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よかじろうの今風庵きまぐれ日記 その4



11月29日  ここ2、3日はいい天気。でもさすがに風は冷たい。あと二つ寝ると師走だからなぁ。
 この天気に誘われてマネージャが谷中から根津、弥生町と徘徊して来たようなのでご紹介。
 千駄木と谷中の境、通称「へびみち」、元は藍染川という川だったらしいけどいつのころからか暗渠にされ、いまは一部くねくねしたところをへび道と呼ぶらしい、を抜けた根津2丁目(元根津藍染町)に古い町屋があります。数軒ありますが、写真は元・貸本屋さん(看板が残ってる)と染物屋さんです。染物屋さん(丁子屋)の看板によると明治28年創業とのこと。100年以上やってるんだと感心、今風庵はまだ1年たってない。そのころは前の通りが川だったんだろうなぁ。
 そういえば下町まつりの時に買った杉山八郎さんのペン画の絵葉書にあったよ、丁寺屋。スキャナで取り込んで並べてよ。なに、面倒くさいって?ヒューレットパッカードのFAX・スキャナ付きプリンタの使い勝手が悪いから嫌がってるの?だけど選んだの自分じゃない。そうそう、初めからすなおにやってくれればいいのに。どれどれ、一寸違うね。何年前に描いたんだろ。写真の看板はかなり小さいし。しかし、ペンで丹念に書き込んであるね。ペン画の実物見るとほんとに感心してしまいます。
 その後、根津の交差点に出て弥生坂を少し登って右に入っていくと、異人坂があります。明治時代に帝国大学のお雇い外国人教師の官舎がこの坂の上にあって、彼らがこの坂をよく通ったのでその名前が付いたとのこと。登りきるとフェンスで囲われた結構広いL字型の空き地があって、大きな木が何本も植わってます。空き地の向こうは東大農学部の建物。ここが官舎跡か(説明板もないので勝手な思い込み!)、柿がなってるなぁ、渋いのかなぁ、もったいないなぁ(マネージャが心配しなくても鳥が食べるよ!)などと思いながら、道なりに歩いていくと幽霊階段の上に出ました。そこを下りて根津神社で楼門と銀杏の黄葉を眺めてから店に戻り、本日の徘徊は無事終了したようです。
 

 異人坂 この上に官舎があった


 異人坂の上の空き地(官舎跡?)


元・根津藍染町の元・貸本屋さん

丁子屋(ちょうじや) 染物屋さん 前の道が元藍染川かな?

杉山さんのペン画に描かれた丁子屋

根津神社 楼門と黄葉した銀杏
11月24日  最近マネージャがあまりほっつき歩かないので、ネタがないなぁ。1週間くらい前に池之端の旧岩崎邸には行ったらしいけど、デジカメがなくて写真を取れなかったらしいし..。カメラ持っても一度行ってよ。なに?入場料が400円?よかじろうが出すの?まったく。
 ほかに何かネタないの?向ヶ丘で本物の「不許葷酒入山門」の碑を見つけた?お寺の入り口で。それ山門って言うんじゃないの?狛犬までいた?神社に狛犬はわかるけどお寺にねぇ。写真があるって?早く出してよ。行ってない様でけっこうこの界隈をうろついてるじゃないの。
 どれどれ、なるほど下の写真に狛犬がいるね。不許葷酒の碑は写真の右端にあるんだ。拡大写真は右ね。
 狛犬は古代メソポタミアで紀元前3000年ころに始まって世界に広まったらしい。エジプトに伝わってスフインクスになったそうな。インド、中国経由で日本に伝わって、狛犬になったらしい。ということはスフィンクスと狛犬は遠〜〜い(遠すぎる 時間的にも距離的にも)親戚?でも何でお寺にいるのだろうか。明治維新の神仏分離まではお寺も神社もあまり区別してなったようだからその名残か、と勝手に納得しているマネージャでありました。



11月13日  今日は風が冷たい、いよいよ晩秋ですね。近くの木々も紅葉が始まったようで、マネージャーが久しぶりに向ヶ丘方面から根津を散歩してきたので、ご報告。
 まずは光源寺。大観音(おおかんのん)。以前、だいかんのんと呼んでマネージャがご住職から訂正されてました。お堂の外観は一見教会のようです。
大観音はガラス出仕切られた中におわします。高さは6mくらい。お堂の正面はガラス張りで離れたところからもお顔が見えるようになってるはずです。江戸時代から有名だったようですが東京大空襲で焼失して、1993年に再建されたそうです。えっ?写真に夢中でお賽銭あげるの忘れた?。じゃぁ今度ね。商売繁盛を100円(少ないか?)でしっかり祈願するように。

  
  光源寺の大観音堂(左)と大観音(右)

その後はふらりふらりと歩いて根津神社で鳥居のそばの木が色づいているのを眺めてから、どっちに行こうかと迷っていたら、右、幽霊階段、サトー八ロー住居跡という手書きの小さな案内が見えたので、右に行ったらありました、幽霊階段。上りと下りで段数が違うとか。マネージャーも上り下りも一度上って数えたようですが、上り下りとも40段で合ってたそうです。下りで一番下段が2〜3センチくらいしかないので数え落とすので合わないのかも。それより左側はマンション建築中ですが、昔は夜真っ暗でそれこそ幽霊出そう。
 サトーハチロー住居跡は説明版だけであまり面白くない。漱石住居跡はブロンズの猫がいたのに。鴎外の観潮楼は門の礎石と踏み石があったかな。しかし、建物残せないのかしらん。まぁ維持費がかかるからなぁ。

追伸
13日は木枯らし1号が吹いたそうで、寒いはず。


根津神社 


幽霊階段 
10月30日  今日は冷たい雨が降っております。一寸寒いなぁ。今月は台風やら、大地震で大変な月でした。上原酒造さん、エチゴビールさんにはほとんど被害がなかったということなので一安心ですが、被災地の一日も早い復興を願います。
 
10月24日  昨日、今日と根津・千駄木下町まつりでこの界隈を地図片手に散策している人が多い。昨日、TV東京のアドマチック天国でもこの辺りが紹介されたらしいけど、営業中なので女将もマネージャも見てない。
 TV東京のホームページで確認すると1位は根津神社で2位はなんと下町祭りでした。その影響か根津神社に行ったマネージャによると、フリーマーケットや食べ物の屋台が出ていて境内は歩けないくらい賑わっていたとか。屋台は長蛇の列で、うどん、すいとんなどもよく売れていたようです。
 マネージャはその後ふらふらと散策して、光源寺で大観音にお参りして谷中に回わり、朝倉彫塑館を見学してきました。朝倉文夫の自宅兼アトリエだったとのこと。彫塑館なので彫刻だけが展示されているかと思いきや、盆栽やコレクションの陶磁器なども展示されてなかなかよかったようです。盆栽や蘭の栽培にも造詣が深かったとか。また、無類の猫好きだったと説明があり、しぐさを良く捕らえた猫の彫像もたくさんあって、猫好きのマネージャはさらに満足したといってました。
 また、建物も鉄筋コンクリートのアトリエと和風建築が池を配した庭園を囲む形になっており、玄関からみた印象とはまったく違った空間があって、とても気に入ったようです。アトリエ部分の屋上に上がったところ、屋上ガーデンになっており、これまたビックリ。最近はヒートアイランド現象を抑えるために屋上に緑を植えるように指導されているようですが、昭和10年にすでにこの庭があったかと思うとなお一層驚いたようです。
 谷中の台地の上にあるので眺めも良く、先日写真とって来た池之端の高層ホテルやマンションも見えたとのこと。
 なかなか収穫があった散策で、マネージャは満足。でも、お昼のお客さんは期待したほど伸びずで、営業部長よかじろうはしょんぼりでした。


日本庭園(水と石の造形 朝倉彫塑館)


下町まつりで賑わう根津神社境内


池之端方面を望む(朝倉彫塑館)


屋上ガーデン(朝倉彫塑館)

10月17日  今日は秋晴れ、風もさわやかで、気持ちがいい。でも、マネージャは肩から腕にかけて筋肉痛で調子悪そう。昨日松戸からキャスター付きの組み立て家具(ラック)を4個買い込んで運んできたらしいけど、30kg近くあったようでその運搬と、組み立てで1個当たり42本の木ねじを計168本締めたせい。
 それでも昼前から取材に行ってたけど、デジカメのバッテリーが切れていて写真撮れなかったんだって。どうも今日はついてないようで。
 で、インターネットでキーワード「今風庵」で検索かけたら、越後鶴亀というホームページがみつかり、上原酒造のホームページのようです。ゆかたまつりに来ていただいたお客さんが、そこの掲示板にコメント書いていたのがGooGleで引っかかったので見つかったとのこと。 そのうちリンクをお願いしよう。
 また、今話題のLivedoorの東京グルメにもお客さんが登録してくれたようで、載ってました。まだ、コメントなしですが。
 どちらも有難うございました。お礼申し上げます。

10月9日  また、台風ネタになってしまった。今度は日本上陸9個目の22号。28号まで行くと鉄人台風と呼ばれるのかも???。
 でも、せっかち台風であっと言う間に伊豆半島から東京湾、房総半島と駆け抜けて、午後9時くらいは雨風もぴたりと止んで、台風がうそだったみたい。まぁ、常滑焼の身としては何か軽くて硬いものが飛んでくるのが怖いので、もう台風は願い下げにしたいものです。
 ところで、天気が良かった木曜日にマネージャが根津から池之端辺りをうろついてきたようなので、その写真を。
 池之端はルネッサンスタワーや、ソフィテル東京の高層建築が建っていて、かなり雰囲気が変わってました。建物も高いけど、値段も高そう。
 でも、不忍池は相変わらずのどかだったようです。

   
    不忍池 秋景

そういえば、今日明日は大円寺の菊祭りですが、今日は散々だったかも。明日晴れて人出が多いといいなぁ。今風庵にも脚をのばしてくれるように 久々におまじない。
 千客万来、招福猫児。


ルネッサンスタワー


ソフィテル東京
10月2日  日本上陸8個目の台風で何か飛んできてぶつからないかと気を取られている間に、ひぇ〜〜、10月になっておりました。でもまだ涼しいような暑いような微妙な気候だなぁ。
 ところで東京は真夏日の数を更新した暑い夏でしたが、イチローは本日、シスラーのMBLシーズンヒット記録257本を更新した熱いシーズンになったようで。今日は259本、どこまで伸ばすか。しかし、80年前と今とでMBL1シーズンの試合数160は変わらないのかしらん。球団数はかなり増えたと聞いてますが、どうなんでしょう。
 ところで、マネージャは貧乏暇なしでなかなか取材に行かないので、ネタがないなぁ。早く暇を作って取材に行くように。えっ?取材費がない?だって歩きまわるだけだろうに。えっ?たまには取材途中の雰囲気がよさそうな店も調査したい?ふーーん、女将に言うときます。

 
9月27日  秋のお彼岸も過ぎてやっと暑さが遠のいたかな。今日は久しぶりに雨が降って涼しい一日でした。
 そのお彼岸の23日にマネージャは上野広小路亭のしのばず寄席というのに行きました。木戸銭は2,000円で12時過ぎに入って4時半ごろまでずっと、落語、漫談、講談、漫才を楽しんできたようです。落ちのない噺(というより噺が最初に戻るエンドレスの噺)、死神が出てくる寿命の蝋燭、ほかにも聴いたけど題名がわからないらしい。
 そういえば漫談の前田隣(まえだりん)が「親亀の背中に小亀を乗せて..}、というのを早口でやる人だということを忘れていて、久しぶりに聴いてこの人だったっけ?と思っていたようです。
 本当は神田紅さんの講談があるはずだったのですが(前の日に所属事務所に電話して確認してた!)、悲しいことに当日は代役の神田陽司のハイセイコー物語をきいて、それはそれで面白かったようですが、次回は紅さんの講談を聴くぞ、と力んでおりました。
 因みに平日は木戸銭は1,000円らしい。休日2,000円では客の入りが悪いようですが、のんびり半日笑って過ごすには安いかも。

9月17日  また残暑がぶり返して、今日は蒸し暑い。こういう日にはマネージャは歩き回らないので、2、3日前に西日暮里から谷中にかけてうろついた時のレポートです。
 西日暮里駅のすぐ脇の歩道橋の階段を登って小高い丘にたどり着くと木々が茂った公園があったそうな。そこは西日暮里公園で、説明板によるとこの辺りが道潅山とのこと。道潅山下交差点から西の林町公園のあたりを道潅山と思っていたマネージャは勘違いしていました。昔、この辺りは江戸庶民の行楽地だったようで、いまでも確かに眺めもいい。元は新堀と書いたらしいけど、日が暮れるまでいても飽きないので日暮の里といったのが、日暮里(にっぽり)となったとのこと。ただ昔は虫聴きという遊びもやっていたとらしいけど、今はJRの電車の音が結構うるさいので、当時の風情はないなぁ。
 公園を出て谷中方面に向かって歩くと道が狭いのに結構車が多い。きょろきょろしながらのんびり歩くわけには行かない。
 右手に学校の門があり、丸っこい石造があったので寄ってみたそうな。そこは第一日暮里小学校で、その丸っこい石像は「あいさつふくろう」でした。その左に「正直親切」と彫った石碑があり、卒業生の高村光太郎の字だそうな。この小学校の生徒は元気に挨拶するんだろうな。
 小学校の向かいが諏方神社。「諏訪」ではないけど、信州諏訪大社の分社とのこと。中世から近世はこの字を使ったらしい。 社殿右手に小さな社があって、「銭降稲荷」と「末廣稲荷」と石碑に彫ってある。いい名前だと言いながら商売繁盛をお賽銭100円で厚かましくも祈るマネージャでした。しかしここも電車の音がうるさかったそうな
 最後に諏方神社にもお参りしてさらに谷中方面に向かうと、右に富士見坂が現れたそうな。今でも空気が澄んだ晴れた日には見えるらしい。1月と11月にはダイヤモンド富士をみるイベントがあるとのこと。夕日が富士山に沈む最後の一瞬に光り輝いて見える現象かな、などと考えながら歩いていたら、シャレースイスミニという山小屋ふうの店があったけど、時間がなくなってあたふたと店に戻ったそうな。
 この続きはいずれもっと涼しくなってマネージャがうろうろしやすくなってから。


富士見坂


第一日暮里小学校 あいさつふくろうと正直親切の碑


高村光太郎書


銭降稲荷と末廣稲荷の碑

9月15日  敬老の日で休みのはずだが、はてカレンダーには祝日の印がない。え?去年から移動祝日になった?そうだっけ。そういわれると成人の日1月15日じゃなかったし体育の日も10月10日じゃなかったかな。確か10月10日は1964年の東京オリンピックの開会式の日で、晴れの特異日で晴れる確率が異常に高いという統計データから決めたって聞いたような気がするなぁ。去年の体育の日は10月10日じゃなくて雨が降ったようなおぼろげな記憶がある。
 で、敬老の日はどこにいったの?9月第3月曜?あっ、それで今度の土日に続けて月曜が休みなんだ。
 因みに、昔は「としよりの日」といったらしい。1954年に制定されたけど、ちょっとひどいのではないかということになり、1964年に「敬老の日」 に改められ、1966年に国民の祝日となったそうな。めでたしめでたし?
9月3日  ふと気が付くともう長月、9月でした。
 ところで最近、近くで火事が多い。今日は団子坂下交差点から三崎坂を一寸はいったところのマンションでボヤがあったみたいで、消防車が3、4台止まって、交通規制してました。先週(だったと思う)は不忍通りを団子坂下から道潅山の方向に行った交番の先のビルでもボヤがあったし、その2週間くらい前(これも記憶があいまい)は西日暮里駅近くのマンションで火事があったりで、なんとなく不安です。西日暮里の火事はテレビでも報道されるような火事で、かなりの台数消防車がサイレン鳴らして走っていき、ヘリコプターまで飛んでました。
 マネージャは野次馬になって消防車を追っかけて行ってますが、怪我しないように気をつけてよ。
 厨房の火元管理もしっかりやりましょう。
 9月1日が防災の日ということもあって、今日は珍しくまじめな気まぐれに日記でした。

東京消防庁のホームページに「消防雑学事典」というページがあったので、興味のある方はご覧ください。
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