第38回 : プロ野球のペナントレース大詰め(1999年9月18日)

セ・パ両リーグとも、ペナントレースは大詰めの段階を迎えヒートアップしています。どちらも、どうやらこのチームが行きそうだなという予感が持てるところまで来ましたが、勝負事は終わってみないとわかりません。

私が行く飲屋さんでは、6人のメンバーでセ・リーグの野球を話のネタにして、年に1回宴会をやります。各人それぞれに一チームを応援するのですが、この宴会のメンバーに入りたいばかりにファンでもないチームを応援している人もいます(ご愛嬌)。決まり事があり、毎年9月30日のセ・リーグのゲームが終わった段階で一位にいるチームの応援者が一定額の飲み代を負担する、併せて最下位チームの応援者は"お造り"の代金を負担するというものです。ですから優勝が決まっている年とそうでない年がでてきます。今年は10月2日に宴会をする見とおしですが、飲み代を負担するのが中日ファンなのか巨人ファンなのか? どうも中日サンにご馳走になる感じがします。9月30日時点の最下位チームも、今年はニューフェースの誕生の公算が強く、すでに広島サンがスタンバイしています。
この宴会、今年で7回を数えます。

ヤクルト・ファンですが、9月に入ってから、あるチームに3連勝し溜飲を下げました。それは、3日から5日にかけての対巨人3連戦のことです。4日の土曜日に、宴会をやる予定の飲屋さんでテレビ観戦していると、松井にホームランが出て巨人ファンは大喜び。「きょうは貰ったよ」とにこにこしています。私が「きのうヤクルトが勝ったことだし、きょうは勝たせてあげようか」と言うと、ますますにこにこした巨人ファンは「ヤなこと言う客」と言って帰りました。かわいそうに、その人が帰宅してテレビで勝利の確認をしようとすると、わがヤクルトに逆転負けを喫していたのでした。その翌日は中盤でヤクルトの投手陣が崩れ、私は今度こそ負けたかなと思ったものでした。しかし、二度あることは三度ありました \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/。というわけで、3連勝。

翌週の11日、何人かの巨人ファンが納得いかない様子で「なんで先週、ヤクルトが(巨人に)3連勝しちゃったの?」と私に聞いてきます。そう聞かれても困るのですが、まあ悪い気はしません。「あの3日間は巨人が弱かったんじゃないの?」と答えましたが、すかさず常連のY子さんが「あれはNが悪いのよぉ! だって、ペタジーニが出てきても全部勝負して3日で11打点も取られてるんだから、Nの采配が悪いのよぉ!」と仰います。店内は爆笑につつまれ、その場に居合わせた私、中日ファン、阪神ファンなど期せずして拍手が起こりました。だって、その通りですからね。
あの3連敗で優勝の目がなくなったと思った巨人ファンもいるようですが、その後の展開で、まあ少しは可能性が残るところまで来ています。万一、巨人が今年のペナントを逃すようなことがあれば、この対ヤクルト3連戦ヤマだったなどと言われることもあるのでしょうね。名誉なことです。

今年の野球の宴会は、気楽な立場で参加できそう。今から楽しみにしています。


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