Don't Eat the Curry

Don't Eat the Curry
(9.14.P30.1998)

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今回は ASIA から
  今回のカレー中毒事件、まだまだ解決にはほど遠いようですが、それにもまして驚いたこと。 この地域の凶悪犯罪の多さです。これでは地域の人達は安心できないでしょうね。

カレーを食べるな


語彙は主に『英辞郎』Ver.10から抜粋

 

大意

語彙

P30 毒入り事件の物真似が多発し、日本中が不安に陥り、警察当局は困惑 rash : 突然の多発,頻発、 copycat : 模倣者、 poisoning : 中毒,毒殺、 on edge : 不安で、 mystified : 迷わされたような
1 Sonobeの夏祭が始まった。夏の終わりの蒸し暑い日々、日本中で似たような 行事が数え切れないほど催されているのだ。7月25日の午後、中部日本の和歌 山県、そこの都市の小さい郊外住宅区で、家族が連れ立って祭りの会場に 三々五々歩いてやってきた。有志が白いキャンバステント内に屋台を設置、 そこで、午後5時きっかりに、3つの大鍋に入ったカレーを温め直すため、 主婦らがプロパンのコンロに火をつけた。地元の自治会長Takatoshi Taninaka 達がそれを最初に食べた。だがすぐに彼等は吐き気を感じ始めた。隣人の前で 気分が悪くなるのを恥じて、多くの人は家に帰って行った。それが間違い だったのかもしれない。何かが変だ、ということに気づかず、その主婦達 はカレーを配り続けた。翌朝には、Taninakaは死亡、副会長と子供二人も 死亡した。他に65人が病院に急送された。カレーに致死物質:ヒ素が 入れられていたことが判明。 sticky day : むしむしする日、 central Japan : 中部日本、 stroll : 〜をぶらつく、 set up : 始める,準備する、 food stall : 屋台、 canvas tent : キャンバスのテント、 sharp :きっかり,ちょうど、 flick : パチッと鳴らす,振り出す、 propane : プロパン,プロパンガス、 stove : コンロ,ガスレンジ、 heat up : 加熱する,温め直す、 tuck in : 腹いっぱい食べる、 queasy : 吐き気がする、 ingredient : 材料、 arsenic : ヒ素
2 毒入り事件では、日本の記録史上最悪の一つとなったこのSonobeの事件は日本 国中の注目を集めている。その祭りの数週間後、意外な展開が表面化した。 警察当局が二人の入院患者男性の髪からヒ素を検出。彼らの診断ははっきりし てないが毒を飲んだ症状に似ているという。この二人は、Sonobeの夫婦の家で しょっちゅう食事をしていた。この夫婦の従業員という別の男性が、謎に満ち た状況下で1985年に死亡していた。この夫婦が、この3人の生命保険の受 取人であることが報道されてから、嫌疑がこの夫婦にかけられている(シロア リ駆除の仕事で以前はヒ素を使っていた)。 mass poisoning : 集団中毒、 twist : 予想外の進展,意外な展開、 hospitalize : 入院させる、 undiagnosed : 診断未確定の、 symptom : 症状、 dine at : 〜で食事する、 termite :シロアリ、 beneficiary :保険金受取人、 insurance policy :保険金
3 この事件は、こうした状況において、警察や医者が素早い対応ができないので はないかという疑問を投げかけることともなった。Taninakaを診た医者は、 1週間以上も経ってから警察による鑑識の報告をみるまでは、彼の死の原因が わからなかった。日本が多数の模倣事件の対応に苦慮しているとき、このよう な無能さは殊に憂慮すべきことである。つい先週、長野県のある町で、青酸入 りの缶入りウーロン茶を飲み一人の男性が死亡、奈良では、殺虫剤入りの飲み 物を飲んでタクシーの運転手が気分が悪くなった。来年からは、高精度の毒分 析器と係官を常時配備すると警察当局は発表。 in such instances : そういった場合には、 incompetence : 無能、 alarming :憂慮すべき、 cope with : 対処する、 spate of : 相次ぐ,続発する、 oolong : ウーロン茶、 tin : スズ缶、 lace :(少量)加える,混ぜる 、 cyanide : 青酸カリ、 down :ゴクゴク飲む、 adulterated : 混ぜ物をされた、 insecticide : 殺虫剤、 routinely : いつも,規定どおりに、 equip : 配備する、 high-tech : ハイテクの,高度技術の、 analyzer :分析器
4 それではSonobeの不安になっている住民の気持ちを鎮めることはできない だろう。Sonobeは灰色っぽい木もない地域で凶悪犯罪がよくあるところ。 地元の人達は今でも以下の事件を話題にしている。10年前、新聞配達中に 刺し殺された女子高生の事件。1993年に刺し殺されたタクシーの運転手。 去年、弟に殴り殺された69歳の女性。去年母親を絞め殺した女性のことは 誰もが覚えている。彼女は母親を用水路に捨て、生命保険金を借金の支払に 当てたのである。「これらはみな、ここから半径1km以内で起きたことです」 とSonobeに長く住んでいる人が言う。彼女は匿名を希望。「恐ろしいことで す。」 resident : 居住者、 treeless : 樹木のない、 foul play : 不正行為,凶悪犯罪、 stab :を(突き)刺す、 deliver :配達する、 fatally : 致命的に、 strangle : 絞め殺す,絞殺する、 irrigation ditch : 用水路、 life insurance : 生命保険、 debt : 借金,負債、 radius : 半径,区域,範囲、 scary : 恐ろしい,怖い
5 地域全体が脅えているようだ。和歌山県は、困惑している住民のために、その 地域にカウンセリングセンターを設置するという異例な処置を取った。隣人が 隣人を疑う−−皮肉なことだが、その夏祭りは、ベッドタウンであるこの 地域の住民のつながりを強めるはずだったのである。Sonobeに現れたマスコミ の一団が、過敏になった神経をさらに逆立てることになる。一番被害を受けた のは、恐らくSonobeの子供達。この祭りで亡くなった子供の一人、Hirotaka HayashiはIsao小学校に通っていた。毒入りカレーを食べた他の9人の子供も 同じ小学校に通っていたのだ。事態を納めようと、学校は、給食からカレー を廃止。だが、何人かの子供たちは記憶が余りに生々しく、何を食べるのも 恐がっている、家庭でもそうなのです、とRitsuko Nisawa。彼女は、この 学校の校長だ。「食事に手をつけるまえに、母親が大丈夫なのよ、と何度も 言わなくてはならないのです」と彼女は言う。 spooked : おびえた、 distraught : ひどく取り乱して,困惑した、 suspicious : 疑わしい、 bedroom suburb : ベッドタウン,郊外住宅地、 descend on :〜の前に現れる,襲撃する、 fray : ボロボロにする,疲れさせる、 lunch menu : 昼食メニュー、 traumatize : 〜を傷つける
6 和歌山県は250人近くの警官をこの事件に配備。全警察の10分の1に当たる。 法務省は、去年神戸で起きた11歳になる少年の首を切り落とすというゾッと する事件を調査した警察庁捜査官を派遣した。今までのところ、逮捕者もなく、 容疑者がいるかどうかも公表されてはいない。しかし、Sonobeではうわさが飛 び交い、警察が今にも行動を起こすのではないかと、元害虫駆除業者の自宅の 前の狭い通りで、大勢の報道陣が見張っている。 assign : 配属する、 send in :参加させる、 National Police Agency :警察庁、 gruesome : ぞっとする,身の毛のよだつ、 behead : 首を切る、 so far : これまでは、 awash :いっぱいで,あふれて、 stake out : 見張る、 pest exterminator :害虫の駆除業者
7 その夫婦が尋問のために呼び出されるかどうかは明らかではない。1985年の 従業員の死に関しては、犯罪の疑いがあるものの確証はない。夫婦は、従業員の 名前でかけられた保険により保険金200,000ドルを受け取っていた。夫婦の住所 を使っている会社は、その家でよく食事をしていた2人の男が入院する度に保険 金を受け取っていた。だが、その夫婦は先週のテレビインタビューで、自分達の 無実を訴えている。インタビューでは名前は公表されてない。夫が言うには: 「良心は潔白です。」 questioning : 尋問、 confirmed : 立証された、 insurance money : 保険金、 policy :保険証券、 take out :(保険を)かける,(保険に)入る、 insurance payment : 保険金、 innocence : 潔白、 identity : 身元,正体、 disguise : 偽装させる,偽る
8 先の事件で保険金詐欺があったとしても、Sonobeの住人の誰かが、一度に大勢の 隣人に毒を盛ろうとした理由はわからない。地元住民は、できるだけ早く事件 が解決することを望んでいる。「みんな普通の生活ができないのですよ」と元 自治会長Jiro Hanadaは言う。「普通の生活に戻りたいのです。」悲惨な事件が よく起きるような地域にとって、平常というのは、それに慣れることかもしれ ない。 insurance fraud : 保険詐欺


疑問

第6段落
National law enforcement authorities have even sent in the National Policy Agency director
National law enforcementは法務局のことかな?
sent inと directorがよくわからんです

イミダスの記述の感じだとどうやら、これは、
「警察当局は、昨年の神戸の事件にもたずさわった警察庁長官までも 送り込むことにした。」という感じですか。
今、もう一度読んで、(・_・?)と思って、
神戸の事件見てみたら、長官直々のコメントなど出していたのですね。

By つくちゃん


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