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| P31 | デリーの(夜の)暗さは、長い間インドの経済運営のまずさの象徴であった。 1,200万人の人口を持つ首都は極度の電力不足であり、地下核実験に続く花火や 歓声でさえも、その暗さを突き破ることはできない。先週、気温が42度を超えた 時、今年初の騒動がデリーで起こった:電力不足に苛立つ市民が暴動を起こし、 数時間に渡って主要幹線を閉鎖したのである。 | brace for :用意をする、 backlash : 非難,激しい反動、 metaphor : 暗喩,隠喩、 woefully : ひどく,嘆かわしいほどに、 short of : 〜が不足している、 fireworks : 花火、 jubilation : 歓喜,歓呼、 nuclear test : 核実験、 pierce : 〜に穴をあける、 gloom : 暗がり,陰気、 convulsion : 動乱,発作、 exasperated :ジリジリして、 deprived of : 〜を奪われている、 thoroughfare : 通路、 |
| 2 | インドの核実験は予期せぬ結果を引き起こした:今でも不足の電力供給が ただただ悪化の方向に向かうだろうということ。経済の停滞を避けたければ、 毎年少なくとも10,000メガワットの電力を新たに供給する必要があるのだ。 実験が行われたとき、電力会社はその半分を賄うプロジェクトの資金を 交渉している最中であった−−アメリカは、実験に対して、経済制裁を課し、 援助と銀行融資を打ち切った。「プロジェクトは延期されるでしょう」と 電力業界のアナリストアロック・ブララは言っている。 | atomic test : 原爆実験、 cripple : 不具にする,不自由にする、 power shortage : 電力不足、 megawatt : メガワット,100万ワット、 economic stagnation : 景気停滞、 in the midst : 真っ最中に、 impose economic sanctions : 経済制裁を課す、 cut off aid : 援助を打ち切る、 bank credit : 銀行信用状,銀行融資、 power industry : 電力業界、 be bound to :きっと〜する |
| 3 | インドの経済全域に、経済制裁は影響を与えるだろう。もっとも、それがどれほど の影響を与えるかを知るにはまだ時機尚早だが。事態はもっと悪くなっていた かもしれない。(だが)アメリカがインドに制裁を与えることに、フランス、 イギリス、ロシアは参加しなかったし、他のヨーロッパ諸国は援助を打ち切った だけである。日本は、援助も、開発援助資金も停止すると発表した。大きな疑問 としては:アメリカはどこまでやるのか?例えば、アメリカは世界銀行に働きか けてローンを止めさせるのか?世界銀行はまだ、インドに対して既に認可された 貸し付け金145億ドルの半分以上を貸し出していない。銀行側は、既に認可された ローンの停止はできないと主張するが、エネルギー、道路、農業や電力における プロジェクトですぐにも認可を与えることになっている新たなローン10億ドル に関しては、アメリカは遅らしたり邪魔をしたりすることができるだろう。 | take a toll on :損失をもたらす、 development assistance : 開発援助、 lean on : 〜に圧力をかける、 World Bank : 世界銀行、 have yet to do :まだ〜していない、 disburse : 支出する、 authorized : 認可された、 approved : 認可された、 due :提出期日、 agricultural : 農業の |
| 4 | アメリカの経済制裁がいかにインド経済を苦しめるかを知るには、 ボンベイの南にある、エンロン会社の25億ドルの発電所を考えればわかる。 この発電所はGEとBechtel Enterprisesとの合弁事業である。このプロジェクト の第一段階はほぼ終わっており、その資金は民間企業連合とアメリカの2つの 政府機関から得ている:その2つは、輸出入銀行とOverseas Private Investment Corpである。制裁はまさにエンロンとEx-Im Bankがプロジェクトの第二段階 を話し合っていたときに起きた。エンロンはヨーロッパに資金を求めなくは ならない。そこの用心深い銀行家は、制裁にあうインドに資金を提供する 政治的な危険性を推し量っているのだが。 | pinch :苦しめる、 power plant : 発電所、 joint venture : 合弁事業、 first phase : 第1段階、 syndicate : 企業連合、 government agencies : 政府関連機関、 financing : 融資 |
| 5 | 表向きには、インドはその打撃を打ち払おうとしている。Atal Behari Vajpayee 首相率いる政府は、6月1日発表予定の初めての予算を準備中。与党BJPと インドの産業界は楽天ムードである。「我々の核実験は、決してインド経済を 損なうものではない」とVajpayeeの側近ジャスワント・シンハは述べる。 「今年、6%から7%のGDP成長を達成するために、政府はあらゆる努力を惜し まない。」これは簡単なことではないだろう。だがインドの経済専門家は、 こうした議論によって、必要な改革をするよう政府を駆り立てるだろうと 希望している。成長を始動し、インフラに投資するよう多国籍企業を促し、 インドの企業を強い官僚支配から自由にするような、そうした急進的はな 予算を多くの人が政府に望んでいる。インド商工会議所事務局長(?)のアミト・ ミトラはこう言う:「ポクランでの核爆破(内に向かって)の後、経済改革 が予算の面で外に向かって爆発することを期待している。」もしそうなれば、 経済制裁によって被る損失は、インドを成長し続けさせようという、新しい 自信満々のVajpayee政府の働きにより打ち消されるだろう。 | Bharatiya Janata Party : インド人民党、 upbeat : 楽天的な、 nuclear program : 核開発計画、 in no sense : 決して〜でない、 controversy : 論争、 spur : 〜を駆り立てる、 push ahead : 前へ押し進める,推進する、 kick start : キックスターター、 multinational : 多国籍企業、 infrastructure : (電気・ガス・水道・鉄道・道路などの)生活の基礎となる設備、 unshackle : 束縛を解く,自由の身にする、 implosion :《名》内破,内部崩壊、 secretary-general : 事務局長,事務総長、 outweigh : 上回る、 |
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