Is Hate on The Rise?

Is Hate on The Rise?
(7.19.P39.1999)

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今回は UNITED STATES から
  日本だけではなくアメリカもこうしたおかしなグループが増えつつある?銃の国アメリカで 増えたら、結果はやはり凄まじいものになりますね

憎悪が高まる?


語彙は主に『英辞郎』Ver.17から抜粋

BY JOHN CLOUD
 

大意

語彙

P39 人種差別主義者の数が増えているというのではないだろうが、彼らは極めて 危険な新人を発掘している racist : 人種差別論者、 recruit : 新兵
1 先週まではマシュー・ヘイルが注目を浴びるなんて考えられなかった。27歳 になるヘイルは、自ら世界創世教会と仰々しく名前をつけた、人種差別主義 の憎悪丸出しのグループを率いている。しかし、こうした組織では国内最大 規模の一つとはいえ、WCOTCは年会費35ドルの下部メンバーを高々数千人要す るにすぎず、そのほとんどはインターネット上で募集されたものであり、ビ ヤーホールに集まったことなどないのである。グループの本部は、イリノイ 州イーストピオリアにある父親の家の中、ヘイルの寝室である。本部では、 メンバーの業績を一月間で配布できる人種差別のチラシの数で判断。そのチ ラシというのは、ワイパーの下に溜まったゴミは何でもかんでも捨てるとい う人にとっては他愛のないものである。法学部を卒業したヘイルは、自分の 専門職につくことすらできない:12月、州の弁護士会が、彼の人種差別主義 は道徳的にいって相応しくないと通告したから。こんな人達を私たちは恐れ る必要があるのだろうか?つまり、自分の人種に対する宗教を作り上げるほ ど歪んだものの見方をする人──しかも、両親と一緒に住むほどおかしな人 間を? grandly : 雄大に、 at most : よく見ても,高が、 dues-paying : 得ることの多い下積み、 beer hall : ビヤーホール、 headquarters : 本部、 leaflet : チラシ、 distribute : 分配する、 absurd : ばかげた,他愛のない、 trash : ゴミ、 windshield wiper : フロントガラスのワイパー,ワイパ、 law school : ロースクール,法学校、 profession : 専門的職業、 bar :法廷,裁判,被告席,弁護士会、 panel :陪審団、 twisted : ひねくれた,ねじれた、 dorky : おかしな,ばかな,狂った
2 不幸なことに、これに対する答えは先週、どうもそうらしいという風になっ た。ベンジャミン・スミスという21歳になるWCOTCの共鳴者、彼はヘイルの近 くに住もうとピオリアに引っ越して来たのだが、最近、グループの目標であ る来るべき聖戦における白人の勝利は、宣伝だけでは達成できないと確信す るに至った。7月2日、自分が育ったシカゴ郊外から始めて、スミスはアジア 系アメリカ人、黒人、ユダヤ人の合計11人に発砲、うち2人が死亡した。そし て7月4日イリノイ州南部で自殺した。 sympathize : 共鳴する、 holy war : 聖戦、 propaganda : 宣伝、 set off :出発する,〜し始める、 Jew : ユダヤ人
3 確かに、組織的な憎悪集団はさして金銭的にも政治的にも力を得ているわけ ではない;事実、昔ながらのアーリアンネーションタイプの集団は苦労して いるのだ。だが、憎悪に基づいた暴力というのは増加していると当局は信じ ている。一つには、憎悪集団は今、これまでとは異なる人種差別主義者を惹 きつけるために、インターネットとかメディアの利用とかといった新しい強 力な道具を使っているからだ。以前に比べて、大学生とか郊外に居住する者 が参加しているし、WCOTCは女性にまでも直接働きかけている。激烈な言葉に 惹かれるのは、社会変化に極端に不満を抱く孤立を好む人とか、いつ暴力を 発揮してもおかしくない若者達である。 organized : 組織された、 financial : 財政上の、 political power : 政治権力、 Aryan Nations :アーリアンネーションズ 《Idaho 州 Hayden Lake の, 白人男性至 上主義者と積極的に手をつなぐ準軍事的組織》,アーリアンネーションズ,アーリア民 族軍、 motivate : 動機付けをする、 wield : 扱う,行使する、 breed :種類、 suburban resident : 郊外居住者、 resident : 居住者,在住者、 appeal to : 〜にとって魅力がある,心を引く、 fiery : 火の、 loner : 孤独が好きな人、 profoundly : 心から,大いに、 disaffect : 〜に不満を抱かせる,背かせる
4 髪をドライヤーでブローしたヘイルは、こうした暴力に走りがちなメンバー について語るのを好まない。スミスはWCOTCを代表するものではないと、先週 彼は主張した。「こうした行動を我々は容認していない」と彼はタイムに語っ たのである。しかしまた、彼はその殺人を非難することもしていない。そう いうことはせずに、先週のマスコミで公になった話題を維持しようと、WCOTC はインターネット上で生チャットを催した。 blow-dried : 髪をドライヤーでブローした,表面だけを取り繕った、 condone : 大目に見る,容赦する、 condemn : 非難する,糾弾する、 keep up : 衰えないようにしておく,持続する、 publicity : 公表,公開
5 憎悪集団に反対する弁護士達は、スミスの犠牲者に代わってWCOTCに対し訴訟 を起こすことを考慮している。犠牲者の一人は金曜日、自分で訴訟を起こし た。広範囲に渡る訴訟は恐らく、ヘイル等のグループの過激な言葉がスミス の銃乱射を招いたとしてその責任を追求するだろう。何らかの関連を証明す ることは難しいものの、憎悪集団に反対する弁護士達は、こうした訴訟によっ てグループの財政が破綻することを願っている。1994年、南部貧困者法 律センターはWCOTCの前身であるグループが暴力と結びついていたことに対 して100万ドルの罰金を勝ち取った。このグループは単に創世教会と呼ば れており、フロリダの元議員によって設立されたもの。90年代だけでも、 このメンバーのうち少なくとも10人が人種差別に基づく犯罪を認めたりあ るいは有罪を宣告されたりした。1996年ヘイルがこのグループを再生し たときには、リーダーが権威を失い、訴訟が成功したこともあって、ほとん ど壊滅状態であった。 lawsuit : 訴訟,告訴、 on behalf of : 代わって,代表して、 rhetoric :修辞学,言葉のあや、 responsible for : 責任がある、 shooting spree : 派手な銃撃、 bankrupt : を破産させる、 incarnation :化身,具体化、 plead guilty : 罪を認める,有罪を認める、 convict : を有罪と宣告する,〜に有罪を宣告する、 falter : よろめく,つまずく
6 今もWCOTCのサイトは多量の扇動的な言葉で溢れている。「16の戒律」の一 つは、「すべてのユダヤ人の考えや影響を破壊し破棄せよ」というもの。ヘ イルは「この惑星の悪に対する全面的な解決」への必要性を書いているが、 それは「最終的な解決」を求めるヒットラーの訴えを繰り返すものである。 それは、自分の苦境を他人のせいにしようという悩める敗者を惹きつけそう な単なるたわ言にすぎない。「洗練された偽善者は、大衆運動には発展しな いということは分っているのです」と、ロサンゼルスにある憎悪反対グルー プであるサイモン・ワイゼンタールセンターのアブラハム・クーパー師。「だ が、インターネットのお陰で、いつでも行動に移せるという人達を募集できる のです」 incendiary : 煽動的な、 commandment : 掟,戒律、 banish : 追放する、 final solution : 最終的な解決、 nonsense : たわごと,無意味、 provoke : 挑発する,気を引こうとする、 plight : 窮状、 sophisticated : 上品な,世間慣れした、 bigot : 頑固者,偽善者,偏狭な人、 rabbi : ラビ,ユダヤ教指導者、 act out : 行動に移す,実行する


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