Dinosaurs Of A Feather

Dinosaurs Of A Feather
(7.6.P20.1998)

TIMEのホームページへ     NHKニュース戻る


今回は SCIENCE から
  進化への新たなる発見か。恐竜は絶滅したのではなく、進化したのかもしれないね。

羽の生えた恐竜


語彙は主に『英辞郎』Ver.9から抜粋

 

大意

語彙

P20 2片の化石にはっきりと羽の跡が見つかり、鳥は恐らく恐竜から進化したこと を裏付けた。ジュラ紀の鳥小屋にセットしたチャンネルはそのままに fossil : 化石、 plumage : 羽,羽毛、 evolve : 進化する、 dinosaur : 恐竜、 Jurassic : ジュラ紀の,ジュラ紀、 henhouse : 鶏小屋、
1 マイケル・クライトンはきっとホットため息をつくことだろう。ジュラ シック・パークと失われた世界の作者である彼は、自著や自作の映画に 関して科学的に正確さを求めることで知られている。だが、正直なとこ ろ、読者や映画のファンは、熱帯の島から出ることもできず、巨大な鳥 の大群に追いかけられるというアイデアにどれほどの恐怖を掻き立てら れるだろうか?その手のことは、ウッディ・アレンの得意分野だ。 heave :溜息をつく、 sigh of relief : 安堵の溜息、 stickler for : 〜にうるさい、 scientific accuracy : 科学的正確さ、 filmgoer : よく映画を見に行く人,映画ファン、 work up :を興奮させる,煽り立てる、 one's line : 専門分野
2 しかし、クライトンが今暴れまわる恐竜を書くとしたら、こうした鳥の問題を 扱わなくてはならない。なぜって:中国、カナダそれにアメリカからなる古生 物学者チームが、小恐竜の新種を2つ発見したと先週発表したのである。その いずれもが、間違いなく羽に覆われていた。ネイチャーの最新号に載せられた 記事によると、その化石は、鳥が直接恐竜から進化したというもっか人気上昇 中の理論を裏付けるだけではない。クライトンの小説で当たり構わず突き進む 狂暴なvelociraptorを含む、多くの恐竜が、色鮮やかな羽毛で体を飾っていた かもしれないのだ。 rampage : 暴れ回る、 poultry : 家禽、 paleontologist : 古生物学者、 new species : 新種、 latest issue : 最新版、 specimen : 試料,標本、 cement :固める、 vicious : 凶暴な、 slash :かき分けて進む、 slashed : スラッシュをつけた、 one's way through : 押し分けて進む、 festoon with : 〜で飾る
3 今のところはっきりと言えることは、この化石が間違いなく恐竜であり、しか も羽毛を持っていること。それだけでも重大事なのであると、発見に関わった 古生物学者達は指摘する。「今世紀最高のとは言わないまでも、最も素晴らし い発見の一つである」とはネイチャーの共著者であり、カナダのRoyal Tyrrell Museum of Paleontologyのフィリップ・クーリエ。 for now : 差し当たり,今のところ、 big deal : 一大事,重大事、 paleontologist : 古生物学者
4 事実、ダーウィンの友人、トーマス・ヘンリィ・ハクスリーが、解剖上広範囲 にわたる類似性に基づいて、鳥は恐竜の子孫であるという理論を始めて唱えて から1世紀以上経つ。だが長年、この理論を裏付けるはっきりした物理的証拠 が見つからなかった。1970年代になって始めて、エールの古生物学者ジョン・ トストロムがその架け橋を少しずつかけ始めたのだ−−少なくとも、velociraptor とかティラノザウルスを含む獣脚竜に対して。1990年代半ばになると、鳥と恐 竜に共通な部分は、叉骨、胸骨、3つ指足、含気骨、それにぐるぐる回る手関 節にまで及んだ。 anatomical : 解剖[学]の,解剖学の、 detailed : 詳細に渡る、 physical evidence : 物的証拠、 theropod : 獣脚竜《肉食性で後肢歩行》、 tyrannosaur : ティラノザウルス、 wishbone : 叉骨、 breastbone : 胸骨、 hollow bone : 含気骨、 swivel : 旋回する、 wrist joint : 手関節,橈骨手根関節
5 ほとんどの恐竜専門家を納得させるにはこれで十分であったが、鳥を専門とす る古生物学者の中には、この理論を好まない人もいた。鳥と恐竜は共通の先祖 から進化した、と主張するのである。2種間の類似性は先祖に関係があり、また、 進化はしばしば全く無縁な動物にも同じ特徴を与えることがある、という事実 も考慮しなくてはならないと言うのだ。例えば、サメは魚であり、イルカは哺 乳類だが、似たような体型をしている。コウモリ、鳥、それに蝶々は全く異な る生き物だが、みな翼を持っている。 specialize in : 専門とする、 contend : 強く主張する、 parentage : 家系,家柄、 features : 特徴,特長、 dolphin : イルカ、 comparable : 比較できる、 shapes : 形状、 mammal : 哺乳動物、 disparate : 異なる
6 だが共通の特徴が非常に多いと、直接進化したと考えざるを得ない。羽のある 恐竜は明らかにこれに当たる:羽は鳥のもっともはっきりとした特徴であり、 どこかから進化したことは間違いないのである。疑い深い人はこう考える。 鳥の祖先は樹上に住むとかげであり、木から木へと飛び移るのに役立つよう 羽が進化したのだと。velociraptorのような、速く走れて、地上に住む恐竜 には羽など全く必要なかっただろうと。 critical : 重大な,臨界、 tip the scale :局面を一変させる,状況を決定づける、 characteristic : 特有な、 from somewhere : どこからか、 skeptic : 懐疑論者、 dwell :住む、 lizard : とかげ、 flap : はためかせる
7 それは筋の通った議論だが、古生物学者が羽の生えた恐竜を見つければ筋違いの 議論となる。長年、羽の生えた恐竜を見つけることが目標とされてきた。だが、 簡単な仕事ではない:たとえ羽の生えた恐竜が存在したとしても、もろい羽は、 化石としてはめったに残らないから。 logical argument : 筋の通った議論、 irrelevant : 筋違いの、 attain : 成し遂げる、 fragile : 壊れやすい,もろい
8 だが、1996年、中国北東部遼寧化石層から、ある農夫がドラゴンと思ったもの を掘り出した。中国の専門家の手に渡って、それが獣脚竜と確認された−− しかもある種柔らかい繊維で覆われていることが明らかになった。それは羽か もしれないし、違うかもしれない。「私でも、それはどちらともとれます」 とネイチャーの記事の共著者のマーク・ノレルは認める。彼は、恐竜から鳥 理論の強力な信奉者なのだが。 dragon : 竜,ドラゴン、 Liaoning :遼寧(りようねい)(リヤオニン)《中国北東部の省》、 fossil bed : 化石層、 theropod : 獣脚竜《肉食性で後肢歩行》、 some sort of : ある種の、 downy : 柔らかい,綿毛のような、 filament : 単繊維,糸状のもの、 adherent : 信奉者
9 だが、七面鳥大の大きさの新種が、去年遼寧で発見され、疑問の余地は無く なった:その腕としっぽには羽があり、体にも羽があった跡があった。これら が飛行に用いられたのではないことは明らかで、羽がそもそも飛行のために進 化したのではないかもしれないと科学者は考えている。異性を惹きつけるため の色鮮やかな体の飾りとして、あるいは敵を威嚇するために使われたのかもし れない。こう考えると、飛行は偶然に見つかったもの:羽のある恐竜は走ると きに腕を羽ばたくとスピードが増すことに気づき、数百万年羽ばたいているう ちに飛び立ったのかもしれない。 in the first place :そもそも,まず第一に、 come about : 生じる、 insulation : 絶縁材,絶縁体,被覆、 decoration : 装飾、 flap :羽ばたく、 result in : 〜という結果になる、 lift-off : 離昇
10 しかし、科学者というものは、長年続いた論争で立場を容易に変えるもので はない。この劇的発見でさえも頑固な懐疑論者を動かすことはないのだ。 チャペルヒルにあるノースカロライナ大学のアラン・フェドゥーシアは、鳥 が恐竜から進化したという考えを真っ向から非難する学者だが、彼は、これ らが恐竜だということすら認めない。ダチョウやキーウィのように、従来の 飛ぶことのできる先祖から進化した、飛べない鳥かもしれないと言うのであ る。もしそうであれば、「鳥の起源に関してのそれらの重要性についても疑 問がある」とフェドゥーシアは主張。 controversy : 論争、 sway :を動かす,揺すぶる、 hard-core : 筋金入りの、 vocal : ずけずけと[強硬に]意見を述べる、 flightless bird : 飛べない鳥、 ostrich : だ鳥、 kiwi : キーウィ
11 新しい化石について懐疑論者が抱えるもう一つの問題は、それが1億2,000万年 前のものということであり、最古の鳥である始祖鳥より3,000万年も若いのであ る。遅く現れたのなら、どうしてこの恐竜が鳥の先祖となれようか?問題はない、 とバークレーのカリフォルニア大学のケビン・パディアン:「化石がすべて古 い順に発掘されるわけではない。」新しく発見された恐竜は、まだ未発見のは るかに古い動物の子孫かもしれない。 archaeopteryx : 始祖鳥
12 フェドゥーシアの立場は既に少数派のものであり、今回の発見が彼の側に組する ものを増やすわけでもない。恐竜と鳥を結ぶリンクが、以前は説得力のあるもの だったとすると、今では確定とまで言えるものとなっている。マイケル・クライ トンがもしもジュラシックパークの続編に取り掛かるならば、鳥小屋の調査をし なくてはならないだろう。 in the minority : 少数で,少数派で、 pretty close : 当たらずとも遠からず、 solid : 確かな、 get around to : 〜に取りかかる,着手する、 sequel :続編


疑問

第2段落
velociraptor:以前も調べたがわからんかった(^^;
恐竜図鑑でも買おうかしらん

第4段落
bone-by-bone case:
これはbit by bitをかけてるのかな


間違ってるところがあるかもしれません。見つけたらメール下さい!

感想などがありましたら、メールを下さいね!!