The Embassy Bombing: Small Steps to a Big Disaster

The Embassy Bombing: Small Steps to a Big Disaster
(5.24.P32.1999)

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今回は ASIA から
  今回の事件は信じられないほどのミスが次々と起こった挙げ句の事件でしょうかね〜

大使館爆撃:小さなことが積み重なって大惨事へ


語彙は主に『英辞郎』Ver.17から抜粋

By MARK THOMPSON Washington
 

大意

語彙

1 アメリカが誤って外国派遣使節団を爆撃したなかで一番最近のものといえば 1986年のトリポリでのこと。空軍のF-111が暗がりのリビアの首都上空をキー ンという音を立てて疾走したときのことである。F-111の落とした爆弾の炎と 爆風により、それに続くもう一機のF111の攻撃ラインがそれて3個の2,000ポ ンド爆弾がフランス大使館に落下したのである。5月7日にベルグラードの中 国大使館にアメリカが爆弾を落としたときにも一つの機に2人のパイロットが 乗っていた。今回はB-2爆撃機だ。またもや3つ1組みになっている2,000ポ ンド爆弾が攻撃を誤ったのである。だが、今回の過ちは、恐怖と対空砲火と 戦う2人のパイロットが戦いの最中に犯したものではなかった。そうではなく、 CIA、国防省、米国ヨーロッパ司令部、それにNATOという机上で計画を立てて いる融通の利かない人達により成された──作り出された──ものだった。 mistakenly : 誤って,誤解して、 foreign mission : 外国派遣使節団、 F-111 :《米空軍の全天候戦闘爆撃機; General Dynamics 社製; あだ名は `Aardvark'; 世界最初の実用可変翼機で, エンジンは TF30 の双発; 並列複座; 1964 年初飛行, 68 年よりヴェトナム戦争に投入された》、 fiery : 火の、 bomb blast : 爆風、 just ahead : すぐ前方に、 embassy : 大使館、 aboard : 搭乗して、 B-2 :《米空軍の最新鋭戦略爆撃機; Northrop 社製;極秘裡に開発されたが, 1988 年 に公表; 世界初の実用大型ステルス爆撃機; 胴体と主翼が一体になった全翼機で尾翼 はない;巨額の開発費と機体価格が問題になっており,生産計画が縮小されるもよう》、 pounder :ポンド砲、 go astray :道に迷う,迷う、 deskbound : 机にしばられた,机仕事の、 drone : 怠け者、 Pentagon : 米国国防総省
2 こういうことは起こるものであり、軍隊には公式の場ではその手の間違いを 指して使われている言葉がある──「状況は平常なのだが全てが台無しにな る」の頭文字をとったsnafuだ。「間違った施設を攻撃したことによる、不 注意でかつ意図せざる犠牲者がどうして生じたか、それに気づいたのは今回 が始めてです」と、先週米国諜報部関係者は述べた。その際彼は、たった1 つの文章の中で4回もsnahuを意味する言葉を使った。 acronym :頭辞語、 snafu : 混乱した、 fouled-up :めちゃめちゃの,混乱した、 inadvertent : 不注意の,不慮の接触、 unintended : 意図的でない,偶然の、 casualties : 犠牲者、 intelligence :諜報機関、 synonym : 類義語,同意語
3 「それは人間のミスでも機械によるミスでもなかった」と語るのは国防長官 ウイリアム・コーヘン。「制度上のミスだったのです」国務省は、大使館が いつ移ろうとも移転期間中に諜報部に連絡するものです。そして国防省は「非 攻撃」地区のリストをまとめあげるためによりよい方法を工夫する。問題と なりそうな攻撃目標は、現地のユーゴスラビアの諜報員かまたは最近までそ こに配属されていた米国政府職員によって確認されなくてはならないという 「厳格な」要請があるのだ。 Secretary of Defence :国防長官、 institutional : 制度上の、 in one's wake : (人)の通った跡で、 State Department : 国務省、 Pentagon : 米国国防総省、 assembling : 組立、 lists : 闘争の場,馬上槍試合の試合場、 ironclad : 厳しい,不利な環境に耐える、 sensitive : 繊細な,敏感な、 intelligence agent : 情報工作員,諜報員、 on the ground : 現場で,地上に、 government personnel : 政府職員、 assign : 任命する,配属する
4 3人が死亡し20人が負傷したこの誤爆の発端は、4月の終わり、まさにNATOサ ミットの開催時に始まった。戦争立案者は、更なる攻撃目標を考えるよう命 じられると思っていたのだ。あるCIA中堅官僚はセルビアのFederal Directorate of Supply and Procurementを「推薦した」──選抜するの軍事 用語──セルビアの武器購買及び開発の拠点である。彼はそこの住所も手に 入れていた。「だが、普通の住所では爆弾を落とすようにはプログラムでき ない」と米国諜報部関係者は言う。「国防省には地理的座標を教えなくては ならなかった」と。最初のミスが起きたのはこのとき、すなわちCIAが正しい 住所を入手し、国防省が1997年に作った地図上の誤った建物上に画鋲で印を つけたときである。 planner : 立案者、 figure :思う,考える、 come up with : 考え出す,提示する、 bureaucrat : 官僚、 nominate :推薦する、 warspeak :戦争[軍事]用語、 directorate : 取締役,重役、 procurement : 調達、 hub : 集線装置,中心、 thumbtack : 画鋲で留める
5 「その近辺では、攻撃目標の近くにある建物を幾つか知っていた」とその諜 報部員は言う。「内挿したのです」──推測するときの諜報用語──「この 建物があの住所の建物だと。実際はそのときそこにあったのは大使館だった のです」運の悪いことに中国はユーゴスラビアの兵舎近くに新しい大使館を 建てたばかりでなく、その建物は上空から見た場合その兵舎に似ていた。 「地図上の印は正確でした。『大使館』を象徴するようなはっきりした目印 はその建物にはありませんでした」と米国の上級諜報官。写真と地図上のそ の座標を結び付けたのが第二の間違いだった。 flank : 側面に立つ、 interpolate :に手を加える,挿入する、 footprint : 足跡、 definable : 限定できる,定義できる
6 次回の攻撃目標となり得る地点がポトマック川を下ってCIAから国防省の地 下へと送られていった。国防省の地下は目標を指定する統幕事務局の本部で あり、そこからドイツにある米国のヨーロッパ司令部やNATOに指令が飛ぶの である。誰もが、目標を失った爆弾が害をなさないことを確認する責任を 負っていた。誰も警告を発しなかった。 Joint Staff :統幕事務局、 scant :乏しい、 raise an alarm : 警報を発する
7 これら相談を受けた3つの組織の地図すべてに、中国大使館は依然として「旧 ベルグラード」にあると示されていた。1996年にこの大使館は都市の反対側に 移転していたのだが。3つの組織のいずれもが自分のところのデータベース で目標を確認した。近くに大使館があるとはわからなかったのです──「ま して『攻撃地点』の真下にあるなんて思ってもみませんでした」と国防省事 務官。これが第三、第四、第五の間違いだった。 crank :クランクで連結する、 let alone :〜はおろか
8 ベルグラードの地にいる誰もその攻撃地点を確認しなかった。大使館は壁に 囲まれた施設であり、そこからは中国国旗がはためいているので確認は簡単 だったであろう。だがそうするには人手が必要であった。そこで、アメリカ が好むハイテクの技を用いて目標地点が推測された。あらゆる地図が、衛星 からの写真が、データベースが適切な目標に的を絞っていることを確認する ための人間がベルグラードにはいなかったのだ。これが第六の間違い。 verify :確認する、 compound : 構内,住宅地、 flutter : はためく、 high-tech : ハイテクの,高度技術の、 wizardry : 魔術,魔法,妙技、 deduce : 推論する、 zero in on : 〜に焦点を絞る,〜に的を絞る
9 遂に何週間もの努力の末に、ワシントンとヨーロッパでの調査、二重のチェッ ク、更なる調査が終わった。ミズーリにいる空軍の武器担当者は、レーダー を避けるステルス爆撃機内に、目標を間違えた衛星誘導型爆弾を積み込んだ。 この時点から、全行程で始めてアメリカの技術──そしてそれを使いこなす 人間──が誤りなく機能した。 double-check : だめを押す,二重のチェックをする、 vet :綿密に調べる、 technician : 技術者,専門家、 belly : 腹部、 elude :巧みに避ける,かわす、 stealth bomber : ステルス爆撃機,見えない爆撃機、 onward : 進んで,前方へ、 flawlessly :完全な


疑問

第2段落
in polite company
公式の場かな?

where there were inadvertent, unintended casualties because of a target mistake at the wrong facility

第3段落
In its wake
移転期間中としたが

assembling lists

第5段落
spyspeak
諜報部用語としたが

第6段落
directorate


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