがデザインされています。コールサインや住所等はゴム印を押したりマジックで書けば(印刷発注も可)立派なカードが出来上がります。カードを切らしたときの臨時のカードとしても重宝します。
●印刷会社にオリジナルカードを発注する。
現在は最も一般的で、写真さえ用意すれば安価で絵葉書のようなデザインのカードに仕上がります。カラー写真を印刷するのであればパソコンで自作するよりコストが安くきれいに仕上がります。
CQ誌などのアマチュア無線雑誌にはいくつかのQSLカード専門の印刷会社の広告が出ていますので、色々比較検討してみるとよいでしょう。
発注枚数は1000枚単位のところが多いようです。500枚から注文できるところもありますが、500枚と1000枚では紙代程度の差しかないので1000枚以上の注文がお得です。
データ面のフォーマットやコールサイン等の文字の書体や色を複数のパターンから選択できるところが多いようです。
価格は・・・・
全面カラー写真印刷で1000枚で7千円〜1万円前後です。
既製デザインにコールサイン等の1色印刷ですと1000枚で3千円〜6千円前後です。既製デザインへの印刷は枚数が増えるほど単価が安くなるところが多いようです。
主な印刷業者は・・・・
全面カラー印刷では、「オノウエ印刷」、「キュービック」、「日之出印刷」などが有名です。
イラスト等の既製デザインへの印刷は、「アドカラー」、「デザインナカニシ」、「矢野印刷」などがあります。
詳細はリンクのページから各社Webページにアクセスできますので参照してください。
●オリジナルカードを自作する
ハガキ大の用紙にデータ面も写真・イラスト面もすべて自作する方法です。非常に手間がかかりますが、作る作業自体が楽しい人にお勧めです。
画用紙を切ってすべて手書にしてもOKですが発行枚数が増えると時間もかかり大変です。
以前はプリントゴッコで自作のイラストを印刷する人も多かったようですが、最近はパソコンを利用してカラープリンターで印刷する人が増えています。
プリントゴッコでは原版を作るのがたいへんでしたし、印刷後は乾燥させるスペースも必要でした。
パソコンではデザインもレイアウトも非常に簡単にできるようになり、スキャナやカラープリンター等の機器も安価になったことで急速に普及しました。

自作する場合は印刷業者に発注するよりもコストが高くなることがよくあります。カラープリンターのインクのランニングコストが高いのも要因ですが、ポイントはハガキ大の白紙用紙の価格です。
カラープリンター専用のハガキ用紙ですとそれだけで1枚あたり10円以上するものも多くあります。意外と一般の人がハガキ大の安価な白紙用紙を手に入れるのは困難なのです。近所の印刷屋さんに相談してハガキ大の適当な印刷用紙を安価で入手できればよいでしょう。注意点はJARLの規定が1枚の重量が2g〜4gとなっていることです。アドカラーやデザインナカニシではインクジェット用の白紙用紙も販売していますので それを購入するのもよいでしょう。用紙さえ安価で入手できれば工夫次第で低コストのカードも作成できます。

画像ソフトで作成する方法を紹介した本も出版されています

岡村 潤一 / CQ出版(2004/08)
Amazonランキング:239,995位
Amazonおすすめ度:

定価 ¥2,730(税込)

本書は画像ソフト「Photoshop Elements」によるオリジナルQSLカード作成の方法を紹介しています。
付属CD-ROMにはスライドショーによる解説、カードの作成に使えるフリー素材集、Photoshop Elementsの体験版を収録しており、これ一冊でオリジナルのQSLカード作成が行えます。







カード交換の方法
交信相手にQSLカードを送ったり、相手から受け取ったりするカード交換の方法は、JARLを経由する「ビューロ経由」と直接相手に郵送する「ダイレクト」に大別されます。
ビューロ経由
特徴
●QSLカードのコールサイン記入枠に相手のコールサインを記入するだけで無料で転送される。
●国内・海外の交信相手から無料でカードを受け取ることができる。
●1枚ずつ送る必要がなく大量でもまとめてビューロに送ればよいので郵送料が節約できる。
●カードが手元に届くまで日数がかかる(国内で3カ月以上、海外は1年以上)。

利用条件
●JARLの会員(家族会員も含む)で海外局を除いては相手(送付先)もJARLの会員でなければならない。要するに会員同士の交換に限られる。
●非会員宛てのカードは転送されず破棄されます。
●海外宛てはIARU(国際アマチュア無線連盟)の加盟国でIARUが指定するQSLビューロが存在する国でなければ発送できない。

JARLビューロへの送付方法
QSLカードをプリフィックス順に分類・整理して輪ゴム等で十字掛けする。
国内宛ては・・・JA1・AAA,AAB〜AAZ,同様にJD1・JE1・JF1〜JS1,7J1・7K1〜7N1、JA2・JE2・JF2・・・,JA3・JE3・・・というようにコールサインのプリフィックス順かつエリア番号順に重ねる。
海外宛てはコールサインの最初のアルファベット順、数字の場合は数字の小さい順に重ねます。

  JARL経由で送れないエンティティー  2005年5月現在
主に使われているコールサインのプリフィックス
A3
A5
A6
C2
D2
D4
D6
E3
E4
HZ
J5
J6
J8
KH0
KH1

KH4
KH5
KH7(KURE)
KH9
KP1
KP5
P5

SO
S7
S9
ST
SU
T2
T30
T31
T32
T33
T5
T8(KC6)
TJ
TL
TN
TT
TU
TY
V3
V4
V6
VP2E
VP6
XU
XW
XZ
YA
YI
Z2
ZD7
ZD9

ZK1
ZK2
ZK3
1A0
3B
3C
3C0
3W(XV)
3X
4W
5A
5R
5T
5U
5V
7O
7P
7Q
8Q
9N
9U
9X
 

送付先:「JARL QSLビューロ」
 〒699-0588 島根県簸川郡斐川町神庭1324-3
  (案内電話=0853-72-9473)
 
表にQSLカード在中と朱記すること
大量の場合は通常郵便より「ゆうパック」や「宅配便」のほうが送料が安くなる場合もあります。
ハムショップでは無料でビューロまで送ってくれるサービスをしているところもありますので利用するとよいでしょう。


 
ダイレクト
特徴
●ビューロ経由よりも速く届く
●1枚ごとに送料が必要なので枚数が多いと非常に費用がかかる。
●非会員宛てにも送ることができる。
●相手の正確な住所を交信中に聞かなければならない。日本のコールブックはJARL会員のみの掲載なので後で宛先を調べるのは困難。

送付方法
JARLの会員でない場合やビューロ経由で発送できない国、ビューロ自体が無い国の局とカード交換するのはダイレクトしか方法がありません。またアワード等で速く確実に手に入れたい場合もダイレクトが利用されます。
いずれの場合もダイレクトでは相手に送料の負担をさせない為に
SASE(サセ)で発送するのが一般的です。SASE[Self Addressed Stamped Emvelope]とは自分の住所・氏名を書いて切手を貼った返信用封筒を同封する方法です。
海外の場合は現地の切手は入手困難なので住所・氏名を書いた封筒(SAE)に
IRC(国際返信切手券)を数枚同封するのが一般的です。ただし、IRCが使えない国(国際郵便連合未加盟国)もありますので事前に調査が必要です。郵便事情が悪い国も多いので届かない場合もよくあります。
IRCは郵便局で1枚150円で購入できます。
基本的にIRCは1枚で足りるはずなのですが、念の為(あるいはご機嫌取り)に2〜3枚程度同封する人も多いようです。さらに絶対に欲しい場合は現金(現地の金種で数ドル程度)を同封する人もいます。厳密には現金を同封する場合は保険付か書留扱いにしないと郵便法違反となるので注意してください。



QSLマネジャーの注意点
●JARL会員が外国局のマネジャーをする場合は、マネジャーをしている外国局宛て(マネジャー局宛)のカードはJARL経由で受け取ることができます。
マネジャー局が発行するカードを国内の会員宛てにJARL経由で発送することはできますが、外国の局に送ることはできません。よって外国に送る場合は、外国局に直接送るかその国のQSLビューロに送らなければなりません。

●外国局のマネジャーをJARL非会員がする場合は、JARL経由でマネジャー局宛てのカードを受け取ることはできません。しかし、マネジャー局が発行するカードをJARL経由で国内のJARL会員に送ることはできます。

●JARLでは国内局のQSLマネジャーからのカードは一切転送しませんので注意してください。
例えば、国内局がJARL加盟のクラブ局をマネジャーに指定して受け取ることはできません。
これは会費逃れ(非会員の局が知人の会員局にマネジャーになってもらいカードを受け取るという抜け穴的行為)を防ぐためです。




QSLカードの書き方 SWLカードの書き方