第9回 : Library of Congress Experimental Search(1999年9月24日)

私は、前回扱ったLibrary of CongressのOnline Catalog は操作が少々面倒くさいと書きました(-_-;)。「そんなこと言ったって、どうするの?」 と思うでしょうね。だまされたと思って、今回取り上げるLibrary of Congress Experimental Searchを試してみてください。

Library of Congress Experimental Search
http://lcweb2.loc.gov/catalog/

上のホームページイアドレスをクリックすると、現れるのはExperimental Searchの画面です。検索例は、きのうに続いてスクリャービン。それも楽譜ということで行きましょう。

使い方
◆検索語のボックスに skriabin と入力します。
◆Search実行の前に(今回の検索例に即して、検索ボックスの下の段を選択します)
Search Variantsは、印が付いている exact word のままにします。
Language の段は、all language を選びたいですね。○をクリックします。
Fields は、authorを選択しましょう。何も選択しないと、目録の複数のフィールドから検索語を探すため、余分な情報も含まれますし、時間も長くかかります。
◆Submit Search をクリックします
◆一覧表示が出てきます
( 資料の一覧です。きのうのOnline Catalogとは違いますが、私はこの方がありがたいですね。)
◆検索結果の表示のし方をアレンジした場合は、再度Go to Search Results をクリックします
◆タイトルの青字部分をクリックし、より詳しい情報を表示させます

ちなみに
検索語で skriabin ⇒⇒⇒ 224件も出てきますね\(^o^)/。これが scriabin だと91件、skrjabin では何と0件という結果でした。

さて、検索ボックスの下の Fields を何も指定しないと、人名、件名、タイトルなど複数の領域から検索語を探します。ですから書名の一部に検索語を含む結果も得られるわけです。場合によっては Fields を何も指定しない方がいいという場合もありえます。
ただし、Search Variants を word variants、Language を all language、Fields を指定なしにするとレスポンスが極端に遅くなることが想定できます(今回の検索例で、私はいらいらしながら待ちました)。この組合せは、よほどの時でないとお勧めできません。
逆に Language を Englishのままで検索すると、英語圏の資料はいいでしょうが、そうでない時は検索結果が少なく限定され、がっかりすることがあります(最初、私がそうでした。エヘヘ。All language の選択をお忘れなく!!)

ソート機能をうまく使おう
一覧表示の最初の方、これはミソかもしれません。見ると、検索結果の並べ替え(Sort)その他の機能が用意されています。
◎Sortを例にとると、Date(年代)、Author(著者)、Title(タイトル)、Language(言語)、Classification(分類)から、並べ替えたい要素を一つ選びます。
◎次に昇順(ascending)か降順(descending)かを指定して、sort ボタンをクリックします。
◎並べ替えが終わったら、Go to Search Results をクリックして結果を見ます。
ソート(並べ替え)の機能が付いているものは、必要に応じてうまく利用しましょう。自分の探しているデータが格段に見つけやすくなるのですから。

使いやすさは、なかなかのものです。ただ、実験版の検索システムということのようで、これから先、どの程度充実していくのかを見守っていく必要があるのでしょうか?

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