Let's Hear it for the IMF

Let's Hear it for the IMF
(2.2.P19.1998)

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今回は VIEWPOINT から
  アジアの混乱に対する意見も収束の方向に向かっているようですね。アジアの社会体制が 地球規模のシステムに組み込まれていく過程での苦しみ、と捉えられないこともないですね。

IMFの言うことを聞こうじゃない


語彙は主に英辞朗から抜粋

 

大意

語彙

P19 IMFの処方箋は厳しすぎるという意見もあるが、代替案はもっと悪い IMF : =International Monetary Fund,国際通貨基金、 drastic : 激烈な、
1 IMF叩きが流行っている。いずれも、アジア危機の扱いでIMFはもっと穏やかな 方法を取るべきだというもの。「根本的」問題ではなく、金融市場の混乱だと 主張するのである。つまり、IMFは金融と財政で過度な緊縮政策を要求している というのだ。だがそれは間違い。 all the rage : 大流行して、 fall into : 入る,分類される、 consequently : 結果として,必然的に、 impose : 課す,強要する、 excessively : 過度に、 fiscal policies : 財政政策、
2 「根本的」という言葉は使い古されているが、市場ほど根本的なものはない。 それが危機を促進したのも当然であった。アジア企業が利益の薄い事業に 投資をし過ぎていたことに投資家は気づいていた。投資の多くは海外資本 であり、一旦資本の流入が止まるとそこの通貨は下落した。負債は跳ね上がり、 支払うこともできず破産。工場は閉鎖、失業者は増え、財産は無くなった。 これをみて、金持ちは逃げ出すが、これがまた事態を悪化させる。 precipitate : 促進する、 skyscraper : 超高層ビル,摩天楼、 semiconductor : 半導体、 pull the plug : 手を引く、 addiction : 耽溺,熱狂的傾倒、 go bust : 破産する,つぶれる
3 金融危機は信用の欠如によるものであり、信用を回復することが必要。この ためには、「根本的」な危機が存在しない振りをしてもだめだ。これが市場の 混乱でないとしたら、こんなに何ヶ月も続くはずがないし、そもそも起こりも しなかっただろう。というのも、アジアの収益性は投資家を引き付けるに 十分なほど高いのだから。だがアジアで通貨が切り下げられる前から、 タイや韓国やインドネシアの企業は、リスクを勘定にいれた利率では 借金の利息を払うことができなかった。 financial crisis :金融危機、 crises : crisisの複数形,危機、 restore : 回復する、 profitability : 収益性、 service a debt :借金の利息を払う
4 海外および国内の投資家や実業家は今、アジアの通貨を手元に置いておく ように。そうしなければデフレ循環が将来起きるだろう。すると、世界の 金融システムが不安定になり、中国やブラジル、メキシコ、ロシアなどを 巻き込むこととなる。これを疑う人はシンガポールを見てみればよい。 堅実な管理経済にも関わらず、アジアの他の地域と共に危機に陥った。 domestic : 自国の、 adjustment : 調整,適応、 deflationary spiral : デフレ的悪循環、 stability : 安定(性)、 financial system : 金融制度、 suck : 吸収する、 prudently : 手堅く,用心して、 managed economy : 管理経済
5 IMFは危機に陥った国に厳しい政策を押し付けてこの病気が広がるのを食い止め ようとしている。要求するのは、政府支出の削減と税増大、金融は引き締めて 利率を高く保つこと。さらに、援助の条件としては、経済を効率化し、 金融制度を強化するためにミクロ改革を要求。 draconian : 過酷な、 monetary policy : 金融政策,通貨政策、 bailout : (財政的)緊急援助
6 この要求は厳しい。通貨切り下げは輸出を増やし輸入を減らすが、貧しい 人はますます貧しくなる。かつて享受していたものをもう買えないのだから。 高い金利も惨めなもので、借り手は支払いが増え、投資家は資産の価値が 減少する。財政支出は、アジアでは20%も占めているので、それを削減 すると経済は縮小する。 devaluation : 通貨の切下げ、 goodies : うまいもの、 high interest rates : 高金利、 assets : 財産,資産、 government spending : 財政支出、 account for :割合を占める
7 かくして、この処方箋は厳しすぎるという人が多い。「アジアのことはアジア に任せて、低金利、財政支出と赤字予算とで切り抜けさせよ」と繰り返すのだ。 だがそれは無理。低金利の通貨を誰が保持するだろう。マレーシアを見よ。 アジアのどこよりも経済は健全だがそこの通貨は打撃を受けている。IMFの 融資を受けたら要求されるであろう以上にマレーシアは支出を削減しているが、 金利は最近まで低いままであった。その結果は慢性的なリンギット安。それに より資本が逃避し、他の国と同じ負債とデフレを招く危険が生じた。低金利 は通貨の信用が無いときには間違った政策だ、といういい例である。だから こそ、通貨を保護するためには金融緩和政策を止めなければならないのである。 refrain :繰り返し句、 as much : 等しく、 call in : (助けを)求める,迎え入れる、 debt crisis : 累積債務危機、 chronic : 慢性的な、 ringgit :リンギット,マレーシアの通貨単位、 capital flight : 資本逃避、 easy money policy : 金融緩和政策,低金利政策
8 ここで、政府は財政赤字予算を組むべきだという意見がある。米国や日本の ような豊かな国はいつも赤字を出しているからというもの。だが、貧しい国は そのような赤字を出す余裕など無い。貧しい国の人たちは貯蓄をする余裕は ないのである。アジアの高い貯蓄率は収入より少ない財政支出の結果であり、 余った金を電話や上水道などに投資するのである。 run deficits : 赤字を出す、 budget deficit :財政赤字,予算の赤字、 luxury : 贅沢、 savings rate :貯蓄率、 fruits : 成果,結果、 government spending : 財政支出、 surplus : 余り,余剰、 water supply : 上水道
9 税収が減少した途端にアジアの国が赤字予算を組めば、貯蓄率は転落し、 安定化がいっそう困難となるだろう。アジアの国々では国債や証券などの市場 がまだ未発達なのだ。だから政府が赤字を出せば中央銀行がお金を増刷、それが インフレとなる。貧しい人はますます貧しく、金持ちは資本を国外に持ち出す ようになるのである。アジアに穏やかな選択肢はない−輸出を伸ばし輸入を 減少させるために国内消費と投資を抑えるという厳しい選択肢しかない。IMFが やっているのは正しいのだ。 tax revenue :税収、 economic growth : 経済成長率、 tumble : 崩れ落ちる,つまずく、 rudimentary : 未発達の、 fixed-income : 確定収入の,定率利益の、 securities : 証券、 tap : に金・情報・助力などを〉求める、 central bank : 中央銀行、 inspire : を思いつかせる,人をその気にさせる、 domestic consumption : 国内消費,内需


疑問
第5段落
micro-reforms
具体的にはどんな改革でしょう

ミクロ経済学を調べてみると、
《個別的会計、個別的企業の合理的経済活動の分析からスタートし、その相互依 存の視点をふまえながら経済全体の運用法則を明らかにする。。。》(Greenyさんからです)


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