Flying with Ion Power

Flying with Ion Power
(10.12.P31.1998)

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今回は SPACE から
  イオン推進エンジン。理論的には既にあっておかしくないのですが、まだなかったのですね。 SFなら色んな推進力があるのですが、その一つが現実のものとなる、そんな感じでしょうか?

イオンの力で宇宙旅行


語彙は主に『英辞郎』Ver.10から抜粋

 

大意

語彙

P31 NASAが新型の頭脳宇宙船を発射 NASA :=National Aeronautics and Space Administration,《米》航空宇宙局、 new breed : 新人種,新人類、 spacecraft : 宇宙船
1 NASAが計画した思いきったDEEP-SPACE missionの一つが、実はほとんど公表も されないもののひとつとなろうとしている。目標は1992KDという名の 大きな小惑星で、地球から何百万Kmも離れて太陽の周りを回っている。しかし その目的地は、そこに行く宇宙船の能力とは無関係。その船は、今までNASA が打ち上げた無数の無人探査船とほとんど違わないように見えるが、その 航法は電子頭脳により制御される。つまり、2001年という映画に出てくる 独立したコンピュータ、ハルに似ているものだ。また、この船は、技術的 には長い間夢と考えられて来たもの:イオン推進エンジン、の力で宇宙を 突き進んでいくこととなるだろう。 daring : 大胆な、 publicize : を公表する、 asteroid : 小惑星、 destination : 目的地、 incidental to : 〜に付随して起こる、 countless : 無数の、 unmanned : 無人の、 navigate : 操縦する、 electronic brain : 電子頭脳、 liken : なぞらえる、 HAL 9000 :HAL 9000《Stanley Kubrick 監督の映画 2001: A Space Odyssey (1968) に登場する人工知能; HAL は IBM の 1 文字ずらしのパロディーといわれる》、 independent-minded : 独立心がある、 ion propulsion : イオン推進、 propulsion engine : 主機,推進機関
2 計画どおりにいけば、今月末に打ち上げられるDeep Space Jは新世代の宇宙船 の先駈けとなる。この船で目標の小惑星の成分や表面の構造などの興味深い 観測が行われることが期待されているが、DSIの主たる任務は、NASAが有名な ミッションで試すにはリスクが大きいと今まで考えて来た一連の新技術の有効 性をチェックすることだ。ジェット推進研究所のマーク・レイマンはこう語っ ている。「私たちが手にしているのはまだ実証されていない推進システムであ り、それは未だ実証されていない航法装置により制御されます。」 as planned : 計画どおりに、 forerunner : 先駆者、 planner : 立案者、 composition : 構成、 assignment :任務、 validate : 有効にする、 high-profile : =famous、 Jet Propulsion Laboratory : 《米》ジェット推進研究所、 chief engineer : 技師長,施設課長、 propulsion system : 推進システム、 navigation system : 航法システム,航法装置
3 この宇宙船でもっとも注目すべきものは移動の方法だ。通常のロケットで 打ち上げられたあと、DSIの推進は次のようなエンジンによって行われる。 キセノンガスに電子を射ち込み、その電子をはぎとって原子に電荷与える −−キセノンをイオン化するのだ。このイオンは電界で加速され時速 104,600kmでスラスターから発射される。このスピードでも、粒子が紙1枚 ほどの重さなのでさしたる推進力を産み出すわけではない。 remarkable : 注目すべき、 electron : 電子、 xenon : キセノン、 strip :をはぎ取る、 electron : 電子、 accelerate : 加速する、 electric field :電界、 thruster : スラスタ,小型ロケットエンジン、 particle : 粒子、 thrust :推力、 comparable : 匹敵する
4 それでもずっと発射すると、一日あたり時速25から32km速度が増え、 3日で時速60マイル[時速97 km]になると、レイマン。「300日続ければ、 時速6,000マイル[時速9,700 km]までになります。『忍耐の加速』と それを呼びたいですね。」 get to : 達する
5 この忍耐は報われる。DSIの燃料はわずか82kgで、従来の宇宙船に必要な 燃料のおよそ10分の1である。スラスターや他の機器を動かすのに必要な 電気は新型の太陽電池によるもので、この電池板は720枚のレンズを装備 し、太陽光を収束して太陽電池に集める。 patience : 忍耐、 pay off : 効果を生む,報われる、 conventional : 旧来の,従来型の、 solar panel : 太陽電池板,ソーラ・パネル、 strip : 細長い一片、 solar cell : ソーラーセル,太陽光電池
6 これと同じぐらい画期的なものは航法装置である。星と小惑星を走査する ことで、宇宙船は自分の位置を正確に知り自分で操縦する。小惑星に 着いたときも恐らくそうするだろう。この大きな岩の上空10kmの ところを飛行するように計画されているが、DSIはこの高度の半分の ところまで急降下するかもしれない。 navigation system : 航法システム,航法装置、 scanning : 精密検査,走査(法)、 maneuver : 操作、 rendezvous : 予定された会合、 swoop down : 急襲する
7 DSIがイオン推進と自動航法を使うのは、「あなたの車が勝手にロスから ワシントンまで走り、指定された駐車場に到着するようなものです。 しかもその間、1グラム当たりで300マイル[1リットル当たり127km]も速度 が増えるのです」とレイマンは説明する。同じ例を使って、その車は その後別の都市にもそのまま走っていけるのだろうか?当然です。問題 がなければ、DSIには十分な燃料があり、航法装置もすぐれているので、 2001年の1月にはウィルソンーハリントンと呼ばれる燃え尽きた彗星 まで行き、その年の終わりにはボレリィ彗星に行き有終の美を飾るでしょう。 ion propulsion : イオン推進、 analogous to : に類似した、 designated : 指定された、 analogy : 類似,類推、 drive on : 運転し続ける、 barring :〜がなければ、 fuel : 燃料、 burned-out : 燃え尽きた、 comet : 彗星


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