第6回 : ニューヨーク・パブリック・ライブラリー (1999年6月26日)
今回と次回はアメリカの図書館を取り上げます。まず、ニューヨーク・パブリック・ライブラリから行きましょう。

New York Public Library Catalogs
http://www.nypl.org/catalogs/index.html

ここは、もともと音楽関係以外の資料であってもたくさん所蔵している、有名な図書館の一つです。ここのWeb上の蔵書検索には2種類の目録が用意されています。一つはリサーチ・ライブラリの、もう一つは支部図書館の目録です。最近まで支部図書館は、Telnetで提供されていました。両方を探して、初めて完全な検索をしたことになるのでしょうが、私自身のことを正直に言えば、Telnetのころの支部図書館の蔵書検索をするのはけっこう面倒に感じて、よほどのことがなければやったことがありませんでした。WWWに切り替わったあとの支部図書館の蔵書検索は、使い勝手がリサーチ・ライブラリと異なります。で、検索を始めるまでにチョット時間がかかるので、やはり私としては使いにくいなと思っています。ですから、使い方は両方ともご紹介しますが、私がよく使うのはリサーチ・ライブラリのほうです。

使い方(リサーチ・ライブラリ):
◆「CATNYP via the Web」をクリックします
次の画面が表示されたら、検索方法を選択してクリックします
# たとえば「Author / Title 」など
◆コトバを入力して「SEARCH」ボタンをクリックします
◆結果が表示されます
◆青い字の個所をクリックすると、より詳しい情報が表示されます

使い方(支部図書館):
◆「LEO via the Web」をクリックします
# Initializing waiting, pleaseという文字が画面に表示されます
◆次の画面が表示されたら「Library Catalog」をクリックします
◆上段の検索項目を▼で切り替え、選択します
◆下段のボックスにコトバを入力して、「SEARCH」ボタンをクリックします
◆結果が表示されます
◆詳しい情報を表示したい行をクリックし「Show Details」ボタンをクリックします
# 表示したい行をクリックすると、その行は黒く反転します
◆詳しい情報が表示されます

リサーチ・ライブラリについて言えば、ごく最近、結果を表示するフォームが変わったような気がします。頼りない言い方ですが、きょう、この記事を書くために再確認したら変わっていてビックリというしだいです。
最初に表示される簡略な表示は、表形式に収められるようになり、録音資料について言えば、すべてではありませんが[Sound recording]と書かれています。所蔵している館が太字で書かれていますが、これも変化だと思います(たぶん)。ただ、すべてのデータに所蔵館が書かれていないのです。理由はわかりません。
楽譜や録音資料が曲集の場合でも、けっこう分かりやすいです。これも嬉しい\(^o^)/。

オマケ:

音楽関係の調査をしたい人のためにもう少し書いておきましょう。

◆ご紹介した所蔵検索の目録が置いてあるこのページの最後を見ます。
◆「The Libraries」をクリックします。
◆しばらく待つと、ページが表示されます。
◆ページまんなかのResearch Librariesの下の方にある「The New York Public Library for the Perfoming Arts」の個所をクリックします。
◆「Music Division」をクリックします。
◆「Selected Internet Resources in Music」をクリックします。
# ほかの選択肢もありますが、これ、有益なものなので・・・
◆自分の興味に応じてクリックします。

この図書館の入口にはライオンの像が置いてあるらしく、支部図書館の蔵書検索システムには、それと関係付けて「Leo」という名が付いています。ついつい、西武ライオンズを思い出してしまう私です。


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