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| P47 | 人里離れたおあしすから出土したミイラ化した死体は2000年前のエジプト庶 民の短命で仕事に追われた暮らしを明らかにした。 | stiff 死体 mummy ミイラ(天然または人工によって保存できる状態になっている死体) backbreaking 骨の折れる, 大変な労力を要する. |
| 1 | エジプト・ルクソルの南西約200キロにあるカーガオアシスはおよそ初めから ミイラを探そうと思うようなところではない。ピラミッドがそびえ立っているわ けでもなければ、王侯貴族の死後の世界への入り口たる墳墓の地として知られて いるわけでもない。いわばファラオ時代の辺境の地・ピオリアなのだ。そこでは 平凡な人たちが暮らし死んでいキ、 ソシて極めて平凡なものを残した。 | luxor ルクソル(エジプト南部 Nile 川に臨む町, 7.8 万; 古代 Thebes の南部 にあたり, Amenhotep 3 世の建設した神殿がある) mausoleum 広大壮麗な墓(を収めた堂) , みたまや,(the Mausoleum:マ ウソロスの霊廟, マウソレイオン (世界七代不思議の一つ) portal )堂々とした)表玄関, 入口, 正門 backwater 戻り水, [けなして] 辺地, 僻地 pharonic ファラオ(古代エジプト王)の remain 遺跡 遺体,遺骨(dead body,corpseの遠回し語) |
| 2 | だが、時として平凡ということはすばらしいことである。カーガオアシスの中の 今は死滅した村アンラバカ--キリストの時代には500〜1000人が住ん でいたのだが--の墓地からエジプト人が発掘したミイラ化した死体を調査するた めに招聘されたフランスの研究者たちはこのことをまさに目の当たりにした。労 働者階級の墓地は平凡すぎてトレジャーハンターの関心を引くことはないから、 ミイラはあらされることはなかったのだ。だからその時代の庶民の生活について の比類のない知見を科学者たちに与えることが出来た。 | stash 隠し場所 necropolis (特に 古代都市の)共同墓地, 墓場のような無人の町, 死滅都市 unparalleled 並ぶもののない, 無比の, 前代未聞の |
| 3 | 庶民の生活は過酷であり、寿命も短かったことを骨は証拠立てている。およそ 60体の全身のX線写真によって、成人の多くが、関節炎やこつ変形 (過 酷な労働を考えれば驚くにはあたらない)、寄生虫病である住血吸虫症(用水路 の中で働けばもっとも罹患しそうな疾病)、骨の発育不全(栄養失調や幼少期に 病気にかかったことを示す)、結核などにかかっていたことがわかった。平均寿 命は38で、50にたっした者はあまりいなかった。また子供と若い女性の多 いことから、乳幼児死亡率が高く、出産時の死亡も多かったことが伺える。 | brutish 畜生[獣]のような; 野卑な, 残酷な arthritis 関節炎 deformity 変形、奇形 parasitic 寄生虫の schistosomiasis 住血吸虫症。 ヒトに寄生する住血吸虫は主に3種あり,日本住血吸虫,マンソン住血 吸虫およびビルハルツ住血吸虫である.経皮的に感染し,前二者は肝硬変 ,後者は膀胱・直腸,さらに陰嚢・会陰部の障害をきたし,三者とも脳そ の他臓器への栓塞をも惹起する. irrigation ditch 用水路 stunt 成長を阻害する tuberculosis 結核 |
| 4 | このミイラたちはツタンカーメン王や他の注目を集めた王侯のミイラのように人 前に展示されるなどという無礼な目に合うことはないだろう。調査にあたったフ ランスの研究者たちはすでに、このミイラたちをもとあった安らぎの墓へ返した。 その地が人里離れていることを考えれば、このミイラたちは再びあばかれること はないだろう。 | King Tut ツタンカーメン王 古代エジプト第18王朝第12代目の王。在位, 前 1347ころ‐前1338年ころ。その王墓は1922年に発見された。盗掘をまぬがれ 大量の副葬品もほぼ完全なまま残っていた。 high-profile 注目を集める indignity 侮蔑、無礼 given …と仮定すると;…を考慮に入れると |
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