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          スキャナーが氷ついて崩せない 
 ハブとの相性が悪いこともあるらしく、スキャナーのコンセントを、本体から直にとるように指示もされた。実際、これでフリーズが解けたかに見えたこともあったが、2日と続かなかった


8月10日(木) 友達のYさん宅のマー君が、夕食を終えてから見に来てくれる。 夏休みで京都の大学から帰省していた。マー君はこの日、なんと真夜中の12時半まで必死に、パソコンと格闘してくれた。 後で聞いたら、論文の提出に追われているマー君は、その後も、朝まで寝ないで、自宅のパソコンと向き合っていたとか。よりパソコンに詳しい友人とも、販売店のFさんとも、自分の携帯電話を使って、連絡をとりながら頑張ってくれた。 しかしパソコンに詳しいマー君でも壁を崩せなかった。結局、この日は収穫がなく、、明日、再インストールをやり直して、パソコンをまっさらの状態に戻して見ようということになってお開きになる。


8月11日(金) 私は朝から緊張して、一人で再インストールを完了する。ここまでやっておけばあとはすんなりといくのでは・・・
 10時半、マー君来てくれる。程なく次女も駆けつけてくる。 昼過ぎになっても代わる代わるパソコンに張り付いて終わらないので、簡単にそうめんを作って二人に食べてもらう。 その後、ふとした拍子にプロバイダーに接続できた。万歳! 
 しかしスキャナーのほうは相変わらずで、インストールをやり直す前と同じところで氷りついたまま、一向に進まない。


8月12日(土) 何度も何度も電話をかけて、やっとキャノンに繋がる。 デスクトップに、直に接続するようにとか、スキャナーの蓋の後ろにある、ロックボタンをもう一度硬く閉めてから解除する、というこれまでも試みたことを、もう一度やり直す。しかしふとした拍子に、この日、例のフリーズの個所が解けてスキャナーが使えるようになった。
 恐る恐るそっとスケッチを2,3枚取り込む。嬉しい。このまま直ってくれるようにと祈りながら。


 画面上に現れる、プロバイダーのPRや、右前方に立ちはだかる、どぎつい宣伝が気になってならない。それにプログラムの中に、表示しきれないほど出てくる、有象無象のソフトの群れ。必要なプログラムは底のほうに沈んでしまって、必死にクリックを繰り返すことになる。 これを整理するのはどうしても必要だった。
 昼からはガイドブックを読んだり、NECのサポートセンターに電話したりして、少しずつディスプレイがきれいになっていった。