A Family Affair

A Family Affair
(1.12.P14.1998)

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今回は ASIA から
  さて、しばらく読まないうちにインドの状況はだいぶ変わっているようです。でも カリスマ性が必要なんて、やっぱり問題なのではないでしょうか?それだけ危機的状況だからね。 今、日本の首相にはカリスマ性が求められている?

内輪話(家庭問題の方がいいかも)


語彙は主に英辞朗から抜粋

 

大意

語彙

P14 国政選挙前夜、ラジブ・ガンジーの未亡人ソニアが国民会議派救済に立ち上がる national election : 国政選挙、 Rajiv Gandhi :(1944-91) 《Indira の長男; インドの政治家; 首相 (1984-89)》、 Congress Party : 国民会議派
1 国民会議派の救世主は、驚きはしたものの当然の人でもあった。112年の歴史上 最悪の不振にいるその党を救うために立ち上がったのは、ネルー・ガンジー家の 一員である。前首相ラジブ・ガンジーの未亡人ソニアであった。再び党はカリスマ 性をもつ指導者を得たのである。党支持者はソニアが党に新風を吹き込むことを 期待。19ヶ月前の選挙で敗北を喫して以来指導者不在であったから。 「ソニアの決意は議会を揺り動かした」とV.N. Gadgil.は言う。「彼女には カリスマ性があり、大衆を引き付けるものがある」 white knight : 救世主、 mire :ぬかるみにはまる、 slump : 不振、 dynasty : 王朝、 forbearer:我慢する人ではおかしいですね(forbear=forebear:先祖)の方がよさそうですが、 savior : 救済者,救世主、 tap into : を利用する、 Nehru :(1889-1964) 《インドの首相 (1947-64)》、 Indira : 《人名》インディラ、 loyalist : 政府支持者,忠臣、 count on : 期待する、 rudderless : 方向舵がない,指導者のない、 enthuse :熱狂させる、 inspire :気持ちを強く動かす,奮起させる、 gush : (感傷的に)しゃべりたてる
2 彼女の登場はぎりぎり選挙に間に合った。連合政権の崩壊のため、早急に選挙をする 必要があり、それは来月に始まる予定だ。ソニアが登場するまでは、国民会議派は また選挙に敗北する、もしかしたら消滅するかもしれないといううわさが広まって いた。しかし、今や彼女は隠遁生活を止め党のキャンペーンを決意、党員の希望 をかなえたのである。インド全土で党員は通りに出て祝った。ニューデリーに ある彼女の家の外では、2日間ものあいだ人々は歌い踊った。「ソニアが立ち上 がった!」大衆は叫んでいた。 campaign : (政治)運動、 collapse : 崩壊、 coalition government : 連合政権,連立政権、 hurtle : 急速に進行する、 extinction : 消滅、 fulfill : をかなえる、 long-held : 長い間抱かれてきた、 seclusion : 隠退,隠遁、 come forward : 求めに応じて立つ
3 近年影響力が薄れたとはいえ、ネルー・ガンジー家は政治への情熱を掻き立 ててきた。世論調査で裏付けられたように、その名前は有権者、特に地方の 貧民に信頼されている。その調査は、ソニアが政治活動を始めると宣言する 前に行われたのだが、それでも首相になって欲しい人という選択では BJPのAtal Bihari Vajpayeeに次いで第2位につけた。ソニアがイタリア生まれ とか、政治の経験がないとか、役職に就くのを好まないとかは全く問題では ない。大事なのは、ネルー・ガンジーの家系であること。 diminish : 減少する、 voter : 投票者、 bear out : 裏付ける、 opinion poll : 意見調査,世論調査、 survey : 調査、 Bharatiya Janata Party : インド人民党、 hold office : 役職につく,在職する
4 タミルナドでラジブが暗殺されて以降のソニアの行動は、亡き夫の家名を保つ 気品ある未亡人というイメージを作り上げた。暗殺直後に党を率いるよう求め られたが彼女はそれを拒否、福祉事業やラジブの名の冠した信託財団の 活動などを監督していた。公には政治のことは決して話さなかったが、個人的 に党指導者とは会談して党の動向を知っており、また影響も与えていた。 友人によると、彼女は読書家であり記憶力も優れているという。ヒンディー語 を含めて6カ国語が分かるという。支持者の度重なる要請にあっても、彼女は 決して党指導者になろうとはしなかったし、国民会議派が権力に返り咲いても 首相になりたい素振りもみせなかった。 assassination : 暗殺、 Tamil Nadu : 《州名》タミルナド,インド、 dignified : 品位のある,威厳のある、 uphold : 支持する,支える、 legacy : 遺産、 spurn : を拒絶する、 oversee : を監視する,監督する、 welfare : 福祉(事業)、 voracious reader : 熱心な読書家、 blessed : 恵まれた、 make a bid for : を得ようと努める、 party leadership : 党執行部、
5 ソニアが選挙運動をしようとする国民会議派は、義母が率いていた党とは かなり違っている。もはや様々なカーストや団体や階級を統括するものでは ないのである。指導者の争いや、重要な問題の処理のミスから、重要な州での 党の力が地に落ちてしまった。2月の選挙は家名の踏み絵となるだろう: 例えソニアでも国民会議派の勝利を引き出すには遅すぎるかもしれない、 という人もいる。「指導者の家名が国民に訴える時期は過ぎた」と Francine Frankelは言う。「以前は国民会議派の一部であった恵まれない人々 の集団の多くは分かれていき、自分達で党を作った」 mother-in-law : 義母、 preside over : 主宰する,統轄する、 umbrella organization : 包括的組織、 disparate : 異なる,共通点のない、 caste : カースト,階級制、 squabble : 口論、 mishandle : まずく処理する、 place of worship : 教会,礼拝所、 Uttar Pradesh : 《州名》ウッタルプラデシ,インド、 home province : 故郷
6 とはいえ、ソニアの存在は政界を揺さぶるに十分である。1996年の選挙では、 国民会議派はBJPより議席が少なかったが、得票率は高かったのだ。党の戦略家 は、ソニアがもっと支持者を惹きつけるだろうし、彼女を前面に出した選挙運動 では、新しい地方の党が国民会議派に加わるだろうと考えている。BJPはVajpayee という人気のある切り札がある。国民会議派は、ほとんとが汚名に苦しんでいる。 少なくとも、ソニアの出現でインド政界は活気付くだろう。安定した政府を公約 して余裕のある選挙運動を展開していたBJPが、ソニアに対抗するため、ラジブ の絡んだ汚職問題やソニアの出身を取り上げなくてはならなくなった。 ソニアは今まで陰で影響力を行使してきたのだが、今や家名を受け継ぐ者として 前面に立たなくてはならない。「彼女は大変な危険を冒している。もし失敗すれ ば、政治一家の終わりである」とM.N. Srinivasは語る。 shake up : かき乱す,動揺させる、 trump card : 切り札、 sully :傷つける,に泥を塗る、 juice up : 活気づける、 staid : 落ち着いた,威風堂々とした、 rake up : (過去を)思い起こさせる,あばきたてる、 contentious : 論争的な、 exert : (感化を)及ぼす、 behind the scenes : 陰で,舞台裏で、 center stage : 中心的な位置、 inheritor : 後継者,相続人、 sociologist : 社会学者


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