2007年8月25日(土)〜26日(日)
東京ビッグサイト 西2ホール 

 アマチュア無線最大の祭典『ハムフェア2007』が8月25・26日の2日間、東京ビッグサイト西2ホールで開催されました。
 今年のキャッチフレーズは「あなたも帰りはモールス仲間」ということで、今でもアマチュアに残っている伝統の通信モード「モールス通信」に関する展示やイベントが多くありました。
例年と同じくビジネスコーナーでは無線機器メーカーの展示や販売、クラブコーナーでは活動紹介やジャンク品・中古品の販売などが賑やかに行われました。
 来場者は25日(土)が18,000名、25日(日)が12,000名の合計30,000名で、昨年より1,000人の増加でした。

 来年の「ハムフェア2008」も2008年8月23日(土)・24日(日)の2日間、今年と同じ東京ビッグサイト西2ホールで開催予定です。
 
ハムフェアの様子をデジカメで撮りました。
写真は PhotoHighway Japan のアルバム に掲載しています。

★ハムフェア2007(ビッグサイト)写真集★

★ハムフェア特別記念局 QSLカード
JARLのPHOTOレポート

過去のハムフェアの略歴(会場、期間、来場者数など)はこちら
 
●感想…
今年は職場の夏期研修で26日まで愛知県に居りました。研修は前日の25日で終了し、26日は昼頃現地を立って帰宅するわけですが、ハムフェアに行きたかったので、現地を午前8時には出発しました。 新幹線で品川まで行き、新橋から“ゆりかもめ”でビッグサイトに向いました。世間では(学校の)夏休みも残り一週間の日曜日とあって、フジテレビのお台場冒険王に向う家族連れで車内は超満員でした。フジテレビがある台場駅で大半の乗客が下車。12時過ぎに国際展示場前に到着・・・降りた客の殆どがビッグサイト東ホール方向へ向いました。東ホールでは同人誌即売会の[ COMIC CITY ] が開催されていたようです。ハムフェア会場がある西ホール方面は閑散としていました。

ハムフェアの入場ゲートは入る人と帰る人が半々ぐらいの状態でした。昨日の開場前は長蛇の列だったそうですが・・・やはり多くのハムが初日の掘り出し物を狙って来場したのでしょう。最終日の午後では掘り出し物・特売品などは残ってないでしょうから・・。

人が少ないのでメーカーブースもクラブコーナーもゆっくり見ることができました。メーカーでは昨年に続きD-STARなどのデジタル通信に力を入れているようで、私のようにデジタルにあまり関心のない者にとっては見るべきものが少ない感じでした。
工作コーナーは好評だったようで、午前中にはキットが売り切れたそうで、午後は数人が残っているだけでした。イベントコーナーも空席が目立ちました。モールス関連展示は色々な電鍵を実際に叩くことができますし、印字機による腕試しもできます。モールスは無線通信の原点でもありますから、今回に限らず毎年展示してもらいたいと思います。あと、電気の不思議を体験できる『電気の散歩道』は今年も好評でした。最近は子供たちの間で理科離れが問題になっていますから、ハムフェアでこういった企画は良いことだと思います。
免許の有る無しに関わらず多くの青少年に来場してもらいたいです。でもやはり会場内はおじさんやお爺さんが圧倒的に多かったです。高校生以下は入場無料なのですから、連盟ももっとアピールすべきだと思います。

今回は3時間ほどの滞在で、メーカーのカタログを集めて、JARLの継続会費を支払っただけです。ハムフェアは初日に来るほうがいいのですかね? 掘り出し物目当てではなく、じっくり見学したい人は最終日の午後がお勧めです。
ハムフェアが終わると、「夏も終わりだなぁ・・」という感じでちょっと寂しい気持ちになります。それと、晴海時代の会場が1・2階に分かれて移動するのも困難なほど賑わっていたことを想うと、ハムフェア会場の衰退ぶりも寂しく想いました。