Who's Afraid of Frankenfood?

Who's Afraid of Frankenfood?
(12.13.P25.1999)

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今回は BUSINESS から
  遺伝子組替え食品。食べずに済ませればそれに越したことはないのですが、値段が 安ければそっちを選ぶかもしれません。完全に安全性が保証されるのには50年以上 はかかるのでしょうけどね。

フランケンシュタインのごとき食べ物を恐れるのは誰?


語彙は主に『英辞郎』Ver.28から抜粋

By FREDERIC GOLDEN
 

大意

語彙

P25 今のところ遺伝子組替え食物反対運動はヨーロッパだけ。だが、若干の疑いと 盛んな宣伝のため、事態は変わりつつある movement against : 反対運動、 agitprop : アジ宣伝の
1 有名な農産物バイオ会社の社長達が最近胸やけしているといっても、食べ物 が原因というわけではない。そうではなく、海を飛び越えてくるウイルスの ように、遺伝子組替え食物に対して長年くすぶってきた不安が世界中に広まっ てきているという嫌な情報によるものだ。 chief executive : 最高経営責任者,社長、 heartburn : 胸やけ、 unsettle : 乱す,不安になる、 simmer :今にも沸騰[爆発]しようとしている、 genetically modified : 遺伝子組み換えの
2 ミシガン州バトルクリークでは、最近グリーンピースがセリアルメーカー、 ケロッグの本社に殺到し、この会社が使ってる遺伝子組替え穀物を「怪物の 実験」と表現した。グリーンピースの中には、ケロッグ社のトレードマーク である虎のトニーを怪物トニー──英国のタブロイド新聞が「フランケン食 物」と呼んだのにちなんで──と名前を代えて着ている者さえいた。 cereal :セリアル《朝食用オートミール・コーンフレークの類》、 monstrous : 怪物のような、 -nik :〜と関係のある人、 tabloid : タブロイド新聞
3 米国のシカゴでは、FDAが人々の高まる不安を知り先月末遺伝子組替え食物に関 する公開フォーラムを開催した。フランケントニーが現れた。オオカバマダラ に扮した子供達も現れたのだが、この子供達は作り物のトウモロコシの茎の前 で死んだ振りをした──この春科学者により発見されたことを指しているので ある。つまり、少なくとも実験室では遺伝子組替え穀物の花粉はオオカバマダラ の幼虫を殺す可能性があるということ。農務長官グリックマンも負けずに、バ イオテクノロジーに関して賛否両論を聞けるように専門家委員会を任命するこ とを考慮中だと言われている。政治の流れが変わっているという確かな兆候の 中、超党派からなる20人の国会議員が、すべての遺伝子組替え食物を表記すべき だという法案を提出した。 FDA :アメリカ食品医薬局、 covey : 一群、 monarch butterfly :オオカバマダラ、 feign death : 死んだ振りをする、 mock : 偽の,まがいの、 cornstalk :トウモロコシの茎、 allusion to : 〜へのさりげない言及、 pollen : 花粉、 caterpillar : いも虫,毛虫、 Secretary of Agriculture : 農務長官、 panel of experts : 専門家の一団、 bipartisan : 二大政党提携の,超党派的な
4 英国人は「狂牛病」(遺伝子組替えとはなんら関係はないのだが)以来食品 に関心が高まってきているのだが、そうした彼らとは違い、アメリカ人は遺 伝子組替え食品には無関心かのように思えた。選択肢が多いというわけでは ない:アメリカで生産されている大豆の半分、トウモロコシの3分の1、ジャ ガイモのかなりの量が遺伝子組替え植物である。近い将来さらに多くの遺伝 子組替え食物が現れそうであり、アルファルファ、レタス、ブロッコリー、 キャベツなども含まれている──これらの野菜の市場があればだが。アメリカ の用心深い農家のなかには、来春の種付けには遺伝子組替え植物を減らすかも しれないというところもある。 on the rise : 増大して、 mad cow disease : 狂牛病,牛が立ち上がれなくなり死に至る,脳がスポンジ状になる、 indifferent : 無関心な,無頓着な、 soybean : 大豆、 in the offing : 近い将来に、 alfalfa : ムラサキウマゴヤシ,アルファルファ、 skittish : 内気な,用心深い
5 食品メーカーにとって人々が自社の製品を無条件に受け入れることをもはや 期待できなくなったとしても、それは単に芝居がかった活動家の行為とか派 手な宣伝によるものというわけではない。確かに、ガーバー社に圧力をかけ てベビーフードに遺伝子組替え大豆やトウモロコシを使うことを止めさせ、 モンサント社の自家不稔「最終」種の研究を止めさせる重要な役割を果たし たのはグリーンピースであった。しかしもっと控えめな方面からも疑念が表 明されている。環境防衛基金のレベッカ・ゴールドバーグはこう言っている :生物学者としては、遺伝子組替え食物や食品自体に反対するのは難しいで す。[しかし]純粋に食品の安全性とか生態学的な問題で考えなくてはならな いことがあるとも思っています。 count on : 〜に頼る,〜を当てにする、 unquestioning : 無条件の,躊躇しない、 theatric : 芝居じみた、 Gerber : ガーバー《米国 Gerber Products Co. 製のベビーフード; 1928 年より製造 ; 考案者で経営者 Daniel F Gerber (d. 1974) にちなむ》、 Monsanto : モンサント《米国 St. Louis にある大手総合化学メーカー Monsanto Co. (1933 年設立) の略・通称, そのブランド; 同社傘下には New York に Monsanto Textile Co. があり, Monsanto は同社のナイロン やポリエステル繊維のブランドでもある》、 halt : 停止する,〜を停止させる、 Environmental Defense Fund : 環境防衛基金、 per se :それ自体で,それ自体は、 ecological : 生態学の,環境上の
6 遺伝子組替え食品によって直接健康に害が及ぶことが分かったわけではない。 例外としては一匹狼の英国の研究者がおり、g.m.ジャガイモが実験室のネズ ミに損傷を与えた──いくぶん曖昧に──と主張している。逆に、FDAに対し て科学者達が言っていることは、遺伝子組換え食品は明らかに健康上利点が あるということ。例えば、栄養を多く含んでいたり、育たないものを減らし たり、農薬の使用を削減したり。おまけに、自然がいつも良いもんだとは 限らない:たとえばカサバだが、適切に処理しなければ中毒を引き起こす。 not that : けれども(that以下)というわけではない、 direct threat : 直接的な脅威、 lone : 孤独な,連れのない、 FDA : アメリカ食品医薬局、 nutrient : 栄養物,食物、 spoilage : 損傷,損傷物、 curtail : 削減する、 pesticide : 農薬、 cassava : 《植物》カサバ
7 何十億ドルもの損失の危険を前にして、バイオ産業界は反撃し始めた。企業 提携してPR活動を開始したのである。ロビー活動、一般の人々の恐怖を静め るための新たな研究、テレビ、ラジオ新聞による宣伝もそれには含まれてい る。また人々の意見に耳を傾けだした。「[遺伝子食物]に関する懸念を根拠 のないものと無視するのは思い上がりでありその影響を省みない行為である」 とデュポン社社長チャールズ・ホリデーJr。フランケントニーを無視したも のの、ケロッグ社は既にヨーロッパから遺伝子組替え食品の段階的削減を開 始している──安全上の理由というより消費者の要求に合わせているのだと は言っているのだけれど。 at risk : 危険にさらされて、 lobby : 議員に働きかける、 brush off : はねつける,無視する、 unfounded : 根拠のない,理由のない、 reckless : 向こう見ずな,無謀な、 cold shoulder :冷遇,無視すること、 phase out : 段階的に廃止する、
8 現在のところ、当局は食用のためとして数十の遺伝し組替え食物を認可して きた。しかし世間の圧力が高まれば、将来認可のスピードは遅くなるかもし れない。ひとつの可能性として:FDAがこれまで食品添加物規制に際して行使 してきた権限を遺伝し組替え食品に適用することもあり得る。環境防衛基金の ゴールドバーグは、新遺伝子によって作られたたんぱく質はある意味で添加物 といってもいいのです──「そして食品メーカーは食品添加物が安全だとは言っ ていますが、時々間違いを犯すのです」それよりもっとありそうなこととして は、食料生産者が生産物を遺伝子組換えをしていないというラベルを貼ること で変わりゆく世間の風潮に答えるだろうということです。これはヨーロッパで は既にはっきりと現れています。 apply to : 適用する、 food additive : 食品添加剤,食品添加物、 protein : 【蛋白(質)、 additives : 添加物、 screw up : へまをする,間違いをする、 food producer : 食料生産者
9 しかし、こうした行動にはマイナスの面もあります。先進国の肥え太った消費者 に煽られた恐怖感に過敏に反応して、食料生産者がこの産業を根絶やしにするか もしれないのです。この産業は、ひょっとしたらいつの日か、先進国以外の何十 億人もの人々が絶望的なほど必要としている穀物を提供してくれるかもしれない のです。 downside : 否定的な面,不利な面、 overreact : 過剰反応する、 well-fed : 栄養の十分な,太った、 uproot : 根絶する


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