第1回 : NACSIS-Webcat (1999年6月21日)

書店でインターネットのガイドなどを読むと、いろいろな分野で便利に使えるホームページが紹介されています。地図、時刻表、書店、レジャー、天気予報、野球やサッカーなどなど挙げれば切りがありません。
ただ私が大学図書館に籍を置く人間だからでしょうが、図書館の情報検索についてもっと紹介されるといいのにな、と思います(それとも私の見方が足りないのでしょうか?)。私もまねごとをしてみる気になりました。ただし経験的なものですから、そのつもりで読んでください。

国立の、大学共同機関である学術情報センターが提供しているデータベースから紹介します。NACSIS-Webcat、ナクシス・ウェブキャットと読みます。これを使うと、日本全国のかなりの大学図書館が持つ学術雑誌と図書を探すことができます。しかもこのデータベースは、誰でも自由に24時間、無料でアクセスできます。ただ、先へ進む前に、お願いがあります。

【お願い】
このデータベースで雑誌や図書の所蔵館を見つけても、直接その図書館に行かないでください。
●大学に所属している方は、ご自分の大学の図書館へ行って手続きをとってもらってください
●社会人の方は、所蔵館に事前に連絡をとって利用可能か否か確認をしてください

URL:
http://webcat.nii.ac.jp/

◆画面が現れたら、書名や著者名などを入力してみましょう
◆入力が終わったら 検索開始 ボタンをクリックします
◆該当する資料の一覧が表示されます
◆さらに、その中のどれかを選んでクリックしましょう
◆詳しい画面が表示されると同時に、所蔵館が略号で表示されます
◆略号で示された所蔵館をクリックすると、その図書館の正式名称や住所などがわかります

どうですか、すぐれものでしょう。
残念ながら、国内の大学図書館のすべての図書について所在情報が得られる段階までは来ていません。ですから、そんな時は根気も必要ですが、各大学図書館のホームページを開いて蔵書検索システム(OPACと呼ばれたりします)を使って探す、そういう手もあります。
もちろん、直接行かないでという注意は、ここでも生きます。


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