エジプト・ドバイ旅行記vol.3(2008.08)

アスワンの石切り場です。写真は数十メートルある切かけのオベリスクです。
途中でひび割れが入ったために途中で止めてしまったそうです。
岩にのっている丸い石は古代の石きり道具の一つだといわれています。、切り出した石材にたたきつけて表面を平らにしたようです。
石切り場の隅に古代人の落書きが残っています。赤い塗料でフラミンゴのような鳥が描かれています


アスワンダム近くの砂漠です。海岸の砂とは違いとてもきめが細かい赤い砂です。
蛇か何かが通った後でしょうか、1本のにょりょにょろした跡が続いていました。
こちらはネズミか何かの小動物の足跡でしょうか?ふんころがしですか?

カルナック神殿のスフィンクスの参道からみた塔門です。羊頭のスフィンクスです。
カルナック神殿は幾代ものファラオや神様の神殿が増築されたためにとても大きな神殿になっています。
列柱室は圧巻です。こんなものが数千年前に人力で作られるなんて・・・
柱にはファラオやヒエログリフがびっちりと刻まれています。強い日差しで彫刻の影がはっきりと浮き上がります。
塔門ごしに見えるトトメス3世のオベリスクです。雲ひとつない空に向かって高くそびえています。
保存の良いところの柱や天井には色鮮やかな塗料が残っています。



宿泊したルクソールのホテルです。上階に鉄骨とブロックで増築しています。なんとも心もとない構造です。エジプトには耐震基準はあるのでしょうか?・・・・




ルクソールのハトシェプスト女王の葬祭殿です。
有機的な岩山の前に現代建築にも通じるような直線的なフォルムがとても美しいです。
柱頭は女王の顔をかたどったもので、おかっぱの髪型が印象的です。
葬祭殿の監視員にクーフィーヤの巻き方をレクチャーしてもらいました。マスターしました。いつでも巻いて差し上げましょう。
腕を胸の前でクロスしているものは死者の像だそうです。DAIGOの「ウィッシュ」みたいですね。




王や貴族の墓がたくさんある王家の谷です。岩山と空しかありません・・・
早稲田大の吉村先生の発掘隊もここで活動しています。
岩窟の中の階段を下りていくと色鮮やかな壁画が描かれた通路があり、先へ進むと棺が置かれた玄室にたどり着きます。
ツタンカーメンのミイラがありました。何千年もの間こんなところで眠っていたのですね。




ナイル川越しの夕日です。古代とほとんど変わらない景色を垣間見ることができました。
街の中にあるルクソール神殿には夜に行きました。
ちょうど満月だったこともあり、ライトアップされた神殿はとても幻想的で今にも古代の葬祭が始まりそうでした。




考古学博物館前の池には南エジプトの象徴である「蓮」と、北エジプトの象徴「パピルス」が育っています。
日本の蓮の花とはちょっと違いますね。仏様が座るには安定感なさそうです。
ツタンカーメンのマスクには圧倒されました。深い黄金の輝きとラピスラズリのブルーが脳裏に焼きついています。
クーラーが効きすぎのミイラ室では大量のミイラを見ることができました。子供のミイラやペットのヒヒやサルのミイラまでありました。
人間もああなってしまうと死体という感じではないですね。これはフィギュアだよ。と言われてもフウン・・と納得しそうです。




エジプトでもっとも有名なイスラム教のモスク「ガーマ・ムハンマド・アリ」です。
礼拝を行う中央のドームと、廻りにそびえるミナレットがイスラムモスクの様式です。
天井から吊り下げられた照明の向こうには、高いドーム天井に描かれた細かく煌びやかな紋様がなんとも怪しく見えました。
イスラムのお経?コーランが聞けなかったのが残念です。




土産物屋がひしめき合うハーン・ハリーリには、怪しげなものがいっぱいです。
値段があってないような、言い値で値段が決まるお買い物。結局ここでは何も買いませんでした。
迷路のような狭い路地に入り込むと、お香と香辛料の香りが混ざったなんともいえない空気感。わが国ではなかなか味わえないですね。
西洋のルネサンス建築のような建物もちらほら見ることができました。




ホテルから見たナイル川と博物館前のタフリールバス乗り場です。
ありえないほどのクラクション音と交通渋滞が1日中続きます。
何車線もある車道には一応横断歩道らしきものはありますが、あまり利用されている感じもなく、青から赤に早変わりする信号をあわてて渡ります。よぼよぼ歩くお婆ちゃんなんて生きていけそうにありません。

川向こうのレストランまでタクシーに乗ったのですが、当然自動扉ではありません。
窓ガラスどころか扉の内レバーもなくなってしまっていて、どうやって開閉したらいいのか・・・・
走るタクシーの前には道を渡る人が次から次へとひっきりなしにに左右から現れます。
タクシーは速度を落とさずクラクションとハンドル操作で人をよけていくのです。スリル感満点です。きっと何人かひいた事あるでしょう。



小さなレストランで食べた揚げ物の盛り合わせとコシャリです。
肉料理や煮込み料理は香辛料が利いていて、ビールにぴったりです。エジプト産のステラビールやサッカラビール、いったい何本飲んだことでしょう。




オールドカイロのマル・キルギス駅です。鉄男君気分で・・・いや世界の車窓から気分で電車を撮って見ました。
観光地なので外国人は珍しいわけではないでしょうが、車内では物珍しげな目でじろじろ見つめられました。

ナイル川の夜景です。こんな賑やかな街のそばにクフ王のピラミッドがすっくと現れるとは思っていませんでした。
アフリカ大陸の中心から流れてくるナイル川。この川が何千年も前にエジプト文明を産んだんだなぁ・・・と感慨深くなりました。






   
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